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公開番号2023179041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-19
出願番号2022092081
出願日2022-06-07
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20231212BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】2次転写部材の表面の画像パターンを光学センサによって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合を生じにくくする。
【解決手段】2次転写ユニット69を保持した状態で画像形成装置本体100に対して搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニット60が設けられている。書込みユニット7に対する中間転写ユニット15の幅方向の位置が定められるように構成されている。また、光学センサ85は、2次転写ユニット69(2次転写部材)において幅方向の位置が定められるように設置されている。そして、搬送ユニット60が画像形成装置本体100に装着された状態のとき、搬送ユニット60において2次転写ユニット69の幅方向の位置が定められていない状態で、中間転写ユニット15に対する2次転写ユニット69の幅方向の位置が直接的に定められる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体の表面に画像パターン用の潜像を形成可能な書込みユニットと、
前記像担持体の表面の前記潜像が現像されてなる画像パターンが1次転写される中間転写体を具備した中間転写ユニットと、
前記中間転写体の表面の前記画像パターンが2次転写される2次転写部材と、前記2次転写部材の表面の前記画像パターンを検知する光学センサと、を具備した2次転写ユニットと、
シートを所定の搬送方向に搬送可能に形成されて、前記2次転写ユニットを保持した状態で画像形成装置本体に対して前記搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニットと、
を備え、
前記書込みユニットに対する前記中間転写ユニットの前記幅方向の位置が、直接的に、又は、前記画像形成装置本体を介して間接的に、定められるように構成され、
前記光学センサは、前記2次転写ユニットにおいて前記幅方向の位置が定められるように設置され、
前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のとき、前記搬送ユニットにおいて前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められていない状態で、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が直接的に定められることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のときに、前記搬送ユニットにおいて前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められていない状態で、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記搬送方向の位置を定める位置決め部材が、前記中間転写ユニットに設置されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のときに、前記中間転写ユニットに対して前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められる方向に、前記2次転写ユニットを付勢する付勢部材を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記付勢部材は、前記搬送ユニットと前記2次転写ユニットとに接続された引張スプリングであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記中間転写ユニットに形成された基準面に前記2次転写ユニットの当接面が当接することで、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記画像形成装置本体に対して前記2次転写ユニットとともに引出された状態の前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着されるときに、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの位置が定められた後に、前記画像形成装置本体に対する前記搬送ユニットの位置が定められることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記2次転写ユニットは、
前記2次転写部材としての2次転写ベルトと、前記2次転写ベルトを張架する複数のローラ部材と、を具備するとともに、前記複数のローラ部材のうち1つのローラ部材の回転中心を中心にして回動可能に構成された2次転写サブユニットと、
前記2次転写サブユニットを前記回転中心を中心にして回動させることによって、前記中間転写体に対する前記2次転写ベルトの当接圧を調整可能な加圧機構と、
を備え、
前記光学センサは、前記加圧機構による前記2次転写サブユニットの回動に連動することなく、前記1つのローラ部材に対して前記2次転写ベルトを介して対向するように前記2次転写ユニットに固定して設置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記2次転写ユニットは、前記2次転写部材としての2次転写ベルトと、前記2次転写ベルトを張架する複数のローラ部材と、前記光学センサと、を具備し、
前記中間転写ユニットは、前記中間転写体としての中間転写ベルトと、前記中間転写ベルトと前記2次転写ベルトとを介して前記複数のローラ部材のうちの1つの2次転写ローラに圧接する2次転写対向ローラと、を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、複写機やプリンタ等の画像形成装置において、中間転写ベルトなどのベルト部材の表面に形成されたトナー像を検知する光学センサ(トナー像検知センサ)が設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
詳しくは、特許文献1における画像形成装置は、複数のローラ部材によって中間転写ベルトが張架・支持されていて、1つのテンションローラに対して中間転写ベルトを介して対向するようにトナー像検知センサ(光学センサ)が設置されている。そして、中間転写ベルトの表面に形成されたトナー像(画像パターン)をトナー像検知センサによって検知して、その検知結果に基づいて画像濃度や位置ズレなどの調整をおこなっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像形成装置は、像担持体から中間転写体を介して2次転写部材の表面に形成した画像パターンを、2次転写部材に対向する光学センサによって検知するように構成した場合に、2次転写部材の表面に形成されて光学センサで検知しようとする画像パターンが幅方向(主走査方向)に相対的に位置ズレしてしまって、光学センサで検知することができない不具合が生じてしまうことがあった。そして、そのように画像パターンの位置ズレが生じてしまうと、光学センサの検知結果に基づいた画像濃度や位置ズレなどの制御の精度にも影響してしまっていた。
【0005】
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、2次転写部材の表面の画像パターンを光学センサによって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合が生じにくい、画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明における画像形成装置は、像担持体の表面に画像パターン用の潜像を形成可能な書込みユニットと、前記像担持体の表面の前記潜像が現像されてなる画像パターンが1次転写される中間転写体を具備した中間転写ユニットと、前記中間転写体の表面の前記画像パターンが2次転写される2次転写部材と、前記2次転写部材の表面の前記画像パターンを検知する光学センサと、を具備した2次転写ユニットと、シートを所定の搬送方向に搬送可能に形成されて、前記2次転写ユニットを保持した状態で画像形成装置本体に対して前記搬送方向に直交する幅方向に引出し可能な搬送ユニットと、を備え、前記書込みユニットに対する前記中間転写ユニットの前記幅方向の位置が、直接的に、又は、前記画像形成装置本体を介して間接的に、定められるように構成され、前記光学センサは、前記2次転写ユニットにおいて前記幅方向の位置が定められるように設置され、前記搬送ユニットが前記画像形成装置本体に装着された状態のとき、前記搬送ユニットにおいて前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が定められていない状態で、前記中間転写ユニットに対する前記2次転写ユニットの前記幅方向の位置が直接的に定められるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、2次転写部材の表面の画像パターンを光学センサによって検知するときに、位置ズレによって誤検知してしまう不具合が生じにくい、画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。
作像部の一部を拡大して示す構成図である。
中間転写ベルトと2次転写ユニットとの近傍を示す概略図である。
2次転写ユニットを示す構成図である。
(A)2次転写サブユニットが中間転写ベルトの側に回動した状態を示す図と、(B)2次転写サブユニットが中間転写ベルトから離れる側に回動した状態を示す図と、である。
2次転写ユニットを示す構成図である。
センサ対向ローラと複数の光学センサとを幅方向に示す図である。
書込みユニット、感光体ドラム、中間転写ユニット、2次転写ユニット、搬送ユニットを幅方向に示す図である。
中間転写ユニットの位置決めピンに2次転写ユニットが嵌合した状態を示す、(A)側面図と、(B)上面図と、である。
画像形成装置本体から2次転写ユニットが引き出される動作を示す図である。
比較例としての、書込みユニット、感光体ドラム、中間転写ユニット、2次転写ユニット、搬送ユニットを幅方向に示す図である。
変形例としての、書込みユニット、感光体ドラム、中間転写ユニット、2次転写ユニット、搬送ユニットを幅方向に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
【0010】
まず、図1及び図2にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はその作像部の一部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置100の中央には、中間転写体としての中間転写ベルト8(中間転写体)が設置されている。また、中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
また、画像形成装置100の上部には、印刷動作(画像形成動作)に関わる情報が表示されたり操作をおこなったりするための操作表示パネル(操作表示部)が設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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