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公開番号2023177887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-14
出願番号2022090842
出願日2022-06-03
発明の名称作業車両
出願人井関農機株式会社
代理人個人
主分類B60T 7/04 20060101AFI20231207BHJP(車両一般)
要約【課題】従来、トラクタにおいて、意図せず片ブレーキ状態になり、坂道での停車中など状況によっては不意に動き出してします可能性があった。
【解決手段】左右の後輪5それぞれを制動する左右の制動装置と、左右の制動装置をそれぞれ操作する左右のブレーキペダル12L、12Rと、踏み込み操作により左右のブレーキペダル12L、12Rの連結を解除出来るペダル連結解除操作部30と、ペダル連結解除操作部30の連結解除動作を禁止し、またその禁止を解消できる解除ロックレバー34と、左右のブレーキペダル12L、12Rのうち一方のペダルが踏み込まれた状態で固定維持するパーキングブレーキ装置40と、パーキングブレーキ装置40を作動させる操作と、解除ロックレバー34による、ペダル連結解除操作部30の連結解除動作の禁止を解消させる操作を同時に行えないようにする牽制装置34a、40aとを備える。
【選択図】 図3


特許請求の範囲【請求項1】
左右の後輪それぞれを制動する左右の制動装置と、
前記左右の制動装置をそれぞれ操作する左右のブレーキペダルと、
踏み込み操作により前記左右のブレーキペダルの連結を解除出来るペダル連結解除操作部と、
前記ペダル連結解除操作部の連結解除動作を禁止し、またその禁止を解消できる解除ロックレバーと、
前記左右のブレーキペダルのうち一方のペダルが踏み込まれた状態で固定維持するパーキングブレーキ装置と、
前記パーキングブレーキ装置を作動させる操作と、前記解除ロックレバーによる、前記ペダル連結解除操作部の連結解除動作の禁止を解消させる操作を同時に行えないようにする牽制装置とを備えたことを特徴とする作業車両。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記牽制装置は、
前記解除ロックレバーの操作に連動する第1牽制プレートと、
前記パーキングブレーキ装置の操作に連動する第2牽制プレートとを有し、
前記解除ロックレバーで前記ペダル連結解除操作部の連結解除動作の禁止を解消させる操作をすると前記第1牽制プレートが前記第2牽制プレートに当接して前記パーキングブレーキ装置の操作を規制し、
前記パーキングブレーキ装置を作動させる操作を行うと前記第2牽制プレートが前記第1牽制プレートに当接して前記解除ロックレバーによる前記ペダル連結解除操作部の連結解除動作の禁止を解消させる操作を規制する、請求項1記載の作業車両。
【請求項3】
前記第1牽制プレートは第1凹部と第1凸部を有し、前記解除ロックレバーの操作に連動して回動し、
前記第2牽制プレートは第2凹部と第2凸部を有し、前記パーキングブレーキ装置の操作に連動して回動し、
前記解除ロックレバーによって前記ペダル連結解除操作部の連結解除操作が禁止されており、且つ、前記パーキングブレーキ装置が踏み込まれていない状態の場合は、
前記第1牽制プレートの第1凸部は前記第2牽制プレートの第2凹部に入り込まず、前記第2牽制プレートの第2凸部も前記第1牽制プレートの第1凹部に入り込んでおらず、
前記解除ロックレバーによって前記ペダル連結解除操作部の連結解除操作の禁止が解消された場合は、前記第1牽制プレートの第1凸部は前記第2牽制プレートの第2凹部に入り込み、それによって、前記第2牽制プレートは移動できなくなり、前記パーキングブレーキ装置の操作が規制され、
前記パーキングブレーキ装置の踏み込み操作がなされた場合は、前記第2牽制プレートの第2凸部が前記第1牽制プレートの第1凹部に入り込み、それによって、前記第1牽制プレートは移動できなくなり、前記解除ロックレバーによる前記ペダル連結解除操作部の連結解除操作の禁止の解消は規制される、請求項2記載の作業車両。
【請求項4】
前記解除ロックレバーは、後方へ突き出した上下移動可能な操作部と、前記操作部の先端が折れ曲がり下方に向けて延設された棒部とで構成され、前記操作部の上下移動に応じた前記棒部の下端の上下移動動作によって前記ペダル連結解除操作部の解除動作を禁止し、また禁止を解消でき、
前記第1牽制プレートは車体フレームに回動可能に連結され、その後方端部に形成された孔に前記操作部の先端が嵌挿され、前記解除ロックレバーの操作部の上下移動に応じて前記第1牽制プレートは回動し、
前記パーキングブレーキ装置のパーキングブレーキペダルは、車体フレームに固定されている軸に回動可能に外装された筒部材に固定されており、
前記第2牽制プレートは前記筒部材に取り付けられており、前記パーキングブレーキペダルの踏み込みによって回動し、
前記第1牽制プレートと前記第2牽制プレートは互いに対向して配置されている、請求項3記載の作業車両。
【請求項5】
前記ペダル連結解除操作部はペダル部と、前記ぺダル部に連結された基端部と、前記基端部の中央位置にあって、前記ペダル連結解除操作部の回動の中心である回動中心とを有し、
前記基端部には前記回動中心を中心とする円弧状の孔が穿設され、
前記棒部の前記下端が前記孔に係止され、
前記孔が前記ペダル連結解除操作部の回動範囲を規制し、
前記下端の上下位置に応じて、前記孔の存在し得る位置が変化し、その変化に応じて、前記ペダル連結解除操作部の回動範囲が変化する、請求項4記載の作業車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、トラクタ等の作業車両に関し、特に左右の車輪を制動する左右のブレーキの連結解除と、駐車ブレーキの入り切りに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
左右の後輪をそれぞれ制動する左右の制動装置を備え、左右の制動装置をそれぞれ操作する左右のブレーキペダルを有し、左右のブレーキペダルを連結する連結片を操作して連結および連結解除を切り替える連結解除ペダルを備えた作業車両が公知である(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-24293号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の構成によると、車両を停止させ、パーキングブレーキをかけた状態で連結および連結解除を切り替える連結解除ペダルを踏むと連結が解除され、片方のブレーキだけ解放させることが可能であった。
【0005】
このため、意図せず片ブレーキ状態になり、坂道での停車中など状況によっては不意に動き出してします可能性があった。
【0006】
本発明ではパーキングブレーキ操作と片ブレーキ操作を安全に行える作業車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
【0008】
第1の本発明は、
左右の後輪それぞれを制動する左右の制動装置と、
前記左右の制動装置をそれぞれ操作する左右のブレーキペダルと、
踏み込み操作により前記左右のブレーキペダルの連結を解除出来るペダル連結解除操作部と、
前記ペダル連結解除操作部の連結解除動作を禁止し、またその禁止を解消できる解除ロックレバーと、
前記左右のブレーキペダルのうち一方のペダルが踏み込まれた状態で固定維持するパーキングブレーキ装置と、
前記パーキングブレーキ装置を作動させる操作と、前記解除ロックレバーによる、前記ペダル連結解除操作部の連結解除動作の禁止を解消させる操作を同時に行えないようにする牽制装置とを備えたことを特徴とする作業車両である。
【0009】
第2の本発明は、
前記牽制装置は、
前記解除ロックレバーの操作に連動する第1牽制プレートと、
前記パーキングブレーキ装置の操作に連動する第2牽制プレートとを有し、
前記解除ロックレバーで前記ペダル連結解除操作部の連結解除動作の禁止を解消させる操作をすると前記第1牽制プレートが前記第2牽制プレートに当接して前記パーキングブレーキ装置の操作を規制し、
前記パーキングブレーキ装置を作動させる操作を行うと前記第2牽制プレートが前記第1牽制プレートに当接して前記解除ロックレバーによる前記ペダル連結解除操作部の連結解除動作の禁止を解消させる操作を規制する、第1の本発明の作業車両である。
【0010】
第3の本発明は、
前記第1牽制プレートは第1凹部と第1凸部を有し、前記解除ロックレバーの操作に連動して回動し、
前記第2牽制プレートは第2凹部と第2凸部を有し、前記パーキングブレーキ装置の操作に連動して回動し、
前記解除ロックレバーによって前記ペダル連結解除操作部の連結解除操作が禁止されており、且つ、前記パーキングブレーキ装置が踏み込まれていない状態の場合は、
前記第1牽制プレートの第1凸部は前記第2牽制プレートの第2凹部に入り込まず、前記第2牽制プレートの第2凸部も前記第1牽制プレートの第1凹部に入り込んでおらず、
前記解除ロックレバーによって前記ペダル連結解除操作部の連結解除操作の禁止が解消された場合は、前記第1牽制プレートの第1凸部は前記第2牽制プレートの第2凹部に入り込み、それによって、前記第2牽制プレートは移動できなくなり、前記パーキングブレーキ装置の操作が規制され、
前記パーキングブレーキ装置の踏み込み操作がなされた場合は、前記第2牽制プレートの第2凸部が前記第1牽制プレートの第1凹部に入り込み、それによって、前記第1牽制プレートは移動できなくなり、前記解除ロックレバーによる前記ペダル連結解除操作部の連結解除操作の禁止の解消は規制される、第2の本発明の作業車両である。
(【0011】以降は省略されています)

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