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公開番号
2023171580
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-12-01
出願番号
2023176200,2022069507
出願日
2023-10-11,2017-10-13
発明の名称
アンテナ装置
出願人
株式会社ヨコオ
代理人
個人
主分類
H01Q
1/22 20060101AFI20231124BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】小型低背であっても、浮遊容量を低減させるとともに他のメディア用のアンテナを支障なく混載できるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】AM・FMアンテナ13は、一対の容量装荷エレメント131,132をホルダ133に固定孔1321を通じて固定するとともに、このホルダ134の下部にヘリカルアンテナ134を固定して構成される。容量装荷エレメント131,132は、車両ルーフと直交する面を中心として所定間隔及び所定角度で対向する。また、それぞれ上縁よりも低い部位に連結部が設けられ、各連結部を介して互いに導通する。容量装荷エレメント131,132の縁は、例えばSDARSアンテナ14やGNSSアンテナ19と干渉しないサイズとされる。AM/FMアンテナ13の給電をなすM字状接続片とAM/FM増幅器の間に電話用アンテナ17の周波数を高インピーダンスとするフィルタを直列に接続する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に取り付けられるアンテナ装置であって、
ベース部と、
前記ベース部とともに収納空間を形成するケース部と、
前記収納空間に収納されるアンテナと、を備え、
前記ベース部は、導電ベースを有するとともに、グランドプレートが配置されており、
前記導電ベースと前記グランドプレートとは分離している、アンテナ装置。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記導電ベースと、前記グランドプレートと、は、互いに異なる部材で形成されている、
請求項1に記載のアンテナ装置。
【請求項3】
前記導電ベースは、前記車両と電気的に接続される、
請求項1又は2に記載のアンテナ装置。
【請求項4】
前記車両と前記グランドプレートとの距離は、10mm以下である、
請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
【請求項5】
前記車両と前記グランドプレートとの距離は、2mm以上10mm以下である、
請求項1から3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
【請求項6】
前記ベース部は、絶縁ベースを有し、
前記グランドプレートは、前記絶縁ベースのリブよりも内側に位置する、
請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
【請求項7】
前記絶縁ベースは、前記リブよりも内側に凹部を有し、
前記凹部の少なくとも一部は、前記グランドプレートの形状に沿った形状である、
請求項6に記載のアンテナ装置。
【請求項8】
前記グランドプレートには、孔が形成されている、
請求項1から7のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
【請求項9】
前記孔に固定されるシールドカバーをさらに備える、
請求項8に記載のアンテナ装置。
【請求項10】
前記アンテナは、前記導電ベースの上方に位置する第1アンテナと、前記グランドプレートの上方に位置する第2アンテナと、を有する、
請求項1から9のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両ルーフに取り付けられ、複数のメディア用の電波を受信可能な低背型のアンテナ装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
車両ルーフなどに取り付けられる従来のアンテナ装置として、特許文献1~3に開示されたものが知られている。これらのアンテナ装置は、車両ルーフから70mm以下で突出するアンテナケースにアンテナ部を収納している。アンテナ部は、FM波帯の電波を受信するアンテナ素子と、AM波帯の利得を高めるためにアンテナ素子の頂上付近に傘状に設けられた金属板が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-21856号公報
特開2015-84575号公報
特開2016-174368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、AM放送及びFM放送のほかにも電話用アンテナやGPSアンテナなど、多数のメディア用のアンテナをアンテナケース内に混載する傾向がある。このため、特許文献1~3に開示されたアンテナ装置のように、小型低背化のためにアンテナ素子を1つの大きな金属板として設けた場合、他のメディア用アンテナが近接して配置されることとなり、近接するアンテナによって浮遊容量が大きくなる。浮遊容量は、設計者が意図しない無効容量成分であり、物理的な構造に起因する。この浮遊容量が大きくなるほど利得が低下する。また、近接しないアンテナにおいてもアンテナ相互の影響も受けやすくなっている。
【0005】
本発明の課題は、小型低背であっても浮遊容量を低減させることができ、他のメディア用のアンテナをも支障なく混載することができるアンテナ装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明が提供するアンテナ装置は、車両ルーフに取り付けられるアンテナ装置であって、その内部に収納空間が形成されている電波透過性のケース部と、前記収納空間に収納されるアンテナ部とを備えており、前記アンテナ部は、前記車両ルーフと直交する面を中心として所定間隔及び所定角度で対向する一対の容量装荷エレメントと、各容量装荷エレメントの上縁よりも低い部位に設けられ、前記各容量装荷エレメントを互いに導通させる連結部と、前記連結部に電気的に接続されるヘリカルエレメントと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
容量装荷エレメントの縁(上縁、側縁、下縁)同士が離れているため、車両ルーフに対して平行となる面が開口する。そのため、容量装荷エレメントによりヘリカルエレメントに対地静電容量は付加されるが、浮遊容量は低減する。そのため、AM放送及びFM放送の利得が向上する。また、対向する容量装荷エレメントの縁同士が不連続となるので、他のメディア用のアンテナが受信する電波との干渉を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
(a)~(c)は第1実施形態に係るアンテナ装置の外観図。
第1実施形態に係るアンテナ装置を構成する部品の配置説明図。
(a)~(c)はホルダの構造説明図。
(a)~(d)は容量装荷エレメントの構造説明図。
(a)~(c)はヘリカルエレメントの構造説明図。
(a)~(d)はAM・FMアンテナの構造説明図。
収納空間に収納されるアンテナ部の状態を示す外観斜視図。
収納空間のアンテナ部を含むアンテナ装置の構造例を示す透視図。
(a)~(e)はSDARSアンテナの電気的特性の変化例を示した図。
(a)~(c)は容量装荷エレメント同士の連結部の例示図。
(a)~(c)は第2実施形態に係るアンテナ装置の構造説明図。
(a),(b)は第3実施形態に係るアンテナ装置の構造説明図。
第4実施形態に係るアンテナ装置のアンテナ部の配置説明図。
(a)~(c)は第4実施形態におけるAM/FMアンテナの構造説明図。
(a)は第5実施形態に係るアンテナ装置の外観斜視図、(b)は(a)における部分切り欠き図。
第5実施形態に係るアンテナ装置を構成する部品の配置説明図。
第5実施形態による容量装荷エレメントの外観斜視図。
(a)~(e)は容量装荷エレメントの形状説明図。
第1及び第5実施形態による電話用アンテナの平均利得-周波数特性図。
キーレスエントリー用アンテナの平均利得-周波数特性図。
第5実施形態によるSDARSアンテナの外観斜視図。
図21のSDARSアンテナを構成する部品の配置説明図。
図21のA-A´断面図。
SDARS用の無給電素子とアンテナ本体との位置関係を示す図。
SDARSアンテナの方向による利得変化を示すシミュレーション図。
SDARSアンテナの利得-周波数特性図。
第6実施形態に係るアンテナ装置のアンテナ部の外観斜視図。
(a),(b)は容量装荷エレメントの構造説明図。
エレメントホルダへのヘリカルコイルの組立手順の説明図であり、(a)は組立前、(b)は組立後の状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を、車両ルーフに取り付けられる低背のアンテナ装置に適用した場合の実施の形態例を説明する。このアンテナ装置は、複数メディア用の電波を受信又は送受信するために、複数種類のアンテナを備えるものである。
なお、以下において、便宜上、車両ルーフ側を下方向、車両ルーフから鉛直上向きを上方向、本発明の長手方向を前後方向(正面を前方、背面を後方)、長手方向に対して垂直方向を左右方向という。また、上下方向をそれぞれ表裏と表現したり、それらに類似する表現を用いることもある。
【0010】
[第1実施形態]
図1(a)は、第1実施形態に係るアンテナ装置の平面図、同(b)は側面図、同(c)は背面図である。本実施形態にかかるアンテナ装置1は、その内部に収納空間が形成されている電波透過性を有する合成樹脂製のケース部と、収納空間に収納されるアンテナ部とを有する。ケース部は、下面側が開口面部を有するアンテナケース10と図示しないインナーケースとで構成される。アンテナ装置1は、また、アンテナケース10の開口面部を閉塞するベース部20と、アンテナ装置1を車両ルーフへ取り付けるとともに、グランドを取るためのキャプチャ部30とを備える。
アンテナケース10は前方へ向かう(先端に行く)ほど細くかつ低くなると共に、側面も内側に(長手方向の中心軸線に向かって)湾曲した曲面とされた流線型に成形されている。アンテナケース10の下面部は、図示しない車両ルーフの取付面(アンテナ装置1を取り付ける車両ルーフ側の部位の底面、以下同じ)の形状に合わせた形状に成形されている。アンテナケース10の長手方向の長さは約230mm、横幅は約75mm、高さは約70mmである。
(【0011】以降は省略されています)
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