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公開番号2023171275
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2023072954
出願日2023-04-27
発明の名称ポリエステル樹脂組成物及びポリエステルフィルム
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08L 67/00 20060101AFI20231124BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】異物が少なく、色調が良好で、透明性に優れ、耐熱性と耐加水分解性に優れ、フィルム成形時の良好な静電印加性を有するポリエステル樹脂組成物を提供する。
【解決手段】固有粘度が0.55dL/g以上のポリエステル樹脂組成物であって、ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、p-トルエンスルホン酸成分の含有量が0.07~0.65mol/t、4級ホスホニウム成分の含有量が0.07~0.65mol/tであり、円相当径0.2μm以上の異物数が450個/0.1mm2以下、溶融比抵抗が4.0×106Ω・cm以下、色差計における色調b値が10.0以下であることを特徴とするポリエステル樹脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
固有粘度が0.55dL/g以上のポリエステル樹脂組成物であって、ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、p-トルエンスルホン酸成分の含有量が0.07~0.65mol/t、4級ホスホニウム成分の含有量が0.07~0.65mol/tであり、円相当径0.2μm以上の異物数が450個/0.1mm

以下、溶融比抵抗が4.0×10

Ω・cm以下、色差計における色調b値が10.0以下であるポリエステル樹脂組成物。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アルカリ金属元素の含有量が3重量ppm以下である、請求項1に記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項3】
ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アンチモン元素の含有量が15重量ppm以下であり、かつ、チタン元素の含有量が0.1重量ppm~20重量ppmである、請求項2に記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項4】
ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アンチモン元素の含有量が15重量ppm以下であり、かつ、ゲルマニウム元素の含有量が5重量ppm~150重量ppmである、請求項2に記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項5】
ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アンチモン元素の含有量が15重量ppm以下であり、かつ、アルミニウム元素の含有量が0.1重量ppm~100重量ppmである、請求項2に記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項6】
ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アンチモン元素の含有量が50重量ppm~150重量ppmである、請求項2に記載のポリエステル樹脂組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれかに記載のポリエステル樹脂組成物を用いてなるポリエステルフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル樹脂組成物に関するものである。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエステルは機械特性、熱特性、耐薬品性、電気特性、成形性に優れ、様々な用途に用いられている。ポリエステルの中でも、特にポリエチレンテレフタレート(以降PETと記す)は、透明性や加工性に優れていることから、各種光学用フィルム、例えば液晶ディスプレイの部材のプリズムシート、光拡散シート、反射板、タッチパネル等のベースフィルム、反射防止用ベースフィルムやディスプレイの防爆用ベースフィルム、PDPフィルター用フィルム等の各種用途に用いられている。しかしながら、用途が幅広くなるにつれて、求められる品位も向上し、金属異物などフィルム欠点の原因を抑制する樹脂組成物が望まれている。
【0003】
また、PET樹脂をフィルム化する際には、未固化のシート状物の上面に高電圧を印加し、シート状物を回転冷却ドラムに密着させる静電印加キャスト法が多く採用されている。静電印加キャスト法において製膜速度を高めるために回転冷却ドラムの速度を速くしていくと、シート状物と回転冷却ドラムとの密着力が低下しフィルムの厚み均一性や透明性の低下、印加ムラによるフィルム表面の欠点を生じさせる。
【0004】
これらの課題に対して、以下の文献に示されるような検討がなされている。
【0005】
例えば、特許文献1には、静電印加性を向上させる方法として、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物、リン化合物をポリエステルに多量に添加する方法が提案されている。しかし、この方法は静電印加性をある程度改良できるものの、酢酸マグネシウムに代表される金属化合物を多量に用いるため、金属異物が発生し、ポリエステルフィルムの要求品位に満たない問題があった。
【0006】
特許文献2には、静電印加性を向上させる方法として、スルホン酸4級ホスホニウム塩を添加する方法が提案されているが、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属を多量に含有させるため、金属異物抑制には不十分であった。
【0007】
特許文献3には、スルホン酸化合物を添加し、かつ、重合触媒以外の金属元素を添加しないポリエステル樹脂組成物の製造方法が提案されているが、リン酸の添加量が多く、フィルム成形のための静電印加性を得るには不十分であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2006-249213号公報
国際公開第1990/8171号
特開平10-36495号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかし、ポリエステル樹脂組成物に単にスルホン酸化合物またはスルホン酸ホスホニウム化合物を添加するだけでは、フィルム成形のための静電印加性を得るには不十分であった。また、スルホン酸化合物およびアルカリ金属の添加により異物が発生したり、ポリエステル樹脂組成物の耐熱性が不良となり、ゲル化を引き起こすという課題があった。つまり、前述した従来の技術では、フィルム成形時の静電印加性向上と、金属化合物に由来する異物低減、および耐熱性の改善によるゲル化物発生の抑制を両立するには不十分であった。本発明の目的は、異物が少なく、色調が良好で、透明性に優れ、耐熱性と耐加水分解性に優れ、フィルム成形時の良好な静電印加性を有するポリエステル樹脂組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明は、以下の構成を有する。
(1)固有粘度が0.55dL/g以上のポリエステル樹脂組成物であって、ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、p-トルエンスルホン酸成分の含有量が0.07~0.65mol/t、4級ホスホニウム成分の含有量が0.07~0.65mol/tであり、円相当径0.2μm以上の異物数が450個/0.1mm

以下、溶融比抵抗が4.0×10

Ω・cm以下、色差計における色調b値が10.0以下であるポリエステル樹脂組成物。
(2)ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アルカリ金属元素の含有量が3重量ppm以下である、(1)に記載のポリエステル樹脂組成物。
(3)ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アンチモン元素の含有量が15重量ppm以下であり、かつ、チタン元素の含有量が0.1重量ppm~20重量ppmである、(2)に記載のポリエステル樹脂組成物。
(4)ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アンチモン元素の含有量が15重量ppm以下であり、かつ、ゲルマニウム元素の含有量が5重量ppm~150重量ppmである、(2)に記載のポリエステル樹脂組成物。
(5)ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アンチモン元素の含有量が15重量ppm以下であり、かつ、アルミニウム元素の含有量が0.1重量ppm~100重量ppmである、(2)に記載のポリエステル樹脂組成物。
(6)ポリエステル樹脂組成物の全重量に対して、アンチモン元素の含有量が50重量ppm~150重量ppmである、(2)に記載のポリエステル樹脂組成物。
(7)(1)~(6)のいずれかに記載のポリエステル樹脂組成物を用いてなるフィルム。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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