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公開番号2023171256
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2023056558
出願日2023-03-30
発明の名称印刷物
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B41M 3/00 20060101AFI20231124BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 十分な光沢と良好な滑り性を有する印刷物を提供すること。
【解決手段】 印刷が施される表面1aを有する被印刷物1と、上記表面1a上に設けられたインキ層3と、インキ層3を覆うように設けられたニス層5と、を備え、ニス層5が、水性ニスの乾燥物を含み、ニス層5の表面5aの算術平均高さ(Sa)及び最大高さ(Sz)がそれぞれ以下を満たす、印刷物10。
0.35μm≦Sa≦0.52μm
0.4μm≦Sz≦11.0μm
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
印刷が施される表面を有する被印刷物と、
前記表面上に設けられたインキ層と、
前記インキ層を覆うように設けられたニス層と、を備え、
前記ニス層が、水性ニスの乾燥物を含み、
前記ニス層の表面の算術平均高さ(Sa)及び最大高さ(Sz)がそれぞれ以下を満たす、印刷物。
0.35μm≦Sa≦0.52μm
0.4μm≦Sz≦11.0μm
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記水性ニスが、異なる樹脂を組み合わせたエマルジョン型水性ニスである、請求項1に記載の印刷物。
【請求項3】
前記水性ニスが、シリコーン系樹脂とアクリル系樹脂とを含む、請求項2に記載の印刷物。
【請求項4】
前記ニス層の表面のクルトシス(Sku)が4.0以下である、請求項1~3のいずれか一項に記載の印刷物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷物に関する。
続きを表示(約 980 文字)【背景技術】
【0002】
印刷物の表面には、表面の艶感を高めるために、表面保護層が設けられることが多い。表面保護層は、従来、UV硬化性樹脂組成物からなる塗膜をUV照射によって硬化させることで形成されていたが、近年の環境意識への高まりから、水性ニスを用いて表面保護層を形成する技術の開発が進められている(例えば特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-340357号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、水性ニスにより形成される層の表面は、必ずしも表面の光沢が十分ではなく、艶感に欠けることがある。また、印刷物の製造工程においては、印刷物同士が適度に滑りやすいことが求められるが、表面保護層を水性ニスにより形成した場合、印刷物の滑り性が悪くなる傾向にある。
【0005】
そこで、本開示の一側面は、十分な光沢と良好な滑り性を有する印刷物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、少なくとも下記[1]~[4]を提供する。
【0007】
[1]
印刷が施される表面を有する被印刷物と、
前記表面上に設けられたインキ層と、
前記インキ層を覆うように設けられたニス層と、を備え、
前記ニス層が、水性ニスの乾燥物を含み、
前記ニス層の表面の算術平均高さ(Sa)及び最大高さ(Sz)がそれぞれ以下を満たす、印刷物。
0.35μm≦Sa≦0.52μm
0.4μm≦Sz≦11.0μm
【0008】
[2]
前記水性ニスが、異なる樹脂を組み合わせたエマルジョン型水性ニスである、[1]に記載の印刷物。
【0009】
[3]
前記水性ニスが、シリコーン系樹脂とアクリル系樹脂とを含む、[2]に記載の印刷物。
【0010】
[4]
前記ニス層の表面のクルトシス(Sku)が4.0以下である、[1]~[3]のいずれかに記載の印刷物。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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