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公開番号2023171253
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2023049999
出願日2023-03-27
発明の名称画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G03G 15/16 20060101AFI20231124BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】高品質な画像を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】プリンタなどの画像形成装置は、中間転写ベルトなどの像担持体と、像担持体との間に二次転写ニップなどの転写ニップを形成する二次転写ローラ56などのニップ形成部材と、直流成分に交流成分を重畳させた転写バイアスを転写ニップに印加する転写バイアス印加手段とを有している。そして、直流成分および交流成分を変化させながら、直流成分と交流成分の組み合わせが互いに異なる転写条件で記録シートPなどの被転写部材に転写された複数のテストトナー像に基づいて、プリントジョブ時に採用する直流成分と交流成分を決定するための処理モードを実施する制御手段を備える。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
像担持体と、
前記像担持体との間に転写ニップを形成するニップ形成部材と、
直流成分に交流成分を重畳させた転写バイアスを前記転写ニップに印加する転写バイアス印加手段とを有し、
前記転写ニップで被転写部材にトナー像を転写する画像形成装置であって、
前記直流成分および前記交流成分を変化させながら、前記直流成分と前記交流成分の組み合わせが互いに異なる転写条件で前記被転写部材に転写された複数のテストトナー像に基づいて、プリントジョブ時に採用する前記直流成分と前記交流成分を決定するための処理モードを実施する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記被転写部材に前記トナー像を転写しているときに、前記転写ニップに流れる直流電流が一定となるように前記直流成分を定電流制御する定電流制御手段と、
前記被転写部材に前記トナー像を転写しているときに、前記転写ニップに印加するピークツウピーク電圧が一定となるように前記交流成分を定電圧制御する定電圧制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記処理モードにおいて、前記直流電流および前記ピークツウピーク電圧を変化させながら、直流電流値とピークツウピーク電圧値の組み合わせが互いに異なる転写条件で複数のテストトナー像を前記被転写部材に転写するように制御し、プリントジョブ時に採用する直流電流値とピークツウピーク電圧値とを決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像形成装置において、
前記転写ニップに流れる電流を検知する電流検知部を備え、
前記定電流制御手段および前記定電圧制御手段は、前記電流検知部の検知結果に基づいて制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記被転写部材は、記録シートであり、
前記記録シートの搬送方向沿って前記転写条件が互いに異なるテストトナー像を形成することを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1に記載の画像形成装置において、
ユーザーに情報を入力してもらうための情報入力手段を備え、
前記被転写部材は、記録シートであり、
前記制御手段は、前記処理モードにおいて、前記記録シートに転写された複数のテストトナー像の画質を評価したユーザーによって前記情報入力手段に入力されたテストトナー像の評価情報に基づいて、プリントジョブ時に採用する前記直流成分と前記交流成分とを決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記像担持体は、潜像担持体からトナー像が一次転写される中間転写体であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記被転写部材は、記録シートであり、
前記記録シートの種類に応じて、プリントジョブ時に採用する転写バイアスを、直流成分に交流成分を重畳させた転写バイアスにするか、直流成分のみの転写バイアスにするかを決定しており、
前記制御手段は、前記処理モードにおいて用いられる記録シートが、プリントジョブ時に直流成分のみの転写バイアスが採用される記録シートの場合は、前記処理モードにおいて、交流成分をOFFとし、直流成分のみ互いに異なる転写条件で複数のテストトナー像を前記記録シートに転写するように制御し、プリントジョブ時に採用する前記直流成分のみ決定することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、前記処理モードにおいて、前記直流成分と前記交流成分の組み合わせが互いに異なる転写条件で複数のフルカラーテストトナー像と、複数のモノクロテストトナー像とを前記被転写部材に転写するように制御し、
前記処理モードでは、複数のフルカラーテストトナー像に基づいて、フルカラープリントジョブ時に採用する前記直流成分と前記交流成分の決定を行うとともに、複数のモノクロテストトナー像に基づいて、モノクロプリントジョブ時に採用する前記直流成分と前記交流成分の決定を行うことを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項8に記載の画像形成装置において、
前記制御手段は、前記処理モードにおいて、前記被転写部材のおもて面と裏面に前記フルカラーテストトナー像を形成し、前記被転写部材のおもて面のフルカラーテストトナー像に基づいて、前記被転写部材のおもて面にフルカラートナー像を転写するときに採用する前記直流成分と前記交流成分の決定と、前記被転写部材の裏面のフルカラーテストトナー像に基づいて、前記被転写部材の裏面にフルカラートナー像を転写するときに採用する前記直流成分と前記交流成分の決定とを行うとともに、
前記被転写部材のおもて面と裏面に前記モノクロテストトナー像を形成し、前記被転写部材のおもて面のモノクロテストトナー像に基づいて、前記被転写部材のおもて面にモノクロトナー像を転写するときに採用する前記直流成分と前記交流成分の決定と、前記被転写部材の裏面のモノクロテストトナー像に基づいて、前記被転写部材の裏面にモノクロトナー像を転写するときに採用する前記直流成分と前記交流成分の決定とを行うことを特徴とする画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、像担持体と、像担持体との間に転写ニップを形成するニップ形成部材と、直流成分に交流成分を重畳させた転写バイアスを転写ニップに印加する転写バイアス印加手段とを有し、転写ニップで被転写部材にトナー像を転写する画像形成装置が知られている。
【0003】
特許文献1には、上記画像形成装置として、次のようにして、プリントジョブ時に採用する転写バイアスの直流成分と交流成分とを決定するものが記載されている。すなわち、まず、転写バイアスの直流成分を決定するモードを実行する。転写バイアスの直流成分を決定するモードが実行されると、交流成分は変化させず、直流成分のみを変化させ、直流成分が互いに異なる転写条件で記録シートに複数の第一テストトナー像が転写される。次に、操作パネルに、複数の第一テストトナー像の中から、最も良好な画質の第一テストトナー像をユーザーに選択させる画面を表示する。ユーザーは、表示画面の指示に基づいて最も良好な画質の第一テストトナー像を選んで、選んだ第一テストトナー像を操作パネル入力する。入力された第一テストトナー像を転写したときの直流成分の値を、プリントジョブ時に採用する直流成分の値として決定し、転写バイアスの直流成分を決定するモードを終了する。転写バイアスの直流成分を決定するモード終了後、交流成分を決定するモードが実行される。交流成分を決定するモードが実行されると、直流成分を上記決定した直流成分とし、交流成分を変化させ、交流成分が互いに異なる転写条件で記録シートに複数の第二テストトナー像が転写される。次に、操作パネルに、複数の第二テストトナー像の中から、最も良好な画質の第二テストトナー像をユーザーに選択させる画面を表示する。そして、ユーザーが操作パネルに入力した第二テストトナー像を転写したときの交流成分の値を、プリントジョブ時に採用する交流成分の値として決定し、交流成分を決定するモードを終了する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、画質に改善の余地が残っていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために、本発明は、像担持体と、前記像担持体との間に転写ニップを形成するニップ形成部材と、直流成分に交流成分を重畳させた転写バイアスを前記転写ニップに印加する転写バイアス印加手段とを有し、前記転写ニップで被転写部材にトナー像を転写する画像形成装置であって、前記直流成分および前記交流成分を変化させながら、前記直流成分と前記交流成分の組み合わせが互いに異なる転写条件で前記被転写部材に転写された複数のテストトナー像に基づいて、プリントジョブ時に採用する前記直流成分と前記交流成分を決定するための処理モードを実施する制御手段を備えることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
これによれば、高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態に係る画像形成装置であるプリンタの概略構成図。
画像形成ユニットの概略構成図。
直流電源と交流電源とからなる二次転写バイアス電源の電源構成を示す図。
メモリに記憶される二次転写バイアスのデータテーブルの一例を示す図。
処理モードである二次転写バイアス調整モードの実行フロー図。
各テストトナー像を凹凸紙に二次転写する際の二次転写条件の一例を示す表。
凹凸紙に対応する二次転写バイアスを設定する場合の二次転写バイアス調整モードにおける交流電圧と直流電流の変化を示すタイミングチャート。
凹凸紙に形成されるテスト画像の一例を示す図。
操作パネルに表示する入力画面の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置であるプリンタの概略構成図である。
【0009】
このプリンタは、像担持体であり中間転写体である無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト51を有している。また、中間転写ベルト51の上部走行辺に沿って、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナー画像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kが並設され、タンデム作像部を構成している。
【0010】
各画像形成ユニット1Y,1M,1C,1Kは、扱うトナーの色が異なるのみで構成は同一であるため、図2を参照して一つの画像形成ユニット1についてのみ説明する。なお、この際、各色を示す添え字(Y,M,C,K)は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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