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公開番号2023171232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2023027545
出願日2023-02-24
発明の名称保育器、保育システム、除去方法
出願人新コスモス電機株式会社,国立大学法人 筑波大学
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類A61G 11/00 20060101AFI20231124BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】保育器内の患児が、意図せず揮発性物質に暴露されてしまうことを回避する。
【解決手段】保育器(1)は、患児(X)を収容可能な収容室(101)と、収容室(101)を載置する載置台(102)と、患児(X)が載置される表面(11a)を有するベッド(11)と、を備える。収容室(101)には、収容室(10)内で空気が表面(11a)に沿って一方向に流れるように送風可能な送風部(520)と、収容室(101)に対して一方向での空気の流れの下流側に設置されるとともに、収容室(101)内の空気から揮発性物質を除去する除去部(110K)と、が設けられている。
【選択図】図20
特許請求の範囲【請求項1】
患児を収容可能な収容室と、
収容室を載置する載置台と、
患児が載置される載置面を有するベッドと、を備え、
前記収容室には、
前記収容室内で空気が前記載置面に沿って一方向に流れるように送風可能な送風部と、
前記収容室に対して前記一方向での空気の流れの下流側に設置されるとともに、前記収容室内の空気から揮発性物質を除去する除去部と、が設けられている、保育器。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記収容室には、前記一方向で患児を間に配置するように、前記一方向での空気の流れの上流側に第1衝立部および前記空気の流れの下流側に第2衝立部が設けられ、
前記第2衝立部は、前記除去部の吸気口が設けられており、前記第1衝立部から前記第2衝立部に向かって流れる空気を吸気するものである、請求項1に記載の保育器。
【請求項3】
前記除去部は、前記収容室内の空気から揮発性物質を除去する除去部材を有し、
前記除去部材は、前記収容室において、前記一方向での空気の流れの下流側に設置された衝立に設けられている、請求項1に記載の保育器。
【請求項4】
前記収容室には、温度および湿度が調節された空気を前記一方向に沿って流すように当該空気を前記収容室に循環させる循環部が設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の保育器。
【請求項5】
患児を収容可能な収容室と、前記収容室を載置する載置台と、患児が載置される載置面を有するベッドと、を備える保育器と、
前記収容室内で空気が前記載置面に沿って一方向に流れるように送風可能な送風機構と、
前記収容室に対して前記一方向での空気の流れの下流側に設置されるとともに、前記収容室内の空気から揮発性物質を除去する除去機構と、を備える保育システム。
【請求項6】
患児を収容可能な収容室と、前記収容室を載置する載置台と、患児が載置される載置面を有するベッドと、を備える保育器の、前記収容室内の揮発性物質を除去する除去方法であって、
前記収容室内で空気が前記載置面に沿って一方向に流れるように送風する送風ステップと、
前記収容室に対して前記一方向での空気の流れの下流側において、前記収容室内の空気から前記揮発性物質を除去する除去ステップと、を含む、除去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保育器、保育システム、保育器内の揮発性物質を除去する除去方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
保育器は、未熟児および新生児等の患児を保護し、診療するための医療機器である。患児は保育器内において様々な医学的介入を受ける。患児が受ける医学的介入には、採血、人工呼吸器の装着、点滴、などが挙げられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
医学的介入の一例として、保育器内の患児から採血を行ったり、患児に点滴を行ったりする場合がある。これらの医学的介入では、針を刺す部位の消毒等のためにエタノールなどのアルコールが使用され得る。エタノールなどのアルコールは揮発性を有しているため、医学的介入の度に保育器内の空気に含まれるアルコール濃度が上昇する。その結果、保育器内の患児は、意図せず揮発性物質に暴露されている可能性がある。
【0004】
揮発性物質の中には、患児の健康状態に影響を及ぼすものもある。例えば、妊娠中の飲酒によって胎児へ悪影響をもたらす(胎児エタノール症候群)ことは広く知られており、保育器内で患児が揮発性物質に暴露される状況は改善することが望ましい。
【0005】
本開示は、保育器内の患児が、意図せず揮発性物質に暴露されてしまうことを回避することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
また、本開示の一側面に係る保育器は、患児を収容可能な収容室と、収容室を載置する載置台と、患児が載置される載置面を有するベッドと、を備え、前記収容室には、前記収容室内で空気が前記載置面に沿って一方向に流れるように送風可能な送風部と、前記収容室に対して前記一方向での空気の流れの下流側に設置されるとともに、前記収容室内の空気から揮発性物質を除去する除去部と、が設けられている。
【0007】
上記構成によれば、送風部が収容室内で空気が載置面に沿って一方向に流れるように送風する。除去部は、収容室に対して一方向での空気の流れの下流側に設置されるとともに、収容室内の空気から揮発性物質を除去する。これにより、保育器内の患児が、意図せず揮発性物質に暴露されてしまうことを回避することができる。
【0008】
前記収容室には、前記一方向で患児を間に配置するように、前記一方向での空気の流れの上流側に第1衝立部および前記空気の流れの下流側に第2衝立部が設けられ、前記第2衝立部は、前記除去部の吸気口が設けられており、前記第1衝立部から前記第2衝立部に向かって流れる空気を吸気するものであってもよい。この場合、除去部の吸気口が収容室内で空気が流れる一方向の下流側の第2衝立部に設けられているので、意図せず揮発性物質に暴露されてしまうことを回避可能な保育器のコンパクト化を容易に図ることができる。
【0009】
前記除去部は、前記収容室内の空気から揮発性物質を除去する除去部材を有し、前記除去部材は、前記収容室において、前記一方向での空気の流れの下流側に設置された衝立に設けられていてもよい。この場合、除去部の除去部材が収容室内の一方向での空気の流れの下流側に設置された衝立に設けられているので、意図せず揮発性物質に暴露されてしまうことを回避可能な保育器のコンパクト化をより容易に図ることができる。
【0010】
前記収容室には、温度および湿度が調節された空気を前記一方向に沿って流すように当該空気を前記収容室に循環させる循環部が設けられていてもよい。この場合、収容室内の空気の適切な温湿度管理を容易に行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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