TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023171078
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2022083304
出願日2022-05-20
発明の名称端子台
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 9/00 20060101AFI20231124BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】パッキンの位置ズレ等を抑制可能な端子台を提供すること。
【解決手段】端子台11は、隔壁Pが有する壁孔2に挿通されることになる本体部17と、壁孔2の周縁部を覆うように本体部17から延出するフランジ部25と、を有するハウジング13と、本体部17に挿通されるバスバ15と、フランジ部25に保持されてフランジ部25と周縁部との間に挟まれることになる環状のパッキン14と、を備える。パッキン14は、パッキン14の環外側に向けてパッキン14から延出する片持ち梁状の形状を有するとともに、フランジ部25に向けて凸となる形状の屈曲部29aを有する、延出片29を有する。フランジ部25は、延出片29が嵌め込まれる溝部91と、溝部91の溝壁間を繋ぐブリッジ状の形状を有して延出片29の屈曲部29aを係止可能なブリッジ部92と、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
隔壁の内外を電気的に中継する端子台であって、
前記隔壁が有する壁孔に挿通されることになる本体部と、前記壁孔の周縁部を覆うように前記本体部から延出するフランジ部と、を有するハウジングと、
前記本体部に挿通されるバスバと、
前記フランジ部に保持されて前記フランジ部と前記周縁部との間に挟まれることになる環状のパッキンと、を備え、
前記パッキンは、
当該パッキンの環外側に向けて当該パッキンから延出する片持ち梁状の形状を有するとともに、前記フランジ部に向けて凸となる形状の屈曲部を有する、延出片を有し、
前記フランジ部は、
前記延出片が嵌め込まれる溝部と、前記溝部の溝壁間を繋ぐブリッジ状の形状を有して前記延出片の前記屈曲部を係止可能なブリッジ部と、を有する、
端子台。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
請求項1に記載の端子台において、
前記フランジ部の前記ブリッジ部は、
当該ブリッジ部から溝内に向けて延びる柱状のピン部を有し、
前記延出片の前記屈曲部は、
前記ピン部が挿し込まれる保持孔を有する、
端子台。
【請求項3】
請求項1に記載の端子台において、
前記フランジ部の前記溝部は、
前記ブリッジ部との間に前記屈曲部を挟むように配置され、前記延出片が前記溝部から抜け出す向きに移動したときに前記屈曲部に当接して前記延出片の移動を規制する、規制壁部を有する、
端子台。
【請求項4】
請求項3に記載の端子台において、
前記屈曲部は、
前記延出片の先端側の角部が面取りされ、
前記規制壁部は、
前記ブリッジ部に向かい合う当該規制壁部の角部が面取りされている、
端子台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、隔壁の内外を電気的に中継する端子台に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、車両に搭載される機器類のケース等に装着される端子台が提案されている。例えば、従来の端子台の一つは、モータ等を内蔵する機器の外壁(即ち、隔壁)に組み付けられるハウジングと、ハウジング内を挿通するバスバと、ハウジングと外壁との間の隙間を封止するパッキンと、を備えており、機器の内部に封入されている油液等の漏出を防ぎながら、機器の外壁の内外を電気的に中継するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-071271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した種類の端子台では、一般に、パッキンをハウジングの圧入箇所(例えば、突起や窪み等)に圧入することで、ハウジングにパッキンを固定するようになっている。ところが、機器への取り付け前の端子台を搬送している際や、機器への取り付け作業を行っている際に、パッキンに意図しない外力が及ぶと、圧入による摩擦力のみではパッキンを保持できずにパッキンの位置ズレや脱落(以下「位置ズレ等」という。)が生じる可能性がある。パッキンの位置ズレ等が生じると、作業者がその都度パッキンを適正位置に戻す処理を行うこととなり、端子台を機器に取り付ける作業の作業性が損なわれる。端子台の取り付け作業の作業性を高める観点から、パッキンの位置ズレ等を出来る限り抑制することが望ましい。
【0005】
本発明の目的の一つは、パッキンの位置ズレ等を抑制可能な端子台の提供である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するために、本発明に係る端子台は、下記を特徴としている。
【0007】
隔壁の内外を電気的に中継する端子台であって、
前記隔壁が有する壁孔に挿通されることになる本体部と、前記壁孔の周縁部を覆うように前記本体部から延出するフランジ部と、を有するハウジングと、
前記本体部に挿通されるバスバと、
前記フランジ部に保持されて前記フランジ部と前記周縁部との間に挟まれることになる環状のパッキンと、を備え、
前記パッキンは、
当該パッキンの環外側に向けて当該パッキンから延出する片持ち梁状の形状を有するとともに、前記フランジ部に向けて凸となる形状の屈曲部を有する、延出片を有し、
前記フランジ部は、
前記延出片が嵌め込まれる溝部と、前記溝部の溝壁間を繋ぐブリッジ状の形状を有して前記延出片の前記屈曲部を係止可能なブリッジ部と、を有する、
端子台であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明の端子台によれば、端子台のハウジングにパッキンを取り付けるにあたり、パッキンが有する延出片が、ハウジングが有する溝部に嵌め込まれる。更に、延出片が有する屈曲部が、溝部に設けられたブリッジ部に係止可能になっている。そのため、パッキンに外力が及んで延出片が溝部から抜け出す向きに移動しようとしても、延出片の屈曲部が溝部のブリッジ部に係止される(即ち、引っ掛かる)ことで、延出片の移動が規制される。よって、圧入による摩擦力でパッキンを保持する場合に比べ、パッキンに外力が及んだときにパッキンの位置が保たれやすい。したがって、本構成の端子台は、従来の端子台に比べ、パッキンの位置ズレ等を抑制することができる。
【0009】
更に、他の効果として、延出片を溝部にはめ込んで屈曲部をブリッジ部に係止する位置に配置する作業は、通常、圧入作業のように弾性力に反しながらパッキンを押し込まなくてよいため、圧入作業よりも小さな力で行うことができる。よって、ハウジングにパッキンを取り付ける作業の作業性を向上できる。
【0010】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

矢崎総業株式会社
端子台
6日前
矢崎総業株式会社
雌端子
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
扁平電線
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
18日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
19日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
23日前
矢崎総業株式会社
接続構造
23日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
接続構造
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
26日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
26日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
26日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
電源装置
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
絶縁電線
1か月前
矢崎総業株式会社
中継装置
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
5日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
13日前
矢崎総業株式会社
表示装置
9日前
矢崎総業株式会社
無線装置
13日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
矢崎総業株式会社
コネクタ
1か月前
続きを見る