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公開番号2023170175
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-12-01
出願番号2022081723
出願日2022-05-18
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G03G 15/00 20060101AFI20231124BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】初期設置時におけるキャリブレーションの時間を短くできる技術を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、キャリブレーションとして第1キャリブレーション及び第2キャリブレーションのどちらを実行するかのユーザ入力を受け付ける受付手段と、第1キャリブレーションを実行する場合、第1画像形成モードで記録材に第1テストパターンを形成し、第1画像形成モードに関連付けられた第1補正情報を生成し、第1補正情報に基づき第2画像形成モードに関連付けられた第2補正情報を生成し、第2キャリブレーションを実行する場合、ユーザにより指定された画像形成モードで記録材に第1テストパターンを形成し、指定された画像形成モードに関連付けられた補正情報を生成する制御手段と、を備え、制御手段は、第1キャリブレーションを未実施の場合には、第1キャリブレーションを実行するユーザ入力のみを受け付ける様に受付手段を構成する。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
画像データに基づき画像形成モードに関連付けられた補正情報を使用して記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段が前記記録材に形成した画像の濃度を検出する第1検出手段と、
キャリブレーションとして第1キャリブレーション及び第2キャリブレーションのどちらを実行するかのユーザ入力を受け付ける受付手段と、
前記第1キャリブレーションを実行する場合、前記画像形成手段を制御して、第1画像形成モードで前記記録材に第1テストパターンを形成し、前記第1テストパターンの前記第1検出手段による検出結果に基づき前記第1画像形成モードに関連付けられた第1補正情報を生成し、前記第1補正情報に基づき第2画像形成モードに関連付けられた第2補正情報を生成し、前記第2キャリブレーションを実行する場合、前記画像形成手段を制御して、ユーザにより指定された前記画像形成モードで前記記録材に前記第1テストパターンを形成し、前記第1テストパターンの前記第1検出手段による検出結果に基づき前記指定された前記画像形成モードに関連付けられた前記補正情報を生成する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第1キャリブレーションを未実施の場合には、前記第1キャリブレーションを実行する前記ユーザ入力のみを受け付ける様に前記受付手段を構成する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
画像データに基づき画像形成モードに関連付けられた補正情報を使用して記録材に画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段が前記記録材に形成した画像の濃度を検出する第1検出手段と、
キャリブレーションとして第1キャリブレーション及び第2キャリブレーションのどちらを実行するかのユーザ入力を受け付ける受付手段と、
前記第1キャリブレーションを実行する場合、前記画像形成手段を制御して、第1画像形成モードで前記記録材に第1テストパターンを形成し、前記第1テストパターンの前記第1検出手段による検出結果に基づき前記第1画像形成モードに関連付けられた第1補正情報を生成し、前記第1補正情報に基づき第2画像形成モードに関連付けられた第2補正情報を生成し、前記第2キャリブレーションを実行する場合、前記画像形成手段を制御して、ユーザにより指定された前記画像形成モードで前記記録材に前記第1テストパターンを形成し、前記第1テストパターンの前記第1検出手段による検出結果に基づき前記指定された前記画像形成モードに関連付けられた前記補正情報を生成する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記第1キャリブレーションで生成した前記第1補正情報及び前記第2補正情報を保存し、前記第1補正情報及び前記第2補正情報を保存していない場合、前記第1キャリブレーションを実行する前記ユーザ入力のみを受け付ける様に前記受付手段を構成する、画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成モードは、前記画像を形成する前記記録材の種別、前記画像の解像度、前記画像を形成する際のプロセス速度、及び、前記画像を形成する際に実行するハーフトーン処理の種別の内の少なくとも1つに基づき区別される、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記補正情報は、前記画像データが示す階調値を補正する階調補正テーブルである、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成手段は、像担持体に形成したトナー像を前記記録材に転写し、前記記録材に転写された前記トナー像を前記記録材に定着させることで前記記録材に前記画像を形成し、
前記画像形成装置は、前記像担持体に形成された前記トナー像の濃度を検出する第2検出手段をさらに備え、
前記第1キャリブレーションにおいて、前記制御手段は、前記画像形成手段を制御して、前記第1補正情報を使用して前記第1画像形成モードで前記像担持体に第2テストパターンを形成し、前記第1画像形成モードで形成した前記第2テストパターンの前記第2検出手段による検出結果に基づき前記第2画像形成モードでの前記第2テストパターンの検出濃度のターゲット値を判定し、前記画像形成手段を制御して、前記第2画像形成モードで前記像担持体に前記第2テストパターンを形成し、前記第2画像形成モードで形成した前記第2テストパターンの前記第2検出手段による検出結果と、前記第2画像形成モードでの前記第2テストパターンの検出濃度の前記ターゲット値と、に基づき前記第2補正情報を生成する、請求項1又は2に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第1画像形成モードで形成した前記第2テストパターンの前記第2検出手段による検出濃度を、前記第2画像形成モードでの前記第2テストパターンの検出濃度の前記ターゲット値と判定する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第1画像形成モードで形成した前記第2テストパターンの前記第2検出手段による検出濃度を係数に基づき調整することで、前記第2画像形成モードでの前記第2テストパターンの検出濃度の前記ターゲット値を判定する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記係数は、前記画像形成装置が測定する温度及び湿度の内の少なくとも1つに基づき決定される、請求項7に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、画像形成装置におけるキャリブレーション技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置が形成する画像の濃度(階調)は、環境変化や、経時変化等に起因して変化し得る。形成する画像の濃度をターゲット濃度に近づけるため、画像形成装置は、濃度のキャリブレーション(以下、単に、キャリブレーションと表記する。)を実行する。特許文献1は、記録材に形成した階調パターンを読み取ることで、濃度に関する画像形成条件を補正するための補正情報を生成する構成を開示している。特許文献2は、ジョブに基づく画像形成を行っている間に規則的な間隔でカラーパッチを形成し、カラーパッチの検出結果に基づき補正情報を決定する構成を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-238341号公報
特開平10-224653号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
キャリブレーションは、画像形成の種別毎に行う必要がある。具体的には、画像形成装置は、記録材の種別に応じたプロセス速度で画像形成を行う。ここで、第1プロセス速度で行ったキャリブレーションで求めた補正情報は、第1プロセス速度での画像形成に使用できるが、第1プロセス速度とは異なる第2プロセス速度での画像形成に使用できない場合がある。同様に、第1種別のハーフトーン処理を使用してのキャリブレーションで求めた補正情報は、第1種別のハーフトーン処理を使用する画像形成に使用できるが、第1種別とは異なる第2種別のハーフトーン処理を使用する画像形成に使用できない場合がある。さらに、第1の解像度で行ったキャリブレーションで求めた補正情報は、第1の解像度での画像形成に使用できるが、第1の解像度とは異なる第2の解像度での画像形成に使用できない場合がある。
【0005】
この様に、画像形成種別は、例えば、画像形成のプロセス速度、解像度、ハーフトーン処理等により区別され、以下では、"画像形成モード"としても参照される。画像形成装置が、複数の画像形成モードを有する場合、画像形成装置は、画像形成モード毎の補正情報を必要とする。例えば、画像形成装置の初期設置時等においては、複数の画像形成モードそれぞれの補正情報を生成することが一般的である。このために、複数の画像形成モードそれぞれでのキャリブレーションを行うと、キャリブレーションに要する時間が長くなる。
【0006】
本開示は、初期設置時におけるキャリブレーションの時間を短くできる技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によると、画像形成装置は、画像データに基づき画像形成モードに関連付けられた補正情報を使用して記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段が前記記録材に形成した画像の濃度を検出する第1検出手段と、キャリブレーションとして第1キャリブレーション及び第2キャリブレーションのどちらを実行するかのユーザ入力を受け付ける受付手段と、前記第1キャリブレーションを実行する場合、前記画像形成手段を制御して、第1画像形成モードで前記記録材に第1テストパターンを形成し、前記第1テストパターンの前記第1検出手段による検出結果に基づき前記第1画像形成モードに関連付けられた第1補正情報を生成し、前記第1補正情報に基づき第2画像形成モードに関連付けられた第2補正情報を生成し、前記第2キャリブレーションを実行する場合、前記画像形成手段を制御して、ユーザにより指定された前記画像形成モードで前記記録材に前記第1テストパターンを形成し、前記第1テストパターンの前記第1検出手段による検出結果に基づき前記指定された前記画像形成モードに関連付けられた前記補正情報を生成する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1キャリブレーションを未実施の場合には、前記第1キャリブレーションを実行する前記ユーザ入力のみを受け付ける様に前記受付手段を構成する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によると、初期設置時におけるキャリブレーションの時間を短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態による、画像形成装置の概略的な断面図。
濃度センサ出力と濃度との関係例を示す図。
一実施形態による、第1タイプのキャリブレーションのフローチャート。
検出濃度と、第1ターゲット濃度と、階調補正テーブルと、の関係例を示す図。
一実施形態による、第2ターゲット濃度の判定方法の説明図。
第2キャリブレーションを実行する際に表示される画面例を示す図。
第2キャリブレーションを実行する際に表示される画面例を示す図。
第1キャリブレーションを実行する際に表示される画面例を示す図。
一実施形態による、第1キャリブレーションのフローチャート。
一実施形態による、第1キャリブレーションのフローチャート。
一実施形態による、第2ターゲット濃度の判定に使用する係数情報を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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