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公開番号2023168896
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-29
出願番号2022080275
出願日2022-05-16
発明の名称表示端末、通信システム、表示方法、通信方法、及びプログラム
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人
主分類H04N 21/431 20110101AFI20231121BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本開示は、広視野動画における所定領域である所定領域動画の表示中に、所定領域動画内で複数の対象物が移動してもユーザーに手間を掛けることなく、所定領域画像内に当該複数の対象物を映し出すことを目的とする。
【解決手段】表示端末30は、表示部に表示されている第1の表示領域内の所定領域動画であって広視野動画における第1の所定領域である第1の所定領域動画で映し出されている第1の対象物の指定を受け付け、表示部に表示されている第2の表示領域内の所定領域動画であって広視野動画における第2の所定領域である第2の所定領域動画で映し出されている第2の対象物の指定を受け付け、第1の対象物の移動に追従することで、第1の表示領域内で継続して第1の対象物が映し出された第1の所定領域動画を表示させ、第2の対象物の移動に追従することで、第2の表示領域内で継続して第2の対象物が映し出された第2の所定領域動画を表示させる。
【選択図】図38
特許請求の範囲【請求項1】
広範囲の視野角を有する広視野動画における所定領域である所定領域動画を表示部に表示する表示端末であって、
前記表示部に表示されている第1の表示領域内の所定領域動画であって前記広視野動画における第1の所定領域である第1の所定領域動画で映し出されている第1の対象物の指定を受け付け、前記表示部に表示されている第2の表示領域内の所定領域動画であって前記広視野動画における第2の所定領域である第2の所定領域動画で映し出されている第2の対象物の指定を受け付ける受付部と、
前記指定を受け付けられた前記第1の対象物の移動に追従することで、前記第1の表示領域内で継続して前記第1の対象物が映し出された前記第1の所定領域動画を表示させ、前記指定を受け付けられた前記第2の対象物の移動に追従することで、前記第2の表示領域内で継続して前記第2の対象物が映し出された前記第2の所定領域動画を表示させる表示制御部と、
を有することを特徴とする表示端末。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記受付部は、前記表示部で表示される前記第1の表示領域に対する追加表示を受け付け、
前記表示制御部は、前記表示部に前記第2の所定領域動画を表示するための前記第2の表示領域を追加表示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示端末。
【請求項3】
前記第2の表示領域を追加表示する場合には、前記第1の所定領域動画と同じ前記第2の所定領域動画を表示することを特徴とする請求項2に記載の表示端末。
【請求項4】
請求項3に記載の表示端末であって、
前記表示制御部が、前記第1の対象物の移動に追従することで、前記第1の表示領域内で継続して前記第1の対象物が映し出された前記第1の所定領域動画を表示させる際に、前記広視野動画における前記第1の対象物の位置を示す位置情報又は前記第1の所定領域を示す視点情報を、前記広視野動画を配信する情報処理システムに送信する送信部と、
前記表示制御部が、前記第2の表示領域を追加表示する際に、前記情報処理システムから前記位置情報又は前記視点情報を受信する受信部と、
を有し、
前記表示制御部は、前記第2の表示領域に対し、前記受信部によって受信された前記位置情報又は前記視点情報に基づいて、前記第1の所定領域動画と同じ前記第2の所定領域動画を表示することを特徴とする表示端末。
【請求項5】
前記受付部は、前記第1の表示領域又は前記第2の表示領域の削除を受け付け、
前記表示制御部は、前記表示部から前記削除を受け付けられた前記第1の表示領域又は前記第2の表示領域を削除する、
ことを特徴とする請求項1に記載の表示端末。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記指定を受け付けられた前記第1の対象物を前記第1の所定領域動画の中央部に映し出されるように前記第1の所定領域動画を表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示端末。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記指定を受け付けられた前記第2の対象物を前記第2の所定領域動画の中央部に映し出されるように前記第2の所定領域動画を表示させることを特徴とする請求項1に記載の表示端末。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記第1の所定領域動画及び前記第2の所定領域動画と同時に、同じ仮想ルームに参加しているユーザーの拠点の映像を表示することを特徴とする請求項1に記載の表示端末。
【請求項9】
前記広視野動画は、前記表示部に一度に表示できる表示範囲より広範囲の視野角を有する動画であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の表示端末。
【請求項10】
前記広視野動画は、エクイレクタングラー形式の全天球画像、全方位画像、半球画像、3Dパノラマ画像、2Dパノラマ画像、又はVR画像であることを特徴とする請求項9に記載の表示端末。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、表示端末、通信システム、表示方法、通信方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
通常の画角では確認しきれないような箇所も含む撮像範囲として例えば360度の全周囲が撮像された360度画像(全天球画像、全方位画像、全周囲画像ともいう)を含む広い撮像範囲で撮像された広い視野角を有する広視野の画像(以下、「広視野画像」と示す。)が知られている。この広視野画像は、全天球撮影用カメラが被写体や風景などを撮影することにより生成される。
【0003】
また、ユーザーが広視野画像を閲覧する場合、画像全体が湾曲して見えるため、広視野画像の一部である所定領域をディスプレイ等の表示部に表示して閲覧することができる(特許文献1参照)。
【0004】
ところが、広視野画像が動画である場合(以降、「広視野動画」という)、ディスプレイ等の表示部に表示されるのは、広視野動画における所定領域の動画(以降、「所定領域動画」という)である。そのため、ユーザーが注目した特定の対象物が移動すると、所定領域動画内で映し出されている特定の対象物が移動することになり、特定の対象物の一部又は全部が表示部内に表示されなくなるという事態が生じてしまう。この場合、ユーザーは、表示部に対する画面操作により、広視野動画における仮想的な視点を移動させることで、手動的に特定の対象物が表示部に再表示されるように所定領域動画を変更表示させる必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、手動的に特定の対象物を表示部に表示させることは、ユーザーにとって面倒である。また、ユーザーが表示部から目を離している隙に特定の対象物が移動すると、広視野動画のうちで表示部に表示されていない領域のどこに特定の対象物が映っているのか分からなくなり、広視野動画内で特定の対象物を探し出す手間が掛かってしまう。特に、ユーザーが注目する対象物が複数存在する場合、それぞれ対象物が別の方向に移動することもあるため、広視野動画内で複数の対象物を探し出すことが困難になってしまう。
【0006】
本発明は上述の課題に鑑みてなされたもので、広視野動画における所定領域である所定領域動画の表示中に、所定領域動画内で複数の対象物が移動してもユーザーに手間を掛けることなく、所定領域画像内に当該複数の対象物を映し出すことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明は、広範囲の視野角を有する広視野動画における所定領域である所定領域動画を表示部に表示する表示端末であって、前記表示部に表示されている第1の表示領域内の所定領域動画であって前記広視野動画における第1の所定領域である第1の所定領域動画で映し出されている第1の対象物の指定を受け付け、前記表示部に表示されている第2の表示領域内の所定領域動画であって前記広視野動画における第2の所定領域である第2の所定領域動画で映し出されている第2の対象物の指定を受け付ける受付部と、
前記指定を受け付けられた前記第1の対象物の移動に追従することで、前記第1の表示領域内で継続して前記第1の対象物が映し出された前記第1の所定領域動画を表示させ、前記指定を受け付けられた前記第2の対象物の移動に追従することで、前記第2の表示領域内で継続して前記第2の対象物が映し出された前記第2の所定領域動画を表示させる表示制御部と、を有することを特徴とする表示端末である。
【発明の効果】
【0008】
以上説明したように本発明によれば、広視野動画における所定領域である所定領域動画の表示中に、所定領域動画内で複数の対象物が移動してもユーザーに手間を掛けることなく、所定領域画像内に当該複数の対象物を映し出すことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
広視野画像を用いた遠隔コミュニケーションの一例を説明する図である。
通信システムの構成概略図の一例である。
撮像装置のハードウエア構成図の一例である。
通信端末、情報処理システムのハードウエア構成図の一例である。
(a)は撮像装置の左側面図であり、(b)は撮像装置の正面図であり、(c)は撮像装置の平面図である。
撮像装置の使用イメージ図である。
(a)は撮像装置で撮像された半球画像(前)、(b)は撮像装置で撮像された半球画像(後)、(c)は正距円筒図法により表された画像を示した図である。
(a)正距円筒射影画像で球を被う状態を示した概念図、(b)全天球画像を示した図である。
全天球画像を三次元の立体球とした場合の仮想カメラ及び所定領域の位置を示した図である。
(a)は図5の立体斜視図、(b)は(a)の状態の所定領域画像がディスプレイに表示されている図、(c)は(a)における仮想カメラICの視点を変更後の所定領域を示した図、(d)は(c)の状態の所定領域画像がディスプレイに表示されている図である。
所定領域情報と所定領域Tの画像との関係を示した図である。
球座標による三次元ユークリッド空間内の点を示した図である。
通信システムの機能構成図の一例である。
(a)、(b)は、画像管理情報記憶部に記憶される画像管理情報を示す概念図である。
仮想ルーム情報記憶部に記憶される仮想ルーム情報を示す概念図である。
テナント情報記憶部に記憶されているテナント情報を示す概念図である。
表示領域情報記憶部に記憶される表示領域情報を示す概念図に係り、(a)は表示領域を追加する前の状態を示す図であり、(b)は表示領域を追加した後の状態を示す図である。
(a)は入室画面の一例を示す図である。(b)はユーザーが仮想ルームに入室したことで、通信端末が表示する画像閲覧画面の一例を示す図である。
ユーザー(又は通信端末)が仮想ルームに入室する処理を説明するシーケンス図の一例である。
通信端末が表示するデバイス登録画面の一例を示す図である。
(a)は、撮像装置登録ダイアログを示す図の一例である。(b)は、二次元コード画面の一例を示す図である。
VRゴーグル登録ボタンが押下された場合に表示されるVRゴーグル登録画面の一例を示す図である。
仮想ルームに撮像装置を対応付けるための仮想ルーム対応付け画面(その1)の一例を示す図である。
仮想ルーム対応付け画面(その2)の一例を示す図である。
仮想ルーム対応付け画面(その3)の一例を示す図である。
通信端末が表示する広視野画像送信開始停止ダイアログの一例を示す図である。
ユーザーが仮想ルームに撮像装置を登録する手順を示すシーケンス図の一例である。
広視野画像が共有される流れを説明するシーケンス図の一例である。
仮想ルームへの参加から退出までの処理の概略を示したフローチャートである。
仮想ルームへの参加処理を示すシーケンス図である。
所定領域動画内で映し出されている特定の対象物の追従を行う処理を示すフローチャートである。
表示領域を追加表示する処理を示すシーケンス図である。
表示領域の削除処理を示すシーケンス図である。
仮想ルームの退出処理を示すシーケンス図である。
工事現場が映し出された所定領域動画を表示している遠隔コミュニケーションの画面を示す図である。
工事現場が映し出された所定領域動画を表示している遠隔コミュニケーションの画面を示す図である。
工事現場が映し出された所定領域動画を表示している遠隔コミュニケーションの画面を示す図である。
表示領域412が追加表示された状態を示す図である。
図38に対して、表示領域412上で追従対象物の指定を受け付けた状態を示す図である。
図39に対して、選択された対象物b1が表示領域412の中央部に表示された画面を示す図である。
図40に対して、所定時間経過後の画面を示す図である。
コンサート会場が映し出された所定領域動画を表示している遠隔コミュニケーションの画面を示す図である。
コンサート会場が映し出された所定領域動画を表示している遠隔コミュニケーションの画面を示す図である。
コンサート会場が映し出された所定領域動画を表示している遠隔コミュニケーションの画面を示す図である。
図44に対して表示領域が増えた状態を示す図である。
通信システムが遠隔医療に適用された遠隔コミュニケーションの一例を説明する図である。
遠隔医療の場合において仮想ルームに撮像装置を対応付けるための仮想ルーム対応付け画面の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための形態の一例として、情報処理システムと情報処理システムが行う画像送信方法について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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