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公開番号2023168706
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-29
出願番号2022079971
出願日2022-05-16
発明の名称スクリュープレスおよびスクリュープレスの運転状態を判断する方法
出願人水ing株式会社
代理人個人,個人
主分類B30B 9/16 20060101AFI20231121BHJP(プレス)
要約【課題】スクリュープレスの運転状態を精度よく判断することができるスクリュープレスが提供される。
【解決手段】スクリュープレスSPは、液体含有物の、ろ過筒1に対する圧力を検出する複数の圧力センサ40を備えている。複数の圧力センサ40は、第1スクリューエリアPt、第2スクリューエリアPp、および切り替わりエリアPyのうちの少なくとも2つのエリアに配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体含有物が投入されるろ過筒と、
前記ろ過筒内に配置された、互いに独立して回転する第1スクリューおよび第2スクリューと、
前記液体含有物の、前記ろ過筒に対する圧力を検出する複数の圧力センサと、を備え、
前記ろ過筒のエリアを、前記第1スクリューが配置された第1スクリューエリアと、前記第2スクリューが配置された第2スクリューエリアと、前記第1スクリューエリアと前記第2スクリューエリアとの間の切り替わりエリアと、に区画した場合、前記複数の圧力センサは、前記第1スクリューエリア、前記第2スクリューエリア、および前記切り替わりエリアのうちの少なくとも2つのエリアに配置されている、スクリュープレス。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記複数の圧力センサのそれぞれは、前記第1スクリューエリア、前記第2スクリューエリア、および前記切り替わりエリアのそれぞれに配置されている、請求項1に記載のスクリュープレス。
【請求項3】
前記第1スクリューは、第1スクリュー羽根を有しており、
前記複数の圧力センサのいずれかは、前記切り替わりエリアに隣接する前記第1スクリュー羽根のピッチ以内の前記第1スクリューエリアに配置されている、請求項1または請求項2に記載のスクリュープレス。
【請求項4】
前記第2スクリューは、第2スクリュー羽根を有しており、
前記複数の圧力センサのいずれかは、前記切り替わりエリアに隣接する前記第2スクリュー羽根のピッチ以内の前記第2スクリューエリアに配置されている、請求項1または請求項2に記載のスクリュープレス。
【請求項5】
前記複数の圧力センサのいずれかは、前記ろ過筒の上流側端部に形成された、前記液体含有物の投入口に隣接する前記第1スクリューエリアに配置されている、請求項1または請求項2に記載のスクリュープレス。
【請求項6】
前記スクリュープレスは、前記複数の圧力センサの少なくとも1つを前記ろ過筒に取り付けるセンサ台座を備えており、
前記センサ台座は、前記ろ過筒の外面に固定されている、請求項1または請求項2に記載のスクリュープレス。
【請求項7】
前記センサ台座は、前記センサ台座に取り付けられる圧力センサのセンサ測定部が前記ろ過筒の内面から突出しない厚さを有している、請求項6に記載のスクリュープレス。
【請求項8】
液体含有物が投入されるろ過筒内に配置された、互いに独立して回転する第1スクリューおよび第2スクリューを備えるスクリュープレスの運転状態を判断する方法であって、
前記ろ過筒のエリアを、前記第1スクリューが配置された第1スクリューエリアと、前記第2スクリューが配置された第2スクリューエリアと、前記第1スクリューエリアと前記第2スクリューエリアとの間の切り替わりエリアと、に区画した場合、前記第1スクリューエリア、前記第2スクリューエリア、および前記切り替わりエリアのうちの少なくとも2つのエリアに配置された複数の圧力センサによって検出された信号に基づいて、前記液体含有物の、前記ろ過筒に対する圧力を測定し、
前記測定された圧力に基づいて、前記スクリュープレスの運転状態を判断する、方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリュープレスおよびスクリュープレスの運転状態を判断する方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、上下水処理場、し尿処理場などの液体処理施設から排出される汚泥(液体含有物)を圧搾して、該汚泥から水を分離する(すなわち、脱水する)装置として、スクリュープレスが知られている。
【0003】
このスクリュープレスは、スクリーン(多孔板)から形成されたろ過筒と、ろ過筒の内部に配置されたスクリューと、を備える。スクリューは、ろ過筒に投入された汚泥を圧搾し、脱水する。脱水された汚泥(ケーキ)は、ろ過筒の排出側端部から排出される。ケーキは、その含水率ができる限り低下した状態で、ろ過筒の排出側端部から排出されることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-51582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ろ過筒に投入された汚泥の状態を判断する方法として、スクリューのトルクおよび電流値を測定することにより、汚泥の状態を判断する方法が考えられる。しかしながら、このような方法では、投入された汚泥の処理量により、スクリューの回転速度が変化し、これに伴い、スクリューのトルクおよび電流値も変化する。したがって、このような物理量(すなわち、トルクおよび電流値)のみに基づいてスクリュープレスの運転状態を判断することは困難である。さらにスクリューのトルクおよび電流値の変化量は小さいため、スクリュープレスの運転状態を精度よく判断することは困難である。
【0006】
そこで、本発明は、スクリュープレスの運転状態を精度よく判断することができるスクリュープレスと、スクリュープレスの運転状態を判断する方法と、を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、液体含有物が投入されるろ過筒と、前記ろ過筒内に配置された、互いに独立して回転する第1スクリューおよび第2スクリューと、前記液体含有物の、前記ろ過筒に対する圧力を検出する複数の圧力センサと、を備えるスクリュープレスが提供される。前記ろ過筒のエリアを、前記第1スクリューが配置された第1スクリューエリアと、前記第2スクリューが配置された第2スクリューエリアと、前記第1スクリューエリアと前記第2スクリューエリアとの間の切り替わりエリアと、に区画した場合、前記複数の圧力センサは、前記第1スクリューエリア、前記第2スクリューエリア、および前記切り替わりエリアのうちの少なくとも2つのエリアに配置されている。
【0008】
一態様では、前記複数の圧力センサのそれぞれは、前記第1スクリューエリア、前記第2スクリューエリア、および前記切り替わりエリアのそれぞれに配置されている。
一態様では、前記第1スクリューは、第1スクリュー羽根を有しており、前記複数の圧力センサのいずれかは、前記切り替わりエリアに隣接する前記第1スクリュー羽根のピッチ以内の前記第1スクリューエリアに配置されている。
一態様では、前記第2スクリューは、第2スクリュー羽根を有しており、前記複数の圧力センサのいずれかは、前記切り替わりエリアに隣接する前記第2スクリュー羽根のピッチ以内の前記第2スクリューエリアに配置されている。
【0009】
一態様では、前記複数の圧力センサのいずれかは、前記ろ過筒の上流側端部に形成された、前記液体含有物の投入口に隣接する前記第1スクリューエリアに配置されている。
一態様では、前記スクリュープレスは、前記複数の圧力センサの少なくとも1つを前記ろ過筒に取り付けるセンサ台座を備えており、前記センサ台座は、前記ろ過筒の外面に固定されている。
一態様では、前記センサ台座は、前記センサ台座に取り付けられる圧力センサのセンサ測定部が前記ろ過筒の内面から突出しない厚さを有している。
【0010】
一態様では、液体含有物が投入されるろ過筒内に配置された、互いに独立して回転する第1スクリューおよび第2スクリューを備えるスクリュープレスの運転状態を判断する方法が提供される。スクリュープレスの運転状態を判断する方法は、前記ろ過筒のエリアを、前記第1スクリューが配置された第1スクリューエリアと、前記第2スクリューが配置された第2スクリューエリアと、前記第1スクリューエリアと前記第2スクリューエリアとの間の切り替わりエリアと、に区画した場合、前記第1スクリューエリア、前記第2スクリューエリア、および前記切り替わりエリアのうちの少なくとも2つのエリアに配置された複数の圧力センサによって検出された信号に基づいて、前記液体含有物の、前記ろ過筒に対する圧力を測定し、前記測定された圧力に基づいて、前記スクリュープレスの運転状態を判断する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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