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公開番号2023167728
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-24
出願番号2022079127
出願日2022-05-13
発明の名称光学系
出願人株式会社シグマ
代理人
主分類G02B 13/00 20060101AFI20231116BHJP(光学)
要約【課題】フォーカス群とレンズ材料を適切に配置することで、大口径比でありながら色収差などの諸収差を補正しつつ軽量化を達成した光学系を提供する。
【解決手段】物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、合焦の際に像側から物体側へ光軸に沿って移動する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有し開口絞りSを内包する第3レンズ群G3から構成されることを特徴とする光学系。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、合焦の際に像側から物体側へ光軸に沿って移動する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有し開口絞りSを内包する第3レンズ群G3から構成されることを特徴とする光学系。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有するレンズ群G3Aと、前記開口絞りSと、正の屈折力を有するレンズ群G3Bと、2枚の負レンズからなるレンズ群G3Cとから構成され、前記レンズ群G3Cは光軸中心から周辺に向かって負の屈折力が強くなるような非球面を有し、前記レンズ群G3Cの2枚の負レンズ間の空気間隔が両凸形状の空気レンズKを形成し、無限遠撮影時のFナンバーが2.0より小さい光学系で、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
(1)―1.50<f_G3B/f_G3C<―0.20
(2)0.30<(R_Kr+R_Kf)/(R_Kr―R_Kf)
f_G3B:無限遠撮影時の前記レンズ群G3Bの焦点距離
f_G3C:無限遠撮影時の前記レンズ群G3Cの焦点距離
R_Kf:前記空気レンズKの物体側曲率半径
R_Kr:前記空気レンズKの像側曲率半径
【請求項3】
前記第3レンズ群G3は、物体側から順に、正の屈折力を有するレンズ群G3Aと、前記開口絞りSと、正の屈折力を有するレンズ群G3Bと、2枚の負レンズからなるレンズ群G3Cとから構成され、前記レンズ群G3Cは光軸中心から周辺に向かって負の屈折力が強くなるような非球面を有し、前記レンズ群G3Bの最も像側は正レンズからなり、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
(3)1.75<nd_G3B_r
(4)0.000<ΔPgF_G3B_r
nd_G3B_r:前記レンズ群G3Bの最も像側に配置された正レンズの屈折率nd
ΔPgF_G3B_r:前記レンズ群G3Bの最も像側に配置された正レンズの異常部分分散性ΔPgF
【請求項4】
以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載の光学系。
(5)-2.00<f1_2/f3<―0.30
(6)0.000<ave_ΔPgF_G3B_P
(7)40.0<ave_νd_G3B_P
(8)ave_ΔPgF_G3B_N<0.020
(9)ave_νd_G3B_N<35.0
f1_2:無限遠撮影時の前記第1レンズ群G1と前記第2レンズ群G2の合成焦点距離
f3:無限遠撮影時の前記第3レンズ群G3の焦点距離
ave_ΔPgF_G3B_P:前記レンズ群G3Bを構成する正の屈折力を有するレンズの異常部分分散性ΔPgFの平均値
ave_νd_G3B_P:前記レンズ群G3Bを構成する正の屈折力を有するレンズのアッベ数νdの平均値
ave_ΔPgF_G3B_N:前記レンズ群G3Bを構成する負の屈折力を有するレンズの異常部分分散性ΔPgFの平均値
ave_νd_G3B_N:前記レンズ群G3Bを構成する負の屈折力を有するレンズのアッベ数νdの平均値
【請求項5】
前記第1レンズ群G1は、物体側から順に、物体側に凸面を向けた負のメニスカスレンズのみからなる前群G1Aと、正の屈折力を有し最も物体側に正レンズを配した後群G1Bから構成され、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載の光学系。
(10)-10.00<f1/f<―0.50
(11)1.55<ave_nd_G1A_N
f:無限遠撮影時のレンズ全系の焦点距離
f1:無限遠撮影時の前記第1レンズ群G1の焦点距離
ave_nd_G1A_N:前記レンズ群G1Aを構成する負の屈折力を有するレンズの屈折率ndの平均値
【請求項6】
前記第2レンズ群G2がレンズ2枚以下で構成されることを特徴とする請求項2乃至請求項3のいずれかに記載の光学系。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はスチルカメラ、ビデオカメラ等の撮像装置や投影装置などに用いるレンズに好適な光学系に関する。特に、大口径比でありながら、諸収差を効果的に補正しつつ、軽量化に寄与するように適切な配置を行った光学系に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年デジタルカメラ等の高画素化に伴い、諸収差を強く補正した高い光学性能が求められている。
【0003】
また、高速かつ正確なフォーカスやウォブリング駆動のために、フォーカス駆動で移動するレンズ群の軽量化が望まれている。
【0004】
そこで、従来の光学系においては、フォーカス駆動時に物体側から開口絞りまでを固定とし、フォーカス群を開口絞りの像側に配置することで軽量化したものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開2019-073744号公報
特開2016-009170号公報
【0006】
特許文献1記載の光学系は、合焦の際移動するレンズ群の構成を適切に指定することにより、諸収差の抑制をはかっている。しかしながら、画面の中間から周辺にかけてC線からF線の倍率色収差補正が十分でない。また、大口径比の光学系に採用する場合、フォーカス群の重量が大きくなりやすいという課題がある。
【0007】
特許文献2記載の光学系は、大口径比でありながらフォーカス群の重量を抑制している。しかしながら軸上色収差や倍率色収差、サジタルフレアの補正が十分でなく、かつ光学全長が長く大型化しやすいという課題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、フォーカス群とレンズ材料を適切に配置することで、大口径比でありながら色収差などの諸収差を補正しつつ軽量化を達成した光学系を提供する事を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の課題を解決するため、本発明に係る光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、合焦の際に像側から物体側へ光軸に沿って移動する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有し開口絞りSを内包する第3レンズ群G3から構成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、フォーカス群とレンズ材料を適切に配置することで、大口径比でありながら色収差などの諸収差を補正しつつ軽量化を達成した光学系を提供する事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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