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公開番号2023167708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-24
出願番号2022079086
出願日2022-05-12
発明の名称伸縮可能なターンバックル
出願人個人
代理人
主分類E02D 17/04 20060101AFI20231116BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】
(1)従来工法でのタイロットは、ターンバックル部分を回すのにバール等を用いて回すが、丸鋼の撓みが発生すると人力では、かなりの重労働であり時間も掛かる。(2)山留で使用するジャッキもキリンジャッキなどで押すときにはネジ式で回す事によりジャッキを伸ばす構造であり、座屈があると余計な力が加わり人力で回し切るのは大変な作業だった。
【解決手段】
外層パイプと内層パイプを有し、前記内層パイプの円周に外周歯車を備え、外周パイプに設けられた開口部に伸縮用ボルトを備え、前記伸縮用ボルトの先端に傘歯車を有し、前記傘歯車と前記外周歯車が嵌合し、前記内層パイプの内周面に雌ネジを備えた本体と雄ネジ構造を有した伸縮部を備え、他端中心部にねじ穴を備えた伸縮可能なターンバックルを提供する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
外層パイプと内層パイプを有し、前記内層パイプの円周に外周歯車を備え、外周パイプに設けられた開口部に伸縮用ボルトを備え、前記伸縮用ボルトの先端に傘歯車を有し、前記傘歯車と前記外周歯車が嵌合し、前記内層パイプの内周面に雌ネジを備えた本体と雄ネジ構造を有した伸縮部を備え、他端中心部にねじ穴を備えた伸縮可能なターンバックル。
続きを表示(約 200 文字)【請求項2】
前記伸縮部の他端中心部のねじ穴に鈎型フックを備えた請求項1記載の伸縮可能なターンバックル。
【請求項3】
前記伸縮部の他端中心部のねじ穴にアイボルトを備えた請求項1記載の伸縮可能なターンバックル。
【請求項4】
前記伸縮部を一端だけ残し、他端伸縮部を無くすことで足場のジャッキベースとしても使用できる請求項1記載の伸縮可能なターンバックル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インパクトレンチでボルトを回す事により伸縮する特徴を有するターンバックルである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
土木の山留工事でのタイロッドとは、張力によって構造物を安定させる棒状の丸鋼の構造材であり、対になった連立する山留杭や鋼矢板に腹起しを設置し、雄ねじを切った丸鋼を連列させ、雌ねじ部分を有するターンバックルで締め付ける事により、対になった連立する山留杭や鋼矢板を張力で倒れないようにする。また、山留工事で使用するジャッキとは、山留め支保工などの腹起し材と対にある腹起し材を切梁に取り付けたジャッキで押すことにより倒れようとする山留杭を押さえる時に使用するものであった。
【0003】
しかしながら図4に示す従来工法でのタイロッドは、ターンバックル部分を回すのに締め付け用円形穿孔51にバール等を差し込んで回すが、丸鋼の撓みが発生すると人力では、かなりの重労働であり時間も掛かる。また、タイロッドの基本的な働きは広がろうとする構造体を固定された不動の構造体で引っ張ることで広がらないようにすることである。
【0004】
そして、山留で使用するジャッキの働きは、対になり向かい合う山留杭の間を掘削していくとき、掘削している背面の土が残ることにより掘削している方に土圧が掛かり、山留杭及び土砂が掘削している側に倒れてくるのを腹起し材で山留杭を均等に押さえ、腹起し材を切梁に取り付けたジャッキで背面土の土圧と同じくらいの力で押すことにより山留杭が倒れてこないよう安定させるものであり、ジャッキとタイロッドとは真逆の働きをするものであった。
【0005】
また、腹起し材や切梁材は加工された定尺のH鋼を使うため、ジャッキには長さ調整の役割もあり腹起しと腹起しの間の切梁材の長さをジャッキで調整する為にも使われてきた。しかし、キリンジャッキを伸ばすときにはネジ式のジャッキを人力で回す事により伸ばす構造であり、座屈があると余計な力が加わり人力で回し切るのは大変な作業だった。また、キリンジャッキの場合は、土圧と同じくらいの力で押すのではなく、あくまでも対になり向かい合う山留杭の間を支え合うように軽く押すような感じであった。
【0006】
改善策としてタイロッドの場合は、タイロッドとターンバックルが撓まないように、木の角材などで高さを合わせ、タイロッド同士を水平にして撓みを解消する方法があるが、地盤が水平になっていない為、完全に撓みが無くならないのを人力で回す事になる。また、切梁で使用するジャッキには油圧ジャッキを使い、機械で油を注入する事でジャッキを押す方法があり、油圧ゲージを見ながら30ton以上の加圧を行い背面土の土圧と同じくらいの力で押すことで山留杭が倒れてこないよう安定させる工法や、キリンジャッキに手動ポンプを組み合わせた形のニューキリンジャッキで押すことにより、対になり向かい合う山留杭同士で支えあう形にして使用していたが、別途でプレロード工などの工種が発生して費用面で高くなる傾向にあった。
【0007】
またジャッキとターンバックルの働きは真逆の物であり、ジャッキは押す力の構造の物であり、ターンバックルは引っ張る為の構造の物である為、同じ働きを1つの物で行う事は困難であった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
この発明はインパクトレンチでボルトを回す事により伸縮する特徴を有するターンバックルを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明では、外層パイプと内層パイプを有し、前記内層パイプの円周に外周歯車を備え、外周パイプに設けられた開口部に伸縮用ボルトを備え、前記伸縮用ボルトの先端に傘歯車を有し、前記傘歯車と前記外周歯車が嵌合し、前記内層パイプの内周面に雌ネジを備えた本体と雄ネジ構造を有した伸縮部を備え、他端中心部にねじ穴を備えた伸縮可能なターンバックル。
【0010】
請求項2の発明では、前記請求項1記載の伸縮部の他端中心部のねじ穴に鈎型フックを備えた請求項1記載の伸縮可能なターンバックル。
(【0011】以降は省略されています)

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