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公開番号2023167465
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-24
出願番号2022078663
出願日2022-05-12
発明の名称コネクタ
出願人日本圧着端子製造株式会社
代理人個人
主分類H01R 13/648 20060101AFI20231116BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コンタクトと金属板とを保持したハウジングをシェル部材の内側に配置するとともにシェル部材と金属板とを接触させた状態にコネクタを組み立てる際の金属板の変形及び破損を防止して金属板とシェル部材との間での安定した電気的接続を確保でき、コネクタの製造工程が複雑化してしまうことも抑制することができる、コネクタを提供する。
【解決手段】2列に並んだ複数のコンタクト12の列の間でハウジング11に保持された金属板13には、幅方向X2においてハウジング11から突出する突出部13aが設けられる。シェル部材14には、ハウジング11がシェル部材14の内側に配置された状態でハウジング11に向かって折り曲げられた状態で設けられていることでハウジング11に当接してハウジング11を押さえるように付勢している押さえ部23が設けられる。押さえ部23は、ハウジング11を付勢していることで、突出部13aをシェル部材14に当接させている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジングと、
2列に並んだ状態で前記ハウジングに保持された複数のコンタクトと、
2列に並んだ状態で前記ハウジングに保持された複数の前記コンタクトの列の間に配置されて前記ハウジングに保持された金属板と、
複数の前記コンタクトと前記金属板とを保持した前記ハウジングが内側に配置される筒状の金属製のシェル部材と、を備え、
前記金属板には、前記ハウジングにおいて複数の前記コンタクトが2列の状態で並ぶ方向である幅方向における少なくとも一方側で前記ハウジングから突出する突出部が設けられ、
前記シェル部材には、前記ハウジングが当該シェル部材の内側に配置された状態で前記ハウジングに向かって折り曲げられた状態で設けられていることで前記ハウジングに当接して当該ハウジングを押さえるように付勢している押さえ部が設けられ、
前記押さえ部は、前記ハウジングを付勢していることで、前記突出部を前記シェル部材に当接させていることを特徴とする、コネクタ。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記シェル部材には、突起状に突出する接触部が設けられ、
前記接触部は、前記押さえ部が前記ハウジングを付勢していることで前記突出部を前記シェル部材に当接させている状態において前記突出部と接触する部分として設けられていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記シェル部材には、前記押さえ部が前記ハウジングを付勢していることで前記突出部を前記シェル部材に当接させている状態において前記押さえ部から前記ハウジング及び前記突出部を介して前記シェル部材に伝達される付勢力によって撓むように弾性変形する弾性梁部が設けられていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、
前記シェル部材には、前記押さえ部が前記ハウジングを付勢していることで前記突出部を前記シェル部材に当接させている状態において前記突出部が嵌り込む凹部が設けられていることを特徴とする、コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のコンタクトが2列に並んだ状態でハウジングに保持され、ハウジングに保持された金属板が、2列に並んだ複数のコンタクトの列の間に配置され、複数のコンタクトと金属板とを保持したハウジングが筒状の金属製のシェル部材の内側に配置されたコネクタに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、複数のコンタクトが2列に並んだ状態でハウジングに保持され、ハウジングに保持された金属板が、2列に並んだ複数のコンタクトの列の間に配置され、複数のコンタクトと金属板とを保持したハウジングが筒状の金属製のシェル部材の内側に配置されたコネクタが知られている。このようなコネクタとして、例えば、特許文献1又は特許文献2に開示されたコネクタが知られている。
【0003】
特許文献1又は特許文献2に開示されたコネクタにおいては、2列に並んでハウジングに保持された複数のコンタクトの列の間に金属板が配置されていることで、2列に並んだコンタクト間において互いの信号の影響が遮蔽される。また、コンタクトと金属版とを保持したハウジングが筒状の金属製のシェル部材の内側に配置されていることで、シェル部材の外部からの電磁波の影響が遮蔽される。
【0004】
特許文献1又は特許文献2に開示されたコネクタは、基板に接続されることで基板に対して実装されるように構成されており、コネクタにおける複数のコンタクトとシェル部材とが、基板に対して接続される。コンタクトは、基板の回路パターンに接続され、シェル部材は、基板のグランドに接続される。そして、特許文献1又は特許文献2に開示されたコネクタにおいては、2列に並んだ複数のコンタクトの列の間に配置された金属板は、シェル部材と同様に、コネクタが接続される基板のグランドに接続される必要がある。
【0005】
特許文献1に開示されたコネクタにおいては、シェル部材は、基板に対してはんだ付けで接続されることで、基板のグランドに接続されるように構成されている。そして、特許文献1に開示されたコネクタにおいては、金属板において、ハウジングから突出してシェル部材に対して接触する接触部(接触部555)が設けられ、シェル部材において、金属板の接触部が挿入されて圧入される固定溝(固定溝321)が設けられている。シェル部材に設けられた固定溝は、接触部の挿入方向に沿って幅が狭くなるように設けられている。そして、コンタクト及び金属板を保持するハウジングがシェル部材に挿入され、金属板の接触部がシェル部材の固定溝に挿入されると、接触部が固定溝に圧入され、金属板がシェル部材に対して電気的に接続される。これにより、金属板が、シェル部材を介して基板に電気的に接続され、基板のグランドに接続される。
【0006】
特許文献2に開示されたコネクタにおいては、金属板において、金属板の本体部分から突出するとともに屈曲して延びるように設けられたはんだ付け部(半田接続脚33)が設けられている。金属板のはんだ付け部が基板に対してはんだ付けによって直接に接続されることで、金属板が、基板に電気的に接続され、基板のグランドに接続される。また、特許文献2においては、基板のグランドへ接続される接地端子が設けられ、接地端子が金属板にも接触することで、金属板を基板のグランドに対して接続する構造も開示されている。接地端子には、接地端子の本体部分から突出するとともに屈曲して延びる側片(側片214)が設けられている。基板のグランドに接続される接地端子の側片が金属板に接触していることで、金属板が、接地端子を介して基板に電気的に接続され、基板のグランドに接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2019-3945号公報
特開2017-54809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に開示されたコネクタにおいては、シェル部材に設けられた固定溝は、金属板の接触部の挿入方向に沿って幅が狭くなるように設けられている。そして、特許文献1のコネクタは、金属板の接触部がシェル部材の固定溝に圧入されることで、金属板がシェルに部材に対して電気的に接続されるように構成されている。このため、金属板の接触部をシェル部材の固定溝に圧入する際に、接触部が変形してしまい、或いは、固定溝と擦れることで削れて接触部が破損してしまい、金属板とシェルとの間で安定した電気的接続を確保できなくなる虞がある。よって、特許文献1のコネクタにおいては、コンタクトと金属板とを保持したハウジングをシェル部材の内側に配置するとともにシェル部材と金属板とを接触させた状態にコネクタを組み立てる際の金属板の変形及び破損を防止して金属板とシェル部材との間での安定した電気的接続を確保することが難しいという問題がある。
【0009】
特許文献2に開示されたコネクタにおいては、金属板の本体部分から屈曲して延びるはんだ付け部が基板に対してはんだ付けされることで、金属板が基板のグランドに接続される。このため、特許文献2のコネクタにおいては、金属板にはんだ付け部を設けるため、金属板に対して曲げ加工を施す必要があり、コネクタの製造工程が複雑化してしまうことになる。また、はんだ付けのための部分にはメッキ処理が必要となるため、金属板のはんだ付け部に対してメッキ処理を施す必要がある。このため、金属板へのメッキ処理が必要となる点においても、コネクタの製造工程が複雑化してしまうことになる。
【0010】
また、特許文献2においては、接地端子の本体部分から屈曲して延びる側片が金属板に接触していることで、金属板が接地端子を介して基板のグランドに接続される形態も開示されている。しかし、この形態によると、接地端子において屈曲して延びる側片を金属板に接触させた状態を維持したまま、接地端子と金属板とをハウジングに保持させる必要がある。特許文献2のコネクタでは、接地端子及び金属板は、ハウジングに一体成型されている。よって、特許文献2のコネクタでは、接地端子において屈曲して延びる側片を金属板に接触させた状態を維持したまま、接地端子と金属板とをハウジングに一体成型する必要がある。このため、特許文献2のコネクタでは、コネクタの製造工程が複雑化してしまうことになる。
(【0011】以降は省略されています)

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