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公開番号2023167107
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-24
出願番号2022078020
出願日2022-05-11
発明の名称光学機器
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G03B 5/00 20210101AFI20231116BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】像振れを補正するための鏡筒を2つ有し、小型化が可能な光学機器を提供する。
【解決手段】光学機器において、像振れを補正するための第1の光学系を保持する第1の鏡筒と、像振れを補正するための第2の光学系を保持する第2の鏡筒と、前記第1の鏡筒と前記第2の鏡筒の間に配置され、前記第1の鏡筒及び前記第2の鏡筒を支持するベース部材と、前記第1の鏡筒を光軸に直交する方向に移動させる第1の駆動部と、前記第2の鏡筒を光軸に直交する方向に移動させる第2の駆動部と、前記第1の鏡筒と前記ベース部材の間に配置される第1のダンパ部材と、前記第2の鏡筒と前記ベース部材の間に配置される第2のダンパ部材とを備え、前記第1のダンパ部材と前記第2のダンパ部材は、光軸方向から見て少なくとも一部が重なった位置に配置されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
像振れを補正するための第1の光学系を保持する第1の鏡筒と、
像振れを補正するための第2の光学系を保持する第2の鏡筒と、
前記第1の鏡筒と前記第2の鏡筒の間に配置され、前記第1の鏡筒及び前記第2の鏡筒を支持するベース部材と、
前記第1の鏡筒を光軸に直交する方向に移動させる第1の駆動部と、
前記第2の鏡筒を光軸に直交する方向に移動させる第2の駆動部と、
前記第1の鏡筒と前記ベース部材の間に配置される第1のダンパ部材と、
前記第2の鏡筒と前記ベース部材の間に配置される第2のダンパ部材とを備え、
前記第1のダンパ部材と前記第2のダンパ部材は、光軸方向から見て少なくとも一部が重なった位置に配置されていることを特徴とする光学機器。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記第1のダンパ部材と前記第2のダンパ部材は夫々前記第1の鏡筒と前記第2の鏡筒に搭載されており、
前記第1のダンパ部材の受け部と前記第2のダンパ部材の受け部は前記ベース部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項3】
前記第1のダンパ部材と前記第2のダンパ部材には夫々第1のダンパシートと、第2のダンパシートが配置され、
前記第1のダンパシートと、前記第2のダンパシートは夫々前記ベース部材を挟んで反対側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項4】
前記第1の駆動部と前記第2の駆動部は共通駆動ユニットを含み、前記共通駆動ユニットは前記ベース部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項5】
前記共通駆動ユニットはマグネットであることを特徴とする請求項4に記載の光学機器。
【請求項6】
前記第1の駆動部と前記第2の駆動部は光軸方向から見て少なくとも一部が重なっていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項7】
前記第1のダンパ部材と前記第2のダンパ部材は夫々前記ベース部材に設けられており、
前記第1のダンパ部材の受け部と前記第2のダンパ部材の受け部は夫々前記第1の鏡筒と前記第2の鏡筒に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項8】
前記第1の鏡筒と前記第2の鏡筒には夫々磁気センサが設けられており、
前記ベース部材には、共通のセンサマグネットが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学機器。
【請求項9】
前記第1のダンパ部材と前記第2のダンパ部材は夫々ゲルを含むことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の光学機器。
【請求項10】
前記第1のダンパ部材と前記第2のダンパ部材の前記ゲルに夫々挿入されるゲルピンを有することを特徴とする請求項9に記載の光学機器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学機器に関し、特に像振れ補正が可能な光学機器に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、手振れなどによる像振れを防止する為に、カメラやレンズ装置の振れ情報を振れ検出手段によって検出し、その検出結果に応じて光学的もしくは電子的にその振れをキャンセルすることで像振れ補正を実現する装置が種々提案されている。更に近年のデジタルカメラ、ビデオカメラ及び交換レンズ等の光学機器では、動画撮影機会の増加に伴い、像振れ補正性能のさらなる向上が求められている。その中で、像振れ補正の効果を向上させるために、像振れ補正用レンズを2つ搭載し、補正角の拡大や光学性能向上する従来技術があった。
【0003】
例えば、特許文献1では、第1と第2の像振れ補正用レンズがあって、第1の像振れ補正用レンズを光軸直交方向に移動させる際に発生する結像位置ズレを修正するように、第2の像振れ補正用レンズを光軸直交方向に移動させる技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-258389号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、回転防止機構やダンパ機構が非搭載の為、移動群の重心と、移動群を移動させる駆動装置の推力と、移動群を中心保持するバネ部材のバネ力との相対関係によって、移動群が回転し発振する場合がある。この発振の対策としては、1つ目として回転防止機構を搭載する対策がある。
【0006】
しかし、像振れ補正用レンズを2つ搭載した構成において、回転防止機構を搭載する場合は、像振れ補正用レンズが2つある分と、回転防止機構を重ねた分を考慮すると、像振れ補正装置が光軸方向に大型化してしまう。2つ目の対策として、ダンパ機構を搭載し簡易的に発振防止する対策がある。この対策の場合、従来技術を踏襲すると2つのダンパ機構を径方向に位相をずらして配置する必要があり、像振れ補正装置が大径化する懸念がある。
【0007】
そこで、本発明の目的は、像振れを補正するための鏡筒を2つ有し、小型化が可能な光学機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明の1側面の光学機器は、
像振れを補正するための第1の光学系を保持する第1の鏡筒と、
像振れを補正するための第2の光学系を保持する第2の鏡筒と、
前記第1の鏡筒と前記第2の鏡筒の間に配置され、前記第1の鏡筒及び前記第2の鏡筒を支持するベース部材と、
前記第1の鏡筒を光軸に直交する方向に移動させる第1の駆動部と、
前記第2の鏡筒を光軸に直交する方向に移動させる第2の駆動部と、
前記第1の鏡筒と前記ベース部材の間に配置される第1のダンパ部材と、
前記第2の鏡筒と前記ベース部材の間に配置される第2のダンパ部材とを備え、
前記第1のダンパ部材と前記第2のダンパ部材は、光軸方向から見て少なくとも一部が重なった位置に配置されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、像振れを補正するための鏡筒を2つ有し、小型化が可能な光学機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施例1における交換レンズ200と、交換レンズ200が着脱可能に装着されるデジタルカメラ(以下、カメラ本体100という)の電気的及び光学的な構成を示すブロック図である。
実施例1におけるシフト鏡筒303a及びシフト鏡筒303aに搭載される構成部品を像面側(カメラ側)から見た図である。
実施例1におけるシフト鏡筒303b及びシフト鏡筒303bに搭載される構成部品を被写体側(物体側)から見た図である。
実施例1におけるベース部材302と、ベース部材302に搭載される構成部品を被写体側から見た図である。
図4における像振れ補正ユニット300のゲル304ab、ゲル304bb付近のA-A断面図である。
図4における像振れ補正ユニット300のコイル301aa、コイル301ba付近のB-B断面図である。
図4における像振れ補正ユニット300のホール素子311aa、ホール素子311ba付近のC-C断面図である。
実施例2における像振れ補正ユニット300のゲル304ab、ゲル304bb付近の断面図である。
図8におけるゲル304abのUV照射に関して説明するための図である。
図8を像面側(カメラ側)から見た図である。
実施例2におけるコイル301aa、コイル301ba付近の断面図である。
実施例2における像振れ補正ユニット300のホールIC311ac、ホールIC311bc付近の断面図である。
実施例3に係る像振れ補正ユニット300のゲル304ab、ゲル304bb付近の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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