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公開番号2023166628
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-21
出願番号2023161537,2019097103
出願日2023-09-25,2019-05-23
発明の名称液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出方法
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類B41J 2/015 20060101AFI20231114BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ノズル配置が異なる場合でもプリントデータを所望の列のノズルに送信することができる液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出方法を提供すること。
【解決手段】実施形態の液体吐出ヘッドは、関連付け部、出力部及び吐出部を備える。関連付け部は、複数種類のデータと、前記データの種類の数と同数の出力先とを重複無く1対1で関連付ける。出力部は、前記関連付けに基づき、入力される前記データをデータの種類に応じた出力先に出力する。吐出部は、前記出力部によって出力された前記データに基づき液体を吐出する。
【選択図】図8


特許請求の範囲【請求項1】
複数種類のデータと、前記データの種類の数と同数の出力先とを重複無く1対1で関連付ける関連付け部と、
前記関連付けに基づき、入力される前記データをデータの種類に応じた出力先に出力する出力部と、
前記出力部によって出力された前記データに基づき液体を吐出する吐出部と、を備える液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記関連付け部は、前記データのヘッダと前記出力先を関連付けることで、前記データと前記出力先を関連付ける、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記出力先は、シリアルデータである前記データをパラレルデータに変換して前記吐出部に入力する、請求項1又は請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
複数種類のデータと、前記データの種類の数と同数の出力先とを重複無く1対1で関連付ける関連付け部と、
前記関連付けに基づき、入力される前記データをデータの種類に応じた出力先に出力する出力部と、
前記出力部によって出力された前記データに基づき、画像形成媒体に液体を吐出する吐出部と、
前記画像形成媒体を搬送する搬送機構と、を備える液体吐出装置。
【請求項5】
複数種類のデータと、前記データの種類の数と同数の出力先とを重複無く1対1で関連付け、
前記関連付けに基づき、入力される前記データをデータの種類に応じた出力先に出力し、
前記出力先に出力された前記データに基づき液体を吐出する、液体吐出方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
液体吐出装置などにおいて用いられる液体吐出ヘッドは、全ノズルのうち同時印字となるノズル列のグループ毎に列単位でデータを送る場合がある。すなわち、全ノズルがA列~D列の4種類のグループのうちのいずれかに分けられると仮定し、A列からD列の順に印字するとする。この場合、プリントデータの転送は、先行のA列のノズルから始まり、B列、C列と続き、後行のD列のノズルで終わる。プリントデータを受け取るドライバ等の制御回路は、A列からD列の順でプリントが送られることを前提に、プリントを受け取るシフトレジスタとノズル列とが1対1で対応するように構築されている。また、制御回路は、プリントを、送られた順番にシフトレジスタに格納することで、先行のプリントは先行のノズル列に、後行のプリントは後行のノズル列にそれぞれ出力するように制御を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3788862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、液体吐出ヘッドは、端のノズルの性能が低くなりやすい。このため、端のノズルを使用せずにノズルの順番を異ならせるようにした液体吐出ヘッドを作成する場合がある。例えば、C列、D列、A列、B列の順に印字する液体吐出ヘッドを作成することができる。この場合、C列用のプリントデータ、D列用のプリントデータ、A列用のプリントデータ、B列用のプリントデータの順でプリントデータを送信することが望ましい。しかしながら、制御回路は、A列~D列の順でプリントデータが送られることを前提に構成されている。このため、C列用のプリントデータがA列のノズルに出力されるなど、プリントデータが所望の列とは異なる列のノズルに送信される。
【0005】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、ノズル配置が異なる場合でもプリントデータを所望の列のノズルに送信することができる液体吐出ヘッド、液体吐出装置及び液体吐出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の液体吐出ヘッドは、関連付け部、出力部及び吐出部を備える。関連付け部は、複数種類のデータと、前記データの種類の数と同数の出力先とを重複無く1対1で関連付ける。出力部は、前記関連付けに基づき、入力される前記データをデータの種類に応じた出力先に出力する。吐出部は、前記出力部によって出力された前記データに基づき液体を吐出する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る液体吐出ヘッドの一部を分解して示す斜視図。
実施形態に係る液体吐出ヘッドの前方部における縦断面図。
実施形態に係る液体吐出ヘッドの前方部における横断面図。
実施形態に係る液体吐出ヘッドの動作原理を説明するための図。
実施形態に係る液体吐出ヘッドの動作原理を説明するための図。
実施形態に係る液体吐出ヘッドの動作原理を説明するための図。
実施形態に係る液体吐出装置の構成の一例を示すブロック図。
図7中のヘッド駆動回路の構成の一例を示すブロック図。
実施形態に係るプリントデータの構成を説明するための図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
まず、実施形態に係る液体吐出ヘッドの構成について図1~図3を用いて説明する。図1は、実施形態に係る液体吐出ヘッド100の一部を分解して示す斜視図である。図2は、液体吐出ヘッド100の前方部における縦断面図である。図3は、液体吐出ヘッド100の前方部における横断面図である。
【0009】
液体吐出ヘッド100は、ベース基板9を有する。液体吐出ヘッド100は、ベース基板9の前方側の上面に第1の圧電部材1が接合され、この第1の圧電部材1の上に第2の圧電部材2が接合されている。接合された第1の圧電部材1と第2の圧電部材2とは、図2の矢印で示すように、板厚方向に沿って互いに相反する方向に分極している。
【0010】
ベース基板9の材料は、誘電率が小さく、かつ第1の圧電部材1及び第2の圧電部材2との熱膨張率の差が小さい。ベース基板9の材料は、例えばアルミナ(Al
2
O
3
)、窒化珪素(Si
3
N
4
)、炭化珪素(SiC)、窒化アルミニウム(AlN)、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)などがよい。一方、第1の圧電部材1及び第2の圧電部材2の材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、ニオブ酸リチウム(LiNbO
3
)、タンタル酸リチウム(LiTaO
3
)などである。
(【0011】以降は省略されています)

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