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公開番号2023166612
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-21
出願番号2023158182,2021200630
出願日2023-09-22,2016-06-17
発明の名称単一または複数の容器のための貯留デバイス
出願人武田薬品工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61J 1/20 20060101AFI20231114BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】医療目的のために使用される貯留デバイスを提供する。
【解決手段】デバイスが10、少なくとも1つの容器14、16を有する容器ユニット12からの流体を貯留するために提供され、デバイスは、流体または周囲空気を受け取るために構成されている少なくとも1つの入口チャネルを有する入口ポートと、流体を取り付け部に送達するために構成されている少なくとも1つの出口チャネルを有する出口ポート26とを含む。入口および出口ポートの両方は、デバイス上に配置されている。空洞40が、少なくとも1つの容器からの流体を貯留するための容器ユニットの挿入に適応するために提供される。少なくとも1つのスパイク48、50が、空洞内に配置され、少なくとも1つのスパイクは、容器ユニットが上側位置から下側位置に移行するとき、少なくとも1つの容器のストッパ44、46を貫通するために構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願)
本願は、米国特許法§119(e)に基づき、米国仮特許出願第62/182,099号(2015年6月19日出願)に対する優先権を主張し、上記出願は、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,400 文字)【0002】
本開示は、概して、医療目的のために使用される貯留デバイスに関し、より具体的には、並行使用のために医薬容器からの内容物を貯留するために構成されるデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
多くの場合、医薬薬剤または流体は、その化学および物理的安定性のために、使用前に分離される。したがって、流体は、患者に静脈内投与されるために流体が一緒に混合されるまで、個々にパッケージ化および貯蔵される。従来、流体の混合は、医療従事者が第1の流体を第2の流体を有するガラスバイアルまたは容器の中に注射することによって達成される。第1および第2の流体を混合後、混合された溶液は、注射筒の中に引き込まれ、患者の中に静脈内注射される。ある場合、2つの溶液は、患者への送達前に、静脈内(IV)投与バッグまたはセット等の大きい容器内で混合されるか、または混合された溶液が、そこに移送される。
【0004】
いくつかの医薬流体は、混合せずに、順に投与される。例えば、条件を改善するために第1の流体が最初に投与され、その条件の下で第2の流体が患者に送達され、または患者によって処理され得る。第1および第2の流体を投与するための例示的二重医療容器ユニットは、共有に係る米国特許第8,684,433号(特許文献1)に説明されており、参照することによって組み込まれる。ある場合、医薬流体のいくつかのバイアルが、正しい用量を患者に提供するために組み合わせられなければならない。ある免疫不全疾患を患う患者は、比較的に大量の免疫グロブリン(IG)流体の注入を用いて治療される。第1の流体薬剤は、第2の薬剤である、比較的に高粘度IG流体に対する身体受け入れを向上させるために適用される。従来、流体を投与する医療従事者は、流体の識別および濃度を検証し、アルコール等の消毒剤を使用して、各容器の対応するストッパを消毒し、流体の送達のために各容器のストッパを刺し、複数の注射器および貯留バッグを使用して、流体をそれぞれの容器から別個に貯留し、そして、患者への流体の投与を連続して行う。ある場合、二重容器ユニットが、手動で持ち上げられるか、またはIVポールから吊るされ、それによって、流体のうちの1つ以上のものが重力流動によって貯留バッグに送達される。
【0005】
ある場合、代替として、患者によって自宅で行われるこの多ステッププロセスに起因して、従来の投与方法は、取り扱い誤りおよび間違いを犯しやすい。例えば、瓶、バイアル、または他の容器は、誤って取り扱われ得、損傷または破損されることさえあり得る。さらに、いくつかの手動ステップが、現在、滅菌環境において所望される一連の投与を達成するために必要とされており、多数の手動ステップに起因して、有意な時間量が無駄にされ、かなりの空間が、使用中、機器の在庫を貯蔵するために要求される。医薬流体の滅菌投与が損なわれ得る場合、細菌または環境汚染が、生じ得る。これらの問題のいずれも、患者への流体の投与および患者の健康に悪影響を及ぼし得る。
【0006】
したがって、より単純かつより信頼性のある様式において単一または複数の医薬容器のための向上された投与方法を提供する改良された貯留デバイスを開発する必要性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
米国特許第8,684,433号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、少なくとも1つの医療容器からの医薬流体を貯留するための貯留デバイスを対象とし、貯留デバイスは、前述の手動ステップの多くを統合する。本貯留デバイスの重要な側面は、医療容器を受け取るために構成されている中心空洞が、異なる医療容器を繰り返し装填せずに医療容器からの医薬流体を貯留するために提供されることである。内部管腔スパイクが、各医療容器のストッパを貫通するために空洞内に配置され、係止機構が、医療容器を本貯留デバイスの空洞内にしっかりと保持するために提供される。
【0009】
いくつかの実施形態では、2つ以上の本貯留デバイスが、動作中、医療容器を交換する必要なく、別個の医療容器がユーザまたは患者に連続して自動的に投与されるように、相補的関係において連結可能または接続可能である。単なる例として、本貯留デバイスの出口は、全連結された貯留デバイス間の流体経路の切れ目のない接続を促進するために、別の貯留デバイスの入口に連結またはデイジーチェーン接続される。この構成では、2つ以上の医薬流体が、医療容器の中断または操作を伴わずに、比較的に大量(数百mlの範囲内)でユーザに投与されることができる。連結された貯留デバイスは、前述の向きから反転され得ることが想定される。
【0010】
一実施形態では、貯留デバイスが、少なくとも1つの容器を有する容器ユニットからの流体を貯留するために提供され、貯留デバイスは、流体または周囲空気を受け取るために構成されている少なくとも1つの入口チャネルを有する入口ポートと、流体を取り付け部に送達するために構成されている少なくとも1つの出口チャネルを有する出口ポートとを含む。入口および出口ポートの両方は、デバイス上に配置される。空洞が、少なくとも1つの容器からの流体を貯留するための容器ユニットの挿入に適応するために提供される。少なくとも1つのスパイクが、空洞内に配置され、容器ユニットが上側位置から下側位置に移行するとき、少なくとも1つの容器のストッパを貫通するために構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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