TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2023166608
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-11-21
出願番号
2023156685,2020532757
出願日
2023-09-22,2018-12-18
発明の名称
清掃容易な加熱チャンバーを備えたエアロゾル発生装置
出願人
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24F
40/85 20200101AFI20231114BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】清掃しやすい加熱チャンバーを含むエアロゾル発生装置を提供する。
【解決手段】エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を加熱するための加熱チャンバー30を備える。加熱チャンバ30は、開口部を有する第一の端32、基部35を有する第二の端34、および基部35から実質的に垂直に延びる側壁31によって画定される。基部35の周囲部分は、基部35と側壁31の内部表面35a、35b間の面取りされたまたはフィレットされた交点を提供するような輪郭とされる。
【選択図】図2a
特許請求の範囲
【請求項1】
エアロゾル形成基体を加熱して吸入可能なエアロゾルを発生させるためのエアロゾル発生装置であって、
エアロゾル形成基体を加熱するための加熱チャンバーであって、開口部を有する第一の端と、基部を有する第二の端と、前記開口部と前記基部との間に延びる側壁と、を含む、加熱チャンバーを備え、
くぼみが前記基部と側壁の内部表面によって画定され、前記基部の周囲部分は、前記基部と前記側壁の内部表面間の面取りされたまたはフィレットされた交点を提供するような輪郭とされる、エアロゾル発生装置。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記側壁が、前記基部と直角をなす方向に実質的に延びる、請求項1に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項3】
前記基部と前記側壁の前記内部表面間の前記面取りされたまたはフィレットされた交点が、前記基部の周囲の周りに実質的に延びる、請求項1または2に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項4】
前記装置が、加熱組立品および電源をさらに備える、請求項1~3のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項5】
前記加熱組立品が、前記基部の内側部分を通って前記加熱チャンバー内に延びるヒーターを備え、前記基部の前記内側部分が、前記基部と前記ヒーターの間の面取りされたまたはフィレットされた交点を提供するような輪郭とされる、請求項4に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項6】
前記電気ヒーターが抵抗ヒーターまたは誘導ヒーターである、請求項5に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項7】
前記ヒーターがサセプタであり、前記加熱組立品がインダクタコイルをさらに含む、請求項5に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項8】
前記ヒーターが、前記側壁に平行な方向に前記加熱チャンバー内に実質的に延びる、請求項5~7のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項9】
前記加熱手段が外部ヒーターを備える、請求項4に記載のエアロゾル発生装置。
【請求項10】
前記加熱チャンバーの前記開口部が前記側壁によって画定され、前記開口部が前記基部に対向するように構成される、請求項1~9のいずれか一項に記載のエアロゾル発生装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エアロゾル形成基体を加熱して吸入可能なエアロゾルを形成するためのエアロゾル発生装置に関する。特に、本発明は、清掃しやすい加熱チャンバーを含む装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
ユーザーによる吸入のためのエアロゾルを発生するための装置は、当業界で公知である。こうした装置は通常、エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品を受ける加熱チャンバーを含む。また、こうした装置は通常、吸入可能なエアロゾルを発生するために加熱チャンバー内にエアロゾル形成基体を加熱するように構成されたヒーター組立品も含む。例えば、WO2013/102614号は、固体エアロゾル形成基体を含むエアロゾル発生物品を受けるための加熱チャンバーを含む、エアロゾル発生装置を開示している。使用時、エアロゾル発生物品を加熱チャンバー内に挿入して、チャンバー内に配置されたヒーター上に突き刺す。その後、ヒーターが起動して、エアロゾル形成基体を加熱し、エアロゾルを発生し得る。消費の後、エアロゾル発生物品は装置から取り外されて廃棄される。
【0003】
こうしたエアロゾル発生装置内のエアロゾル形成基体の挿入、取り外し、および加熱は通常、加熱チャンバー内に遊離した破片などの残留物を生成する。加熱プロセスからの残留物は、ヒーター上、特に基体内に貫通する内部ヒーター上に蓄積し得る。残留物はまた、加熱チャンバーの内壁上にも蓄積し得る。エアロゾル発生物品からのエアロゾル形成基体の粒子または断片は、エアロゾル形成基体が加熱チャンバーに挿入された時、または加熱チャンバーから取り外された時に、遊離して加熱チャンバー内に放出され得る。これらの破片の形態は、経時的に、そして装置の複数回の使用に伴い加熱チャンバー内に蓄積し得る。特に、破片は加熱チャンバーの基部または閉端部の周りに蓄積し得る。内部ヒーターがある場合、破片はヒーターの基部の周りにも蓄積し得る。蓄積された破片は、例えば、エアロゾル形成基体を加熱することが意図されているヒーターから熱の一部を吸熱することにより、装置を通る気流に影響を与えることにより、またはエアロゾル発生物品の挿入および取り外しを阻害することによって、装置の有効な動作を妨げかねない。
【0004】
エアロゾル発生装置の加熱チャンバー通常、エアロゾル発生物品の一部を密接に収容するようにサイズ設定および形状設定される。したがって、例えば、従来的な紙巻たばこのような形状のエアロゾル発生物品の端部を収容するための加熱チャンバーは、物品の端部の外側寸法よりもわずかに大きな寸法を有する円筒形の加熱チャンバーであり得る。一般的に、使用間にエアロゾル発生装置の加熱チャンバーを清掃して、残留物および破片の蓄積を最小化することが望ましい。使用の合間に加熱チャンバー内にブラシを挿入し、蓄積された残留物を外して除去することは公知である。しかしながら、エアロゾル発生装置内の加熱チャンバーの一般的に小さなサイズ、さらに加熱チャンバー内の鋭角の存在により、蓄積された残留物を除去するのにブラシは完全には有効でない場合がある。清掃をさらに効果的にすることが望ましいこととなる。
【発明の概要】
【0005】
本発明の一態様によると、エアロゾル形成基体を加熱して吸入可能なエアロゾルを形成するためのエアロゾル発生装置が提供される。エアロゾル発生装置は、エアロゾル形成基体を加熱するための加熱チャンバーを備える。加熱チャンバーは、開口部を有する第一の端と、基部を有する第二の端と、開口部と基部との間に延びる側壁とを含み、ここでくぼみが基部と側壁の内部表面によって画定される。基部の周囲部分は、基部と側壁の内部表面間の面取りされたまたはフィレット(filleted)された交点を提供するような輪郭とされる。
【0006】
本明細書で使用される場合、「交点(intersection)」という用語は、二つの表面が接する領域を意味する。例えば、交点は、側壁の内部表面が基部の内部表面と接する領域で加熱チャンバーに形成される。一部の実施形態では、装置は基部を通って加熱チャンバー内に延びるヒーターを備えることができ、また基部がヒーターの表面に接する領域で交点が形成される場合もある。本明細書で使用される交点は一般に、180°未満の角度で接する面を意味する。こうした交点は、内角と称され得る。本発明のエアロゾル発生装置などのエアロゾル発生装置の加熱チャンバーでは、表面間の交点は、基部および側壁の内部表面などの表面が、典型的には相互に実質的に垂直に延びるため、一般的に約90°である。実質的に90°以下の角度を有する交点は、ブラシなどのツールをそのような鋭角によって作られた小さな空間に挿入するのが困難であり得るため、清掃しにくい場合がある。
【0007】
加熱チャンバー内の表面間の交点は、加熱チャンバーの清掃を容易にするために90°より大きい角度を有することが望ましい。加熱チャンバー内の表面間の交点または内角は、90°より大きく、かつ180°未満の角度を有し得る。
【0008】
本明細書に開示される加熱チャンバーは輪郭付けされた基部を有し、そのため、基部と側壁の内部表面の間の交点が面取りまたはフィレットされたような輪郭とされる。こうした面取りされたまたはフィレットされた交点は、加熱チャンバー内の基部と側壁の内部表面の間の交点を清掃することの困難を低減し得る。
【0009】
本明細書で使用される場合、「面取り(chamfer)」という用語は、二つの面の間の実質的に直線の遷移端に関連する。さもなければ鋭い内角(180°未満の角度の交点)で接する二つの表面の間の直線的な遷移端を提供することにより、二つの表面間の交点に生じるであろう鋭角を二つの交点(第一の表面と遷移端との間の第一の交点および第二の表面と遷移端との間の第二の交点)に置き換えることができ、その交点のそれぞれが二つの表面の間の交点の角度よりも大きい、または鋭くない角度を有する。
【0010】
例えば、加熱チャンバーは、相互に実質的に垂直に延び、かつ90°の角度の交点で接する内部表面を有する基部および側壁を有し得る。しかしながら、基部がその周囲で、基部と側壁の内部表面の間に面取りされた交点を提供するような輪郭とされる場合、本発明によれば、基部と側壁の間に直線の遷移端が提供される。基部の周囲における直線的な遷移端の基部の一般平面対する角度が135°である場合、直線的な遷移端もまた135°で側壁と交差する。したがって、基部と側壁の間の面取りされた交点は、135°の二つの交点を有すると考えられ、90°の基部と側壁の間の単一の交点と置き換わる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
古沢工業株式会社
灰皿
7か月前
合同会社deNi
水パイプ
7か月前
株式会社東亜産業
喫煙具用カートリッジ
7か月前
福建省福和楽供応鏈有限公司
タバコ喫煙具
1か月前
株式会社サンエイ
タバコ用芳香カプセルの埋込具
5か月前
個人
シーシャ照明制御装置、シーシャ
3か月前
個人
加熱装置、加熱システムおよび加熱方法
6か月前
株式会社イーエムエンジニアリング
吸殻消火装置
7か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
7か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
6か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
8か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
4か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
7か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
8か月前
賽爾美電子科技有限公司
加熱アセンブリ、アトマイザ及び電子タバコ
3か月前
Future Technology株式会社
サセプタ挿入器
7か月前
日本たばこ産業株式会社
香味組成物およびその製造方法
7か月前
日本たばこ産業株式会社
香味組成物およびその製造方法
7か月前
個人
霧化電子送達製品に用いられる霧化溶液
1か月前
Future Technology株式会社
カプセルディスペンサー
7か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
1か月前
Future Technology株式会社
芳香カートリッジ
8か月前
Future Technology株式会社
エアロゾル生成装置
8か月前
Future Technology株式会社
喫煙具用カートリッジ
1か月前
Future Technology株式会社
電子タバコ用液体組成物及びそれを含有する電子タバコ
3か月前
日本たばこ産業株式会社
吸引器
1か月前
日本たばこ産業株式会社
ニコチン供給オーラルパウチ製品およびその製造方法
3か月前
個人
加熱装置、加熱システムおよび加熱方法
6か月前
凸版印刷株式会社
エアロゾル生成装置
6か月前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引器
7か月前
ニコベンチャーズ トレーディング リミテッド
消耗品
4か月前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引器
3か月前
日本たばこ産業株式会社
香味吸引器
4か月前
寧波依蘭雅絲護膚品有限公司
液漏れ防止の電子霧化装置
5か月前
Future Technology株式会社
被加熱芳香発生体
2か月前
日本たばこ産業株式会社
吸引成分生成装置
7か月前
続きを見る
他の特許を見る