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公開番号2023166606
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-21
出願番号2023156419,2019028970
出願日2023-09-21,2019-02-21
発明の名称二次電池
出願人三洋電機株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類H01M 50/566 20210101AFI20231114BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子と集電体の接続部の信頼性の高い二次電池を提供する。
【解決手段】
正極端子407は、正極集電体406に設けられた集電体貫通孔406cに挿入され、正極集電体406に設けられたザグリ穴406d内でカシメられている。集電体貫通孔406cの径方向において、ザグリ穴406dの深さが集電体貫通孔406cから側面406d2に向けて徐々に大きくなるように底面406d1は傾斜しており、正極端子407においてカシメられた部分がザグリ穴406の縁部と溶接接続されている。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
正極板及び負極板を有する電極体と、
開口を有し前記電極体を収容する外装体と、
端子取り付け孔を有し前記開口を封口する封口板と、
前記正極板又は前記負極板に電気的に接続された集電体と、
前記集電体に接続され、前記端子取り付け孔に挿入された端子と、を備えた二次電池であって、
前記集電体は集電体貫通孔を有し、前記集電体貫通孔の周囲にはザグリ穴が形成され、
前記ザグリ穴は底面と側面を有し、
前記端子は、前記集電体貫通孔に挿入され、前記ザグリ穴内でカシメられており、
前記集電体貫通孔の径方向において、前記ザグリ穴の深さが前記集電体貫通孔から前記側面に向けて徐々に大きくなるように前記底面は傾斜しており、
前記端子においてカシメられた部分が前記ザグリ穴の縁部と溶接接続された、
二次電池。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記端子においてカシメられた部分の先端が前記側面に接する請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記集電体貫通孔の縁部の角部のRが0.05mm以下である請求項1又は2に記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV、PHEV)の駆動用電源において、アルカリ二次電池や非水電解質二次電池が使用されている。
【0003】
これらの二次電池では、開口を有する金属製の外装体と、その開口を封止する封口板により電池ケースが形成される。電池ケース内には、正極板、負極板及びセパレータからなる電極体が、電解質と共に収容される。封口板には正極端子及び負極端子が取り付けられる。正極端子は正極集電体を介して正極板に電気的に接続され、負極端子は負極集電体を介して負極板に電気的に接続される。
【0004】
端子と集電体の接続方法として、例えば集電体に貫通孔を設けて、この貫通孔に端子の一方端側を挿入し、端子の先端を集電体上にカシメることにより端子と集電体を接続する方法がある。例えば、特許文献1では、集電体の貫通孔の周囲にザグリ穴を設け、端子の先端部をザグリ穴内で拡径し、端子において拡径された部分とザグリ穴の縁部を溶接接続することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-76867号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
端子を集電体に設けられたザグリ穴内でカシメる二次電池では、端子のカシメの条件によっては、端子においてカシメられた部分と集電体の間に大きな隙間が生じる場合がある。このような大きな隙間が生じた場合、端子と集電体との接続が不安定となる虞がある。
【0007】
図15に、集電体のベース部506aに設けられた集電体貫通孔506cに端子507を挿入し、端子507をベース部506a上にカシメる例を示す。図15に示すように、端子507においてカシメられた部分507xと集電体のベース部506aに設けられたザグリ穴506dの底面の間に大きな隙間90が生じる可能性がある。また、端子507においてカシメられた部分507xと集電体のベース部506aに設けられたザグリ穴506dの側面の間に大きな隙間91が生じる可能性がある。そして、隙間90ないし隙間91が存在することにより、端子と集電体の接続部の信頼性が低下する虞がある。なお、端子507においてカシメられた部分507xとザグリ穴506dの側面の間に大きな隙間91が生じないように端子507においてカシメられた部分507xの長さを長くした場合、端子507においてカシメられた部分507xとザグリ穴506dの底面の間に大きな隙間90が生じやすくなる。特に端子507を一回のカシメにより集電体にカシメ固定する場合に隙間90が生じやすい。
【0008】
本開示は、端子と集電体の接続部の信頼性がより向上した二次電池を提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一つの形態の二次電池は、
正極板及び負極板を有する電極体と、
開口を有し前記電極体を収容する外装体と、
端子取り付け孔を有し前記開口を封口する封口板と、
前記正極板又は前記負極板に電気的に接続された集電体と、
前記集電体に接続され、前記端子取り付け孔に挿入された端子と、を備えた二次電池であって、
前記集電体は集電体貫通孔を有し、前記集電体貫通孔の周囲にはザグリ穴が形成され、
前記ザグリ穴は底面と側面を有し、
前記端子は、前記集電体貫通孔に挿入され、前記ザグリ穴内でカシメられており、
前記底面において前記集電体貫通孔の周囲に凸部が設けられ、
前記端子においてカシメられた部分は前記凸部を覆い、
前記端子においてカシメられた部分が前記ザグリ穴の縁部と溶接接続されている。
【0010】
本開示の一つの形態の二次電池の構成によると、端子においてカシメられた部分とザグリ穴の底面の間、及び端子においてカシメられた部分とザグリ穴の側面の間に大きな隙間が生じることを効果的に抑制できる。よって、端子と集電体の接続部の信頼性が高い二次電池となる。なお、端子をザグリ穴内でカシメることにより、カシメられた端子がザグリ穴の底面及び側面の両方に接触するように変形し、端子においてカシメられた部分と集電体の間に隙間がより生じ難くなる。また、端子においてカシメられた部分がザグリ穴の縁部と溶接接続されることにより、端子と集電体がより強固に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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