TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023166189
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-21
出願番号2022077067
出願日2022-05-09
発明の名称光接続構造
出願人株式会社フジクラ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G02B 6/32 20060101AFI20231114BHJP(光学)
要約【課題】光ファイバの配置密度を高めつつ、光信号の分光を容易に行うことができる光接続構造を提供する。
【解決手段】光接続構造は、光信号が射出される射出端を有する第1光ファイバと、前記射出端に固定され前記第1光ファイバの開口数を縮小可能な第1GIファイバと、を有する第1ファイバユニットを複数備える第1ファイバアレイと、前記第1ファイバユニットから射出された光信号を受光可能な第2GIファイバと、前記第2GIファイバに固定された第2光ファイバと、を有する第2ファイバユニットを複数備える第2ファイバアレイと、前記第1ファイバアレイと前記第2ファイバアレイとの間に配置された分光素子と、結像光学系と、を備え、前記第1ファイバアレイから射出された光信号の各々は、前記結像光学系を構成する光学部材の全てを透過する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光信号が射出される射出端を有する第1光ファイバと、前記射出端に固定され前記第1光ファイバの開口数を縮小可能な第1GIファイバと、を有する第1ファイバユニットを複数備える第1ファイバアレイと、
前記第1ファイバユニットから射出された光信号を受光可能な第2GIファイバと、前記第2GIファイバに固定された第2光ファイバと、を有する第2ファイバユニットを複数備える第2ファイバアレイと、
前記第1ファイバアレイと前記第2ファイバアレイとの間に配置された分光素子と、
結像光学系と、を備え、
前記第1ファイバアレイから射出された光信号の各々は、前記結像光学系を構成する光学部材の全てを透過する、光接続構造。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記第1GIファイバの長さをLとし、
前記第1GIファイバの内部を蛇行する光信号の蛇行の周期をPとするとき、
0.20P≦L≦0.30Pが成立する、請求項1に記載の光接続構造。
【請求項3】
前記結像光学系は、前記分光素子と前記第1ファイバアレイとの間に配置されて前記第1ファイバユニットから射出された光信号のビームウェスト径を拡大する第1結像光学系と、前記分光素子と前記第2ファイバアレイとの間に配置されて前記第1ファイバユニットから射出された光信号を前記第2GIファイバに集光する第2結像光学系を備える、請求項1または2に記載の光接続構造。
【請求項4】
前記結像光学系は、前記第1ファイバユニットから射出された光信号を、ストレール比0.8以上で前記第2GIファイバに集光する、請求項3に記載の光接続構造。
【請求項5】
前記第1結像光学系が備える光学部材のうち最も前記分光素子に近い光学部材と、前記第1結像光学系および前記第2結像光学系の対称面との間の距離が、前記分光素子の長さの1/2より長い、請求項3に記載の光接続構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光接続構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
光通信分野において、ある光ファイバから光信号を射出して当該光信号を他の光ファイバに受光させる光接続構造を用いるような、光信号の伝送方法が知られている。特許文献1には、光ファイバ間における伝送損失を低減させるために、GI(Graded Index)ファイバを光ファイバの射出端に接続し、当該GIファイバによって射出光を平行光に整形(コリメート)する技術が開示されている。GIファイバを用いて射出光をコリメートする構成は、隣り合う光ファイバ間の配置間隔を短くして高密度化した場合において光ファイバ間でのクロストークを抑制できるという点でも好適である。
【0003】
また、このような光接続構造において、光信号のモニタ等を行うために、光信号を分光して光接続構造の外部に取り出すことが求められる場合がある。特許文献1には、光信号を射出する光ファイバと光信号を受光する光ファイバとの間にパッシブデバイス(分光素子)を配置する構成が、開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-47993号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、複数の光ファイバの配置間隔を短くして高密度化するうえでは、GIファイバを用いるのが好ましい。一方、当該GIファイバを一般的なシングルモードファイバに用いた場合、GIファイバから射出される射出光の伝送距離(レイリー長)は非常に短くなる。このため、現実的には、GIファイバの射出端間の距離は約1mm程度しか確保することができず、射出端間に分光素子を配置するのは困難であった。
【0006】
本発明は、このような事情を考慮してなされ、光ファイバの配置密度を高めつつ、光信号の分光を容易に行うことができる光接続構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の態様1は、光信号が射出される射出端を有する第1光ファイバと、前記射出端に固定され前記第1光ファイバの開口数を縮小可能な第1GIファイバと、を有する第1ファイバユニットを複数備える第1ファイバアレイと、前記第1ファイバユニットから射出された光信号を受光可能な第2GIファイバと、前記第2GIファイバに固定された第2光ファイバと、を有する第2ファイバユニットを複数備える第2ファイバアレイと、前記第1ファイバアレイと前記第2ファイバアレイとの間に配置された分光素子と、結像光学系と、を備え、前記第1ファイバアレイから射出された光信号の各々は、前記結像光学系を構成する光学部材の全てを透過する、光接続構造である。
【0008】
また、本発明の態様2は、態様1の光接続構造において、前記第1GIファイバの長さをLとし、前記第1GIファイバの内部を蛇行する光信号の蛇行の周期をPとするとき、0.20P≦L≦0.30Pが成立する、光接続構造である。
【0009】
また、本発明の態様3は、態様1又は態様2の光接続構造において、前記結像光学系は、前記分光素子と前記第1ファイバアレイとの間に配置されて前記第1ファイバユニットから射出された光信号のビームウェスト径を拡大する第1結像光学系と、前記分光素子と前記第2ファイバアレイとの間に配置されて前記第1ファイバユニットから射出された光信号を前記第2GIファイバに集光する第2結像光学系を備える、光接続構造である。
【0010】
また、本発明の態様4は、態様3の光接続構造において、前記結像光学系は、前記第1ファイバユニットから射出された光信号を、ストレール比0.8以上で前記第2GIファイバに集光する、光接続構造である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
光ファイバー
18日前
日本精機株式会社
表示装置
17日前
東レ株式会社
光ファイバー
18日前
アイカ工業株式会社
光学積層体
1日前
グンゼ株式会社
チューブ
17日前
国立大学法人徳島大学
ナノ結晶構造体基板
2日前
株式会社サンリーブ
メガネフレーム
1日前
日精テクノロジー株式会社
投射光学系
18日前
個人
光コネクタソケット
1日前
artience株式会社
積層体及びその用途
19日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
19日前
キヤノン株式会社
レンズ装置
24日前
株式会社タムロン
光学系及び撮像装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
端末装置
17日前
DIC株式会社
液晶素子
19日前
TOPPANホールディングス株式会社
調光ガラス
19日前
AGC株式会社
光学フィルタ
18日前
日本精機株式会社
表示装置、虚像表示装置及び移動体
17日前
星和電機株式会社
波長選択型赤外放射制御部材
19日前
TOPPANホールディングス株式会社
液晶表示装置
19日前
日亜化学工業株式会社
画像表示装置
23日前
株式会社アイゾーンジャパン
ドライブサングラス
4日前
京セラ株式会社
波長変換素子
17日前
日亜化学工業株式会社
映像表示装置
18日前
大日本印刷株式会社
光学素子、導光板
8日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
25日前
信越化学工業株式会社
光アイソレータ
17日前
キヤノン株式会社
光学系及び表示装置
18日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
24日前
キヤノン株式会社
光学系及び表示装置
18日前
株式会社リコー
頭部装着型表示装置、およびメガネ
1か月前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
25日前
株式会社ニコン・エシロール
眼鏡レンズ設計システム
25日前
株式会社レゾナック
画像表示素子
23日前
日東電工株式会社
画像表示装置
17日前
株式会社ディスコ
光学部品
26日前
続きを見る