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公開番号2023165542
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-16
出願番号2022076715
出願日2022-05-06
発明の名称流体補給管理システム
出願人株式会社東芝,東芝エネルギーシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F17C 13/02 20060101AFI20231109BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約【課題】流体の供給源となるタンクの交換又は再充填を適切なタイミングで効率よく行うことが可能な流体補給管理システムを提供する。
【解決手段】流体補給管理システム1は、流体の供給を受ける装置11と、流体を装置11に供給するタンク21と、当該タンク21内の流体の残量に関する値を計測する計測器24と、当該タンク21の位置を検出する位置検出器25と、計測器24によって計測された計測情報と位置検出器25で検出されたタンク位置情報とを発信する発信機26と、タンク21の流体の残量の管理を行う管理部50と、を備えている。管理部50は、計測情報及びタンク位置情報を受信する通信機51と、計測情報に基づいてタンク21の交換又は再充填が必要か否かを判定する判定部53と、タンク21の交換又は再充填の必要性を当該タンク21のタンク位置情報と共に報知する報知部54と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体の供給を受ける装置と、
前記流体が充填され、前記装置に接続されて前記流体を前記装置に供給するタンクと、
前記タンクに取り付けられて前記タンク内の前記流体の残量に関する値を計測する計測器と、
前記タンクに取り付けられて前記タンクの位置を検出する位置検出器と、
前記タンクに取り付けられ、前記計測器によって計測された値に関する情報である計測情報と、前記タンクの前記位置検出器で検出された前記タンクの位置に関する情報であるタンク位置情報とを発信する発信機と、
前記タンクの前記流体の残量の管理を行う管理部と、
を備え、
前記管理部は、
前記発信機によって発信された前記計測情報及び前記タンク位置情報を受信する通信機と、
前記計測情報に基づいて前記タンクの交換又は再充填が必要か否かを判定する判定部と、
前記判定部で前記タンクの交換又は再充填が必要であると判定された場合に、前記タンクの交換又は再充填の必要性を当該タンクのタンク位置情報と共に報知する報知部と、
を有する、流体補給管理システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記判定部は、前記装置の稼働スケジュールと前記計測情報とに基づいて、前記タンクの交換又は再充填が必要か否かを判定する、請求項1に記載の流体補給管理システム。
【請求項3】
前記判定部は、さらに前記装置の運転条件に基づいて、前記タンクの交換又は再充填が必要か否かを判定する、請求項2に記載の流体補給管理システム。
【請求項4】
前記タンクは、前記装置に着脱可能に接続され、
前記装置は、当該装置の位置を検出する位置検出器と、当該装置の当該位置検出器で検出された当該装置の位置に関する情報である装置位置情報とを発信する発信機と、を有する、請求項1に記載の流体補給管理システム。
【請求項5】
前記装置は燃料電池スタックであり、
前記流体は水素である、請求項1に記載の流体補給管理システム。
【請求項6】
流体の供給を受ける複数の装置と、
前記流体が充填され、前記複数の装置の各々に接続されて前記流体を当該装置に供給する複数のタンクと、
前記複数のタンクの各々に取り付けられて当該タンク内の前記流体の残量に関する値を計測する複数の計測器と、
前記複数のタンクの各々に取り付けられて当該タンクの位置を検出する複数の位置検出器と、
前記複数のタンクの各々に取り付けられ、当該タンクの前記計測器によって計測された値に関する情報である計測情報と、当該タンクの前記位置検出器で検出された当該タンクの位置に関する情報であるタンク位置情報とを発信する複数の発信機と、
前記複数のタンクの前記流体の残量の管理を行う管理部と、
を備え、
前記管理部は、
前記発信機によって発信された前記計測情報及び前記タンク位置情報を受信する通信機と、
前記計測情報に基づいて各タンクの交換又は再充填が必要か否かを判定する判定部と、
前記判定部で前記複数のタンクのいずれかの交換又は再充填が必要であると判定された場合に、当該タンクの交換又は再充填の必要性を当該タンクのタンク位置情報と共に報知する報知部と、
を有する、流体補給管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、流体補給管理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、生鮮食品などの貨物を低温で保管するための冷凍コンテナが知られている。特開2020-139710号公報に開示された冷凍コンテナは、温度調整器を内蔵し、庫内を低温に維持する。冷凍コンテナは、生鮮食品などの冷凍・冷蔵貨物の輸送に用いられる。
【0003】
ところで、このような冷凍コンテナの温度調整器へ電力を供給する電源装置として燃料電池システムを用いることが検討されている。燃料電池システムは、燃料電池スタックに燃料ガスと酸化剤ガスとを供給し、これらを反応させることで発電する。燃料ガスは、タンクに収容され、発電の際にタンクから燃料電池スタックへ供給される。タンク内の燃料ガスが枯渇すると、燃料電池システムは発電を行うことができない。燃料電池システムが所望の時間長に亘って信頼性高く発電を行うためには、タンク内の燃料ガスが枯渇する前に、タンクを交換又は再充填して燃料ガスを補給する必要がある。
【0004】
このため、定期的に(例えば、一月に一度)タンクを交換又は再充填することが考えられるが、このような方法は、燃料ガスを補給すべき燃料電池システムが複数存在する場合、タンクの交換又は再充填の度に全ての燃料電池システムを見回る必要があるため、煩雑である。とりわけ複数の燃料電池が互いから遠く離れた場所に離散して配置されている場合、このような方法は大変な労力を要する。
【0005】
また、燃料電池システムが冷凍コンテナに取り付けられている場合、燃料電池システムは冷凍コンテナと共に移動し得る。しかしながら、移動する燃料電池システムのタンクを適切なタイミングで交換又は再充填して燃料ガスを補給する方法は、未だ確立されていない。
【0006】
上述したような問題は、燃料電池システムのタンクの交換又は再充填の場合に限って生じるものではない。同様の問題は、燃料電池システム以外の装置へ流体を供給するタンクの交換又は再充填の際にも生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020-139710号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、流体の供給源となるタンクの交換又は再充填を適切なタイミングで効率よく行うことが可能な流体補給管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施の形態による流体補給管理システムは、
流体の供給を受ける装置と、
前記流体が充填され、前記装置に接続されて前記流体を前記装置に供給するタンクと、
前記タンクに取り付けられて前記タンク内の前記流体の残量に関する値を計測する計測器と、
前記タンクに取り付けられて前記タンクの位置を検出する位置検出器と、
前記タンクに取り付けられ、前記計測器によって計測された値に関する情報である計測情報と、前記タンクの前記位置検出器で検出された前記タンクの位置に関する情報であるタンク位置情報とを発信する発信機と、
前記タンクの前記流体の残量の管理を行う管理部と、
を備え、
前記管理部は、
前記発信機によって発信された前記計測情報及び前記タンク位置情報を受信する通信機と、
前記計測情報に基づいて前記タンクの交換又は再充填が必要か否かを判定する判定部と、
前記判定部で前記タンクの交換又は再充填が必要であると判定された場合に、前記タンクの交換又は再充填の必要性を当該タンクのタンク位置情報と共に報知する報知部と、
を有する。
【発明の効果】
【0010】
実施の形態による流体補給管理システムによれば、流体の供給源となるタンクの交換又は再充填を適切なタイミングで効率よく行うことが可能な流体補給管理システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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