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公開番号
2023165294
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-11-15
出願番号
2022076157
出願日
2022-05-02
発明の名称
フラットケーブル
出願人
大電株式会社
代理人
個人
主分類
H01B
7/08 20060101AFI20231108BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】スムーズな屈曲動作を可能として、自立性の向上、発塵の抑制、配線性の向上を可能とするフラットケーブルを提供する。
【解決手段】フラットケーブルは、複数のケーブル電線を平面状に連設してなるケーブル部を備えるフラットケーブルにおいて、前記連設された複数のケーブル電線に沿って連結して支持する連結支持部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のケーブル電線を平面状に連設してなるケーブル部を備えるフラットケーブルにおいて、
前記連設された複数のケーブル電線に沿って連結して支持する連結支持部を備えることを特徴とする
フラットケーブル。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のフラットケーブルにおいて、
前記連結支持部の曲げ柔軟度が、前記ケーブル部の曲げ柔軟度よりも大きく形成されることを特徴とする
フラットケーブル。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のフラットケーブルにおいて、
前記連結支持部が、複数の中空チューブを連接して配列して当該連接部分を固着してなり、前記各ケーブル電線に各中空チューブが接続されてなることを特徴とする
フラットケーブル。
【請求項4】
請求項3に記載のフラットケーブルにおいて、
前記連結支持部が、前記ケーブル電線間の前記連接部分が固着されていない前記ケーブル電線間を固着する各中空チューブの全部又は一部を少なくとも固着してなることを特徴とする
フラットケーブル。
【請求項5】
請求項3に記載のフラットケーブルにおいて、
前記中空チューブ内に気体若しくは液体を充填し、前記中空チューブの曲げ柔軟度を調整することを特徴とする
フラットケーブル。
【請求項6】
請求項1に記載のフラットケーブルにおいて、
前記連結支持部が、シート状の屈曲性生地からなり、
前記ケーブル部が、前記屈曲性生地の上面及び/又は下面に構成されることを特徴とする
フラットケーブル。
【請求項7】
請求項6に記載のフラットケーブルにおいて、
前記屈曲性生地がダブルラッセル生地から構成されることを特徴とする
フラットケーブル。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のフラットケーブルにおいて、
前記連結支持部が、複数の他のケーブル電線を連接して配列して当該連接部分を固着してなり、前記各ケーブル電線に各他のケーブル電線が接続されてなることを特徴とする
フラットケーブル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケーブル電線が横一列に並列されてなるフラットケーブルに関し、特に、スムーズな屈曲動作を可能として、自立性の向上、発塵の抑制、配線性の向上を可能とする多層化も容易に可能なフラットケーブルに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ロボット産業の進展をはじめとして、フラットケーブルの需要は高まっている。フラットケーブルは、一定間隔で左右方向に横並びとなる複数のケーブルから構成されるケーブルであり、配線作業性の高いケーブルである。フラットケーブルは、その主な用途として、搬送用ロボットなどの摺動部に用いられるように、繰り返しの屈曲動作のもとで使用されることが多く、そのため柔軟な可撓性と共に、長期間にわたる繰り返しの屈曲動作に対する高い耐久性が要求されている。
【0003】
従来のフラットケーブルでは、主に重ねて配線することで、配線スペースの抑制が図られている。
【0004】
例えば、このような従来のフラットケーブルは、熱可塑性樹脂の布状体によって形成された絶縁体層の一方の面に導電材料からなるシールド層が設けられると共に、他方の面に粘着剤層が設けられてなり、前記粘着剤層によって配線部材の片面又は両面に貼着して該配線部材を被覆することによって特性インピーダンスを調整すると共に不要輻射をシールドするものがある(特許文献1参照)。
【0005】
また、従来のフラットケーブルとしては、例えば、ほぼ平行に並んだ複数本の導体と、この複数本の導体を両側から挟んでラミネートした平板状の第1絶縁体と、この各第1絶縁体の外側表面に固着され、この表面に直交する方向に貫通し互いに隣接された多数の中空部を有する中空絶縁体と、から構成され、中空絶縁体により力学強度のバラツキを低減しようとするものがある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2019-133832号公報
特開2009-9783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、フラットケーブルを重ねて配線するとフラットケーブル同士の摩耗により発塵を生じてしまうという課題がある。
【0008】
また、上記特許文献1のように、熱可塑性樹脂の布状体によって形成された絶縁体層やシールド層等の多層構造とする場合には、当該多層構造によって肉厚化されることで、却って屈曲動作の可動域を狭めてしまうという課題がある。
【0009】
また、上記特許文献2のように、ケーブル電線の進行方向に対して垂直に配設される中空絶縁体を用いる場合には、当該中空絶縁体の厚みによりフラットケーブル全体に渡って肉厚化してしまい、却って屈曲動作の可動域を狭めてしまうという課題がある。
【0010】
つまり、従来のフラットケーブルでは、耐屈曲性とフレキシブル性の両立が最適になされているとはいえない。また、フレキシブル性が低いことにより、スムーズな可動ができず、また配線性も低下しやすいという課題もある。
(【0011】以降は省略されています)
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