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公開番号2023164221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-10
出願番号2022083408
出願日2022-04-28
発明の名称タンクローリ
出願人株式会社青木製作所
代理人
主分類B60P 3/22 20060101AFI20231102BHJP(車両一般)
要約【課題】タンクローリにおけるタンクの底部から延設される配管類のスペースを確保しながらタンクの荷重をシャーシに対してシンプルな構造で確実に支持する。
【解決手段】シャーシ3の長手方向に沿って配設する左右一対の桁部材5を下側桁部材6と、上面に配置される上側桁部材7とにし、前記上側桁部材7を前部上側桁部材と後部上側桁部材とに分割、所定の間隔を有するように溶着し、前記下側桁部材6に切欠けを設け、この切欠けに前記吐出ポンプ10の一部が挿入されるよう支持し、前記吐出ポンプ10の前記タンク1の後方に向く吐出側に連通する第1流出管141を前記タンクの両側方に延びる第2流出管142に接続、第2流出管142を前記後部上側桁部材の前端に近傍する位置の前記下側桁部材6の上面に固定、前記吐出ポンプ10の前記タンク1の前方に向く吸入側に接続する流入管を前記第2流出管142の下方に配管する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多数の種類の液体を充填するタンクローリのタンクのコンテナを車両のシャーシに架台を介して載置したタンクローリであって、
前記タンクローリは走行用駆動源から伝達機構により駆動されるヘッドバルブを有する吐出ポンプを備え、
前記架台は前記シャーシの長手方向に沿って配設する左右一対の桁部材と、前記桁部材の前後端に前記シャーシの幅方向に沿って配設する梁部材とよりなり、
前記桁部材を下側桁部材と、この下側桁部材の上面に配置される上側桁部材とにし、前記上側桁部材は前部上側桁部材と後部上側桁部材とに分割し、前記前部上側桁部材と前記後部上側桁部材とは所定の間隔を有するように前記下側桁部材の上面に溶着し、
前記前部上側桁部材の後端に近傍する位置の前記下側桁部材に切欠けを設け、この切欠けに前記吐出ポンプの一部が挿入されるよう前記下側桁部材に支持し、前記吐出ポンプの前記タンクの後方に向く吐出側に連通する第1流出管を前記タンクの両側方に延びる第2流出管に接続し、この第2流出管を前記後部上側桁部材の前端に近傍する位置の前記下側桁部材の上面に固定し、前記吐出ポンプの前記タンクの前方に向く吸入側に接続する流入管を前記第2流出管の下方に配管することを特徴とするタンクローリ。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記前部上側桁部材および前記後部上側桁部材を断面中空長方形状とし、その長辺を前記下側桁部材の一辺より大きくして、前記前部上側桁部材および前記後部上側桁部材のそれぞれ左右を複数の横架部材にて連結し、前記後部上側桁部材に連結する前記横架部材により前記吐出ポンプの吸入側に接続する前記流入管を支持することを特徴とする請求項1に記載のタンクローリ。
【請求項3】
前記後部上側桁部材に沿って前記タンクの後方まで延びる第3流出管を前記第2流出管に接続することを特徴とする請求項2に記載のタンクローリ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、多数の種類の液体を充填するタンクローリのタンクに接続するポンプを含む配管構造に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、液体燃料などの液体を充填積載して輸送に使用されているタンクローリは、シャーシの上部の支持部材にタンクを脱着可能に載置しており、このタンクはその底部に平面長方形状のタンクフレームを備えている。
【0003】
そして、特許文献1に示すようにタンクの収容液体を取扱うポンプの位置が後方になり、タンクの底部から延びる配管類が存在し、そして、配管類を保護するためタンクローリにおいては、特許文献2に示すようにタンクフレームの下面に被支持フレームを介装し、この被支持フレームに載置されたタンクを被支持フレームと支持部材を緊締部材で結着することでシャーシに固定させている。
【0004】
このように、従来のタンクローリでは、支持部材上に載置するタンクにおいて、下面に被支持フレームを介装していたため、その分車両の車高が高くなる不具合があった。こうして車高が高くなると車両の全体の重心が高くなり、走行性が悪くなる他、介装される被支持フレームの重さ分だけ車体重量が増大し、積載荷重がその分増すことになり、しかも、収容液体を取扱うポンプの位置が後方になるために、ポンプへの動力伝達用の駆動軸が長くなって振動やそれに伴う騒音発生の原因となるとともに、ポンプなどの装備機器を配設することによりシャーシも長くなって、タンクローリの運転時に後方確認のため必要以上の注意を要し、安全性を損なうことなどの問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実開昭62-188484号公報
特開2003-137019号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、従来の問題点を解決しようとするもであって、タンクにおける底部から延設される配管類のスペースを確保しながらタンクの荷重をシャーシに対してシンプルな構造で確実に支持させることとし、タンクローリにおける車高を低く設定するとともに、ポンプをタンクローリのエンジンなどの前記走行用駆動源の近傍位置に装備できるタンクローリを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0008】
請求項1に記載の発明は、多数の種類の液体を充填するタンクローリのタンクのコンテナを車両のシャーシに架台を介して載置したタンクローリであって、
前記タンクローリは走行用駆動源から伝達機構により駆動されるヘッドバルブを有する吐出ポンプを備え、
前記架台は前記シャーシの長手方向に沿って配設する左右一対の桁部材と、前記桁部材の前後端に前記シャーシの幅方向に沿って配設する梁部材とよりなり、
前記桁部材を下側桁部材と、この下側桁部材の上面に配置される上側桁部材とにし、前記上側桁部材は前部上側桁部材と後部上側桁部材とに分割し、前記前部上側桁部材と前記後部上側桁部材とは所定の間隔を有するように前記下側桁部材の上面に溶着し、
前記前部上側桁部材の後端に近傍する位置の前記下側桁部材に切欠けを設け、この切欠けに前記吐出ポンプの一部が挿入されるよう前記下側桁部材に支持し、前記吐出ポンプの前記タンクの後方に向く吐出側に連通する第1流出管を前記タンクの両側方に延びる第2流出管に接続し、この第2流出管を前記後部上側桁部材の前端に近傍する位置の前記下側桁部材の上面に固定し、前記吐出ポンプの前記タンクの前方に向く吸入側に接続する流入管を前記第2流出管の下方に配管することを特徴とするタンクローリである。
【0009】
請求項2に記載の発明は、前記前部上側桁部材および前記後部上側桁部材を断面中空長方形状とし、その長辺を前記下側桁部材の一辺より大きくして、前記前部上側桁部材および前記後部上側桁部材のそれぞれ左右を複数の横架部材にて連結し、前記後部上側桁部材に連結する前記横架部材により前記吐出ポンプの吸入側に接続する前記流入管を支持することを特徴とする請求項1に記載のタンクローリである。
【0010】
請求項3に記載の発明は、前記後部上側桁部材に沿って前記タンクの後方まで延びる第3流出管を前記第2流出管に接続することを特徴とする請求項2に記載のタンクローリである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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