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公開番号2023164162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-10
出願番号2022075517
出願日2022-04-28
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 21/16 20060101AFI20231102BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】搬送ガイドに起因するシートの搬送不良の発生を効果的に抑制する。
【解決手段】筐体102と、画像形成部110と、第1排出ローラ22及び第2排出ローラ23を備えた排出ローラ対21と、排出ローラ対21によるシートの搬送方向に関して排出ローラ対21の上流側に隣接して、排出ローラ対21により搬送されるシートSの第1排出ローラ22と接触する面側に配置され、シートSを排出ローラ対21に向けてガイドする搬送ガイド34と、を有する画像形成装置100は、搬送ガイド34が、面形状の第1ガイド部35aと、上記搬送方向に関して第1ガイド部35aよりも上流に設けられ、搬送ガイド34に向けて搬送されてきたシートSが最初に当接する箇所を含む第2ガイド部36aと、を備え、第1ガイド部35aの表面粗さは第2ガイド部36aの表面粗さよりも大きい構成とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
筐体と、
前記筐体の内部に設けられ、シートに画像を形成する画像形成部と、
第1排出ローラ及び第2排出ローラを備え、前記筐体から前記シートを排出する排出ローラ対と、
前記排出ローラ対による前記シートの搬送方向に関して前記排出ローラ対の上流側に隣接して、前記排出ローラ対により搬送される前記シートの前記第1排出ローラと接触する面側に配置され、前記シートを前記排出ローラ対に向けてガイドする搬送ガイドと、
を有する画像形成装置において、
前記搬送ガイドは、前記シートをガイド可能な面形状の第1ガイド部と、前記搬送方向に関して前記第1ガイド部よりも上流に設けられ、前記搬送ガイドに向けて搬送されてきた前記シートが前記搬送ガイドに最初に当接する箇所を含み、前記シートをガイド可能な第2ガイド部と、を備え、前記第1ガイド部の表面粗さは前記第2ガイド部の表面粗さよりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第2ガイド部は、前記搬送方向に沿って延在するリブ形状を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第1排出ローラ及び前記第2排出ローラはそれぞれ、軸部と、前記軸部の軸方向に沿って設けられ、それぞれが前記シートと接触可能な複数のローラ部と、を備え、
前記第1排出ローラの前記ローラ部と前記第2排出ローラの前記ローラ部とは、前記軸方向に見たときに互いにオーバーラップするように前記軸方向に関して交互に異なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記排出ローラ対により搬送される前記シートを前記搬送方向と略直交する方向に波形状に湾曲させる波形状付与手段を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第1ガイド部又は前記第2ガイド部の少なくとも一方に表面処理加工が施されて、前記第1ガイド部の表面粗さが前記第2ガイド部の表面粗さよりも大きくされていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1ガイド部の表面粗さRaは、0.2μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間の表面粗さRaの差は、0.15μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1ガイド部の表面粗さRzは、1.8μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記第1ガイド部と前記第2ガイド部との間の表面粗さRzの差は、1.2μm以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1排出ローラ及び前記第2排出ローラはそれぞれ、軸部と、前記軸部の軸方向に沿って設けられ、それぞれが前記シートと接触可能な複数のローラ部と、を備え、
前記第1ガイド部には、前記軸方向に関して前記第1排出ローラの少なくとも1つの前記ローラ部と少なくとも一部が重なる範囲に、前記シートから離れる方向に凹んだ凹形状部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成部で画像が形成されたシートを搬送してシート排出部から排出する画像形成装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電子写真方式などを用いて画像を形成する画像形成装置は、画像形成部で画像が形成されたシートを搬送してシート排出部から排出する。シートの搬送に関して、特許文献1に記載される構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-47760号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の構成では、シートの搬送方向に関するシート排出部の上流側に隣接して設けられた搬送ガイドに起因する搬送不良が発生する恐れがあった。
【0005】
したがって、本発明の目的は、搬送ガイドに起因するシートの搬送不良の発生を効果的に抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、筐体と、前記筐体の内部に設けられ、シートに画像を形成する画像形成部と、第1排出ローラ及び第2排出ローラを備え、前記筐体から前記シートを排出する排出ローラ対と、前記排出ローラ対による前記シートの搬送方向に関して前記排出ローラ対の上流側に隣接して、前記排出ローラ対により搬送される前記シートの前記第1排出ローラと接触する面側に配置され、前記シートを前記排出ローラ対に向けてガイドする搬送ガイドと、を有する画像形成装置において、前記搬送ガイドは、前記シートをガイド可能な面形状の第1ガイド部と、前記搬送方向に関して前記第1ガイド部よりも上流に設けられ、前記搬送ガイドに向けて搬送されてきた前記シートが前記搬送ガイドに最初に当接する箇所を含み、前記シートをガイド可能な第2ガイド部と、を備え、前記第1ガイド部の表面粗さは前記第2ガイド部の表面粗さよりも大きいことを特徴とする画像形成装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、搬送ガイドに起因するシートの搬送不良の発生を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の概略断面図である。
排出ローラ対を示す斜視図である。
上ローラ及び上ガイドを示す斜視図及び側面図、並びに、上ガイドを示す側面図である。
上ローラ及び上ガイドを示す斜視図である。
上ガイドの断面図である。
排出時にシートの後端が搬送ガイドに当接する状態を示す断面図である。
搬送時にシートの上面が搬送ガイドに当接する状態を示す断面図である。
搬送時にシートの先端が搬送ガイドに当接した状態を示す断面図である。
搬送時にシートの先端が搬送ガイドに当接した状態を示す断面図である。
搬送時にシートの先端が排出ローラ対に突入する状態を示す断面図である。
排出時にシートの後端が搬送ガイドに当接する状態を示す断面図である。
上ガイドの他の例を示す斜視図である。
上ガイドの他の例を示す斜視図である。
上ガイドの他の例を示す斜視図である。
排出ローラ対のまわりの構成の他の例を示す側面図、断面図及び斜視図である。
他の例の上ガイドを構成する上ガイド基材を示す斜視図である。
他の例の上ガイドを構成する上ガイド基材及びガイド面部材を示す分解斜視図、及び他の例の上ガイドの組み立てた状態を示す斜視図である。
比較例における排出時にシートの後端が搬送ガイドに当接する状態を示す断面図である。
比較例における搬送時にシートの上面が搬送ガイドに当接する状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0010】
[実施例1]
<画像形成装置の全体構成>
図1は、本実施例の画像形成装置100の概略断面図(後述する感光ドラムや排出ローラの軸方向と略直交する断面)である。なお、シートSの搬送に関連して「上流」、「下流」とは、特に明示しない場合もシートの搬送方向に関する「上流」、「下流」を意味する。また、シートの搬送に関連してシートの「先端」、「後端」とは、特に明示しない場合もシートの搬送方向に関する「先端」、「後端」を意味する。また、上下方向は重力方向(鉛直方向)に関する上下方向のことを言うものであるが、直上、直下のみを意味するものではなく、注目する要素又は位置を通る水平面よりも上側、下側を含むものである。
(【0011】以降は省略されています)

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