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公開番号2023160092
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-02
出願番号2022070169
出願日2022-04-21
発明の名称コネクタ
出願人住友電装株式会社
代理人個人,個人
主分類H01R 13/52 20060101AFI20231026BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電線周囲の構造を小型化することのできるコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタ10は、電線12および接続端子11を有する電線部材と、ハウジング13と、シールドシェル16と、止水部材70とを備える。コネクタ10は、ハウジング13とシールドシェル16とを電線12の延出方向において締結固定するねじ部材を備える。ハウジング13の保持部31は、電線12および接続端子11を延出方向に貫通させた状態で保持する。シールドシェル16の被覆部62は、保持部31の外周を囲む周壁62aと、保持部31の先端に対向する対向壁62bとを備える。保持部31とシールドシェル16との間には、電線12と保持部31と被覆部62とによって区画された収容部17が設けられている。収容部17には、止水部材70が、電線12および保持部31および被覆部62の各々による押圧によって圧縮された状態で設けられている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
電線および前記電線の先端に固定された接続端子を有する電線部材と、前記電線部材を保持するハウジングと、前記電線部材および前記ハウジングを覆うシールド部材と、前記ハウジングと前記シールド部材との間に設けられかつ弾性材料からなる止水部材と、を備えるコネクタであって、
前記ハウジングより延出される前記電線の延出方向から前記ハウジングと前記シールド部材とを締結固定するねじ部材を備え、
前記ハウジングは、前記ハウジングから前記延出方向に突設されるとともに前記電線部材を前記延出方向に貫通させた状態で保持する保持部を有し、
前記保持部は、前記延出方向に前記シールド部材と隣り合うように配置され、
前記シールド部材は、前記保持部の先端が差し込まれる被覆部を有し、
前記被覆部は、
前記保持部の外周を囲む周壁と、
前記保持部の先端に対向する対向壁と、を備え、
前記シールド部材と前記ハウジングとの間には、前記電線部材の外周を囲む環状をなす態様で、前記電線部材と前記保持部と前記被覆部とによって区画された収容部が設けられており、
前記収容部には、前記止水部材が、前記電線部材および前記保持部および前記被覆部の各々による押圧によって圧縮された状態で設けられている、コネクタ。
続きを表示(約 520 文字)【請求項2】
前記止水部材は、前記電線部材の外周を囲む環状をなしており、
前記止水部材において、前記対向壁に対向する部分、前記保持部の前記先端に対向する部分、前記被覆部の前記周壁に対向する部分、および前記電線部材に対向する部分の各々は、前記電線部材の外周を囲む環状をなす態様で突出する止水凸部を有している、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記収容部の各部において、前記延出方向における前記対向壁と前記保持部の前記先端との間隔は、自然状態の前記止水部材の各部における前記延出方向の厚さよりも小さくなっており、
前記収容部の各部において、前記延出方向と直交する方向における前記電線部材と前記周壁との間隔は、前記自然状態の前記止水部材の各部における前記直交する方向の厚さよりも小さくなっている、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記ハウジングは、前記延出方向に貫通する第1孔を有し、
前記シールド部材は、前記延出方向に貫通する第2孔を有し、
前記ねじ部材は、前記第1孔および前記第2孔に挿通されている、請求項1または請求項2に記載のコネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コネクタに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両用の機器同士を電気的に接続するワイヤハーネスが知られている。ワイヤハーネスの端部には、機器に取り付けられるコネクタが設けられている(例えば特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載のコネクタは、ハウジングを有している。ハウジングは、絶縁性材料(樹脂材料など)によって構成される。ハウジングには、電線が挿通されている。電線の先端には、接続端子が固定されている。接続端子は、ハウジングに固定されている。
【0004】
コネクタは、シールド部材を有する。シールド部材は、導電性材料(金属材料など)によって構成される。シールド部材は、電線およびハウジングを外側から覆うように設けられる。
【0005】
コネクタは、複数の止水部材を有する。各止水部材は、弾性材料(ゴム材料など)によって構成される。止水部材は、ハウジングと電線との間やハウジングとシールド部材との間に設けられている。各止水部材により、コネクタの外部から内部への水分の侵入が抑えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-123445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
コネクタの電線周囲では、止水部材が複数箇所に設けられる。そのため、コネクタの電線周囲の構造が複雑になり易い。これにより、コネクタの電線周囲の構造が大型化し易くなっている。
【0008】
そこで、電線周囲の構造を小型化することのできるコネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示のコネクタは、電線および前記電線の先端に固定された接続端子を有する電線部材と、前記電線部材を保持するハウジングと、前記電線部材および前記ハウジングを覆うシールド部材と、前記ハウジングと前記シールド部材との間に設けられかつ弾性材料からなる止水部材と、を備えるコネクタであって、前記ハウジングより延出される前記電線の延出方向から前記ハウジングと前記シールド部材とを締結固定するねじ部材を備え、前記ハウジングは、前記ハウジングから前記延出方向に突設されるとともに前記電線部材を前記延出方向に貫通させた状態で保持する保持部を有し、前記保持部は、前記延出方向に前記シールド部材と隣り合うように配置され、前記シールド部材は、前記保持部の先端が差し込まれる被覆部を有し、前記被覆部は、前記保持部の外周を囲む周壁と、前記保持部の先端に対向する対向壁と、を備え、前記シールド部材と前記ハウジングとの間には、前記電線部材の外周を囲む環状をなす態様で、前記電線部材と前記保持部と前記被覆部とによって区画された収容部が設けられており、前記収容部には、前記止水部材が、前記電線部材および前記保持部および前記被覆部の各々による押圧によって圧縮された状態で設けられている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、電線周囲の構造を小型化することのできるコネクタを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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