TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023159955
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-02
出願番号2022069902
出願日2022-04-21
発明の名称光ファイバケーブル
出願人古河電気工業株式会社
代理人個人
主分類G02B 6/44 20060101AFI20231026BHJP(光学)
要約【課題】 解体作業が容易な光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】 光ファイバケーブル1の長手方向に垂直な断面において、コア5を中心に対向する部位にはテンションメンバ9が設けられる。また、テンションメンバ9とは異なる周方向位置であって、コア5を挟んで互いに対向する位置には引き裂き紐11が設けられる。また、コア5の外周には、外被13が設けられる。テンションメンバ9および引き裂き紐11は、外被13に埋設される。外被13は複層構造であり、コア5の外周を覆うように配置される内層13aと、内層13aの外周に配置され、外面に露出する外層13bとからなる。ここで、内層13aの色と外層13bの色とは異なる。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
複数の光ファイバ心線からなるコアと、
光ファイバケーブルの長手方向に垂直な断面において、前記コアを中心に対向する部位に設けられるテンションメンバと、
前記コア及び前記テンションメンバを覆うように設けられる外被と、
を具備し、
前記外被が、前記コアの外周を覆うように配置される内層と、外面に露出する外層とを有し、前記内層の色と前記外層の色とが異なることを特徴とする光ファイバケーブル。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
前記内層の引張強度が、前記外層の引張強度よりも低いことを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
【請求項3】
前記内層が発泡樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の光ファイバ心線からなる光ファイバケーブルに関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
データトラフィックの増大に伴い、超多心光ケーブルが普及してきている。超多心光ケーブルでは、ケーブル内に多数の光ファイバを実装する必要があり、それを実現するためにスロットレス構造のケーブルが使用されている
【0003】
このようなスロットレスの光ファイバケーブルとしては、多数の光ファイバ心線からなるコアと、コアの外周に配置されたテンションメンバとが、外被で被覆されたものが用いられている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-204368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一般的に、スロットレス構造の光ファイバケーブルに対して、内部の光ファイバ心線を取り出すためにケーブルを解体する際には、引き裂き紐で外被が切り裂かれる。しかし、テンションメンバが入った構造では、外被をカッターで剥いで引き裂き紐を取り出すことが困難である。このため、パイプカッターのような輪切り工具で光ファイバケーブルの外被に輪切り状の切れ込みを入れて、引き裂き紐を取り出すことがある。
【0006】
しかし、輪切り工具によってケーブル外被を解体する場合、少しでも刃が深く入りすぎてしまうと、刃でファイバコアを傷つけてしまい、光ファイバが断線する危険性がある。このため、外被厚に合わせて刃の長さを規定する必要があるが、外被厚は多少の製造のバラツキがあるため、完全にコアの損傷を抑制することは困難である。
【0007】
これに対し、ファイバコアを傷つけないように、まず、輪切り工具で浅く輪切りし、残った薄い外被を他の刃具で除去する方法がとられる場合がある。しかし、この方法でも、輪切り工具によって外被除去する際に、適切な切れ込み深さを把握すること困難であるため、同様にファイバコアを損傷する問題があった。このため、少しずつ刃の深さを深くしていくなど、作業時間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、解体作業が容易な光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述した目的を達するために本発明は、複数の光ファイバ心線からなるコアと、光ファイバケーブルの長手方向に垂直な断面において、前記コアを中心に対向する部位に設けられるテンションメンバと、前記コア及び前記テンションメンバを覆うように設けられる外被と、を具備し、前記外被が、前記コアの外周を覆うように配置される内層と、外面に露出する外層とを有し、前記内層の色と前記外層の色とが異なることを特徴とする光ファイバケーブルである。
【0010】
前記内層の引張強度が、前記外層の引張強度よりも低いことが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
表示装置
17日前
東レ株式会社
光ファイバー
18日前
東レ株式会社
光ファイバー
18日前
アイカ工業株式会社
光学積層体
1日前
グンゼ株式会社
チューブ
17日前
株式会社サンリーブ
メガネフレーム
1日前
国立大学法人徳島大学
ナノ結晶構造体基板
2日前
個人
光コネクタソケット
1日前
日精テクノロジー株式会社
投射光学系
18日前
artience株式会社
積層体及びその用途
19日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ装置
19日前
キヤノン株式会社
レンズ装置
24日前
株式会社タムロン
光学系及び撮像装置
3日前
DIC株式会社
液晶素子
19日前
TOPPANホールディングス株式会社
調光ガラス
19日前
トヨタ自動車株式会社
端末装置
17日前
TOPPANホールディングス株式会社
液晶表示装置
19日前
AGC株式会社
光学フィルタ
18日前
日本精機株式会社
表示装置、虚像表示装置及び移動体
17日前
星和電機株式会社
波長選択型赤外放射制御部材
19日前
京セラ株式会社
波長変換素子
17日前
株式会社アイゾーンジャパン
ドライブサングラス
4日前
日亜化学工業株式会社
画像表示装置
23日前
日亜化学工業株式会社
映像表示装置
18日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
25日前
キヤノン株式会社
光学系及び表示装置
18日前
大日本印刷株式会社
光学素子、導光板
8日前
信越化学工業株式会社
光アイソレータ
17日前
キヤノン株式会社
光学系及び表示装置
18日前
株式会社タムロン
ズームレンズ及び撮像装置
25日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
24日前
株式会社ディスコ
光学部品
26日前
キヤノン株式会社
光学装置及び撮像装置
23日前
株式会社ディスコ
光学部品
17日前
株式会社ニコン・エシロール
眼鏡レンズ設計システム
25日前
日東電工株式会社
画像表示装置
17日前
続きを見る