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公開番号2023159925
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-02
出願番号2022069857
出願日2022-04-21
発明の名称クランプ
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人虎ノ門知的財産事務所
主分類F16B 2/08 20060101AFI20231026BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】クランプを装着することができない箇所を挟んだ位置に装着するクランプにおいて、簡易な作業でクランプを配策材に対して装着することができるクランプを提供すること。
【解決手段】第一クランプ部材2Aと、第二クランプ部材2Bと、各クランプ部材2A,2Bとを配策材100の延在方向において連結する連結部23とを備え、各クランプ部材2A,2Bは、配策材100を収容する収容空間SA,SBを形成する本体部21と、対象物側係止部22とを有し、連結部23の部材側係止部231は各クランプ部材2A,2Bのうち、少なくとも一方の本体部21に形成され、連結部23の部材側被係止部232は各クランプ部材2A,2Bのうち、少なくとも他方の本体部21に形成され、部材側係止部231と部材側被係止部232の係止位置に応じて、第一クランプ部材2Aおよび第二クランプ部材2Bの延在方向における間隔を変更する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
配策材を保持する第一クランプ部材と、
前記第一クランプ部材とは異なる位置において、前記配策材を保持する第二クランプ部材と、
前記第一クランプ部材および前記第二クランプ部材を前記配策材の延在方向において連結する連結部と、
を備え、
各前記クランプ部材は、
前記配策材を収容する収容空間を形成する本体部と、
前記配策材が固定される固定対象物に形成された対象物側被係止部に係止される対象物側係止部と、
を有し、
前記連結部は、
部材側係止部と、
前記部材側係止部が係止される部材側被係止部と、
を有し、
前記部材側係止部は、各前記クランプ部材のうち、少なくとも一方の前記本体部に形成され、
前記部材側被係止部は、各前記クランプ部材のうち、少なくとも他方の前記本体部に形成され、
前記部材側係止部および前記部材側被係止部の係止位置に応じて、前記第一クランプ部材および前記第二クランプ部材の延在方向における間隔を変更する、
ことを特徴とするクランプ。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
各前記本体部は、
ベース部と、
カバー部と、
前記ベース部に対して前記カバー部を延在方向周りに回動自在に支持するヒンジ部と、
本体部側係止部と、
前記本体部側係止部が係止される本体部側被係止部と、
内側弾性変形部と、
を有し、
前記本体部側係止部は、前記ベース部および前記カバー部のうち、いずれか一方に形成され、
前記本体部側被係止部は、前記ベース部および前記カバー部のうち、いずれか他方に形成され、
前記本体部側係止部および前記本体部側被係止部の係止位置に応じて、前記カバー部および前記ベース部の延在方向と直交する方向における間隔を変更し、
前記内側弾性変形部は、前記ベース部および前記カバー部のうち、少なくとも一方に形成され、かつ前記収容空間側に向かって延在し、前記収容空間に収容された前記配策材に接触した状態で弾性変形する、
請求項1に記載のクランプ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クランプに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
車両等に配索するワイヤハーネスを車両に固定するため、クランプが用いられている。車両に固定する際、ワイヤハーネスの配策材に対してクランプを装着し、そのクランプを車両のボディーなどに固定することで、ワイヤハーネスを車両に対して取り付けている。配策材には、途中で分岐線が形成されているものや、途中にセンサ等の付属品が設けられているものがある。このような配策材に対してクランプを装着する際、配策材においてクランプを分岐線や装置の位置に装着することは困難であった。そのため、クランプを装着することができない箇所を挟むように離間して2つのクランプ部材を設けて対応するクランプがある。
【0003】
例えば、特許文献1に記載のクランプは、基部および2本の結束バンドから構成されている。2本の結束バンドは、基部に対して電線の延在方向においてスライド自在に設けられており、2本の結束バンド間に電線の分岐線が位置している。電線に対するクランプの装着は、分岐線の太さに応じて、2本の結束バンドの間隔を調節しつつ、電線に対して2本の結束バンドを締結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-288994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記クランプでは、配策材に対してクランプを装着する際に、例えば予め2本の結束バンドにそれぞれ設けられている挿通孔を基部に挿入する必要があり、配策材に対してクランプを装着するための作業が多く、装着までに手間がかかっていた。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、クランプを装着することができない箇所を挟んだ位置に装着するクランプにおいて、簡易な作業でクランプを配策材に対して装着することができるクランプを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、配策材を保持する第一クランプ部材と、前記第一クランプ部材とは異なる位置において、前記配策材を保持する第二クランプ部材と、前記第一クランプ部材および前記第二クランプ部材を前記配策材の延在方向において連結する連結部とを備え、各前記クランプ部材は、前記配策材を収容する収容空間を形成する本体部と、前記配策材が固定される固定対象物に形成された対象物側被係止部に係止される対象物側係止部とを有し、前記連結部は、部材側係止部と部材側被係止部とを有し、前記連結部は、部材側係止部と部材側被係止部とを有し、前記部材側係止部は、各前記クランプ部材のうち、少なくとも一方の前記本体部に形成され、前記部材側被係止部は、各前記クランプ部材のうち、少なくとも他方の前記本体部に形成され、前記部材側係止部および前記部材側被係止部の係止位置に応じて、前記第一クランプ部材および前記第二クランプ部材の延在方向における間隔を変更することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のクランプは、連結部の部材側係止部と部材側被係止部が各クランプ部材に一体に設けられており、一方のクランプ部材に設けられた部材側係止部を他方のクランプ部材の部材側被係止部に係止することによって、2つのクランプ部材が連結され、配策材に対してクランプの装着を可能とする。その際、2つのクランプ部材間に、クランプを装着することができない箇所を位置させ、箇所の大きさに応じて2つのクランプ部材の間隔を調節する。したがって、クランプを装着することができない箇所を挟んで配策材に対してクランプを装着する際に、2つのクランプ部材を用意することで、クランプ部材を互いに連結するのみでよいため、簡単に2つのクランプ部材を連結することができる。これにより、クランプを装着することができない箇所を挟んだ位置に装着するクランプにおいて、簡易な作業でクランプを配策材に対して装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施形態におけるクランプを配策材に装着している状態を示す斜視図である。
図2は、実施形態におけるクランプ部材の斜視図である。
図3は、実施形態におけるクランプに配策材を装着している状態を示す斜視図である。
図4は、実施形態におけるクランプ(分岐線が細径の場合)の斜視図である。
図5は、実施形態におけるクランプ(分岐線が太径の場合)の斜視図である。
図6は、実施形態における外側弾性変形部が外部の障害物に接触している状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明にかかる実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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