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公開番号2023158822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-31
出願番号2022068835
出願日2022-04-19
発明の名称レンズ装置および撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 7/04 20210101AFI20231024BHJP(光学)
要約【課題】 高ズーム比および小型の点で有利なズームレンズ装置を提供すること。
【解決手段】 物体の像を形成するレンズ装置(L)は、カムフォロワ(22a)を含み、第1レンズ群(G22)を保持する第1保持部材(22)と、カムフォロワと係合するカムが形成され、第1レンズ群の光軸(P)に沿った第1回転軸(S)の周りに回転することにより、光軸に沿って第1保持部材を移動させるカム部材(23)と、第1レンズ群よりも像側において光軸に対して挿抜される第2レンズ群(G41)を保持し、光軸に沿った第2回転軸(U)の周りに回転する第2保持部材(40、41)とを有し、カム部材の像側の端部は、第2保持部材の物体側の端部よりも像側に配されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体の像を形成するレンズ装置であって、
カムフォロワを含み、第1レンズ群を保持する第1保持部材と、
前記カムフォロワと係合するカムが形成され、前記第1レンズ群の光軸に沿った第1回転軸の周りに回転することにより、前記光軸に沿って前記第1保持部材を移動させるカム部材と、
前記第1レンズ群よりも像側において前記光軸に対して挿抜される第2レンズ群を保持し、前記光軸に沿った第2回転軸の周りに回転する第2保持部材とを有し、
前記カム部材の像側の端部は、前記第2保持部材の物体側の端部よりも像側に配されていることを特徴とするレンズ装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1保持部材の像側の端部は、前記第1保持部材が最も像側に配される状態において、前記第2保持部材の物体側の端部よりも像側に配されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
【請求項3】
前記カムフォロワの少なくとも一部は、前記第1保持部材が最も像側に配される状態において、前記第2保持部材の物体側の端部よりも像側に配されることを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。
【請求項4】
前記カムフォロワの少なくとも一部は、前記第1レンズ群の像側の端部よりも像側に配されていることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
【請求項5】
前記光軸に直交する面に前記光軸に沿って投影されて得られる前記カム部材の投影像および前記第2保持部材の投影像は互いに重なることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
【請求項6】
前記光軸に直交する面に前記光軸に沿って投影されて得られる前記カム部材の投影像および前記第2保持部材の投影像は互いに重なることを特徴とする請求項4に記載のレンズ装置。
【請求項7】
前記第1レンズ群は、ズームのために移動するレンズ群であり、前記第2保持部材は、前記第2レンズ群としてエクステンダレンズ群を保持することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
【請求項8】
前記第1レンズ群と前記第2保持部材との間に光量を調整するための開口絞り部材を有することを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
【請求項9】
前記第1レンズ群と前記第2保持部材との間に光量を調整するための開口絞り部材を有することを特徴とする請求項7に記載のレンズ装置。
【請求項10】
前記第1回転軸と前記第2回転軸とは、前記光軸に直交する前記レンズ装置の断面において、前記光軸を原点とし、第1象限および第2象限が前記レンズ装置の上面に沿って並び、第3象限および第4象限が前記レンズ装置の底面に沿って並ぶ直交座標系における前記原点に関して対称な2つの点をそれぞれ含む2つの象限にそれぞれ配されていることを特徴とする請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載のレンズ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レンズ装置および撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
ズームレンズ装置においてズームレンズ群を光軸方向に移動する手段として、円筒カム機構がある。円筒カムの外周部にはカム溝が形成され、円筒カムを回転させるとズームレンズ群がカム溝に従って移動し、その結果、ズームレンズ装置の焦点距離が変化する。また、ズームレンズ装置の焦点距離を拡大するエクステンダ機構を内蔵したズームレンズが知られている(特許文献1)。当該エクステンダ機構においては、エクステンダレンズ群を含む複数のレンズ群がターレット板に保持され、ターレット板の回転により光軸上に配置されるレンズ群が切り替わる。その結果、焦点距離や光学特性を迅速に切り替えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-65164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなズームレンズ装置において、高ズーム比のものを得るには、ズームレンズ群の移動量を増大させる必要がある。ところが、特許文献1のようなズームレンズ装置においては、ズームレンズ群の移動量の増大のために円筒カムを軸方向に長くするには、ズームレンズ群と隣り合うエクステンダレンズ群との干渉を回避する必要がある。当該干渉回避のためにエクステンダレンズ群をより後方に配置したり円筒カムをより側方に配置したりすると、ズームレンズ装置が大型となる。本発明は、例えば、高ズーム比および小型の点で有利なズームレンズ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一側面は、物体の像を形成するレンズ装置であって、
カムフォロワを含み、第1レンズ群を保持する第1保持部材と、
前記カムフォロワと係合するカムが外周部に形成され、前記第1レンズ群の光軸に沿った第1回転軸の周りに回転することにより、前記光軸に沿って前記第1保持部材を移動させるカム部材と、
前記第1レンズ群よりも像側において前記光軸に対して挿抜される第2レンズ群を保持し、前記光軸に沿った第2回転軸の周りに回転する第2保持部材とを有し、
前記カム部材の像側の端部は、前記第2保持部材の物体側の端部よりも像側に配されていることを特徴とするレンズ装置である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、例えば、高ズーム比および小型の点で有利なズームレンズ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
レンズ装置の構成例を示す図
各部の配置例を示す図
カム部材の駆動部の構成例を示す図
カム軸およびターレット軸の配置例を示す図
撮像装置の構成例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、実施形態を説明するための全図を通して、原則として(断りのない限り)、同一の部材等には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0009】
〔レンズ装置に係る実施形態〕
図1ないし4を参照して、レンズ装置に係る実施形態が説明される。ここで、図1は、レンズ装置の構成例を示す図、図2は、各部の配置例を示す図、図3は、カム部材の駆動部の構成例を示す図、図4は、カム軸およびターレット軸の配置例を示す図である。これらの図において、レンズ装置Lは、本体100と、本体100を覆うカバー200と、カメラに搭載(装着)するためのマウント部300とを有する。本体100は、物体側から像側へ順に、合焦のために移動する部分レンズ群を含む合焦レンズ群1、ズームのために移動する複数のレンズ群を含むレンズユニット2、光量を調整するために可動の開口絞り部材3を有する。また、本体100は、エクステンダレンズ群を含む複数のレンズ群を保持している保持部材4、リレーレンズ群5、制御基板6(電気回路基板)を有する。なお、合焦レンズ群1は、少なくとも部分レンズ群が合焦のために移動すればよい(合焦レンズ群1の全体が合焦のために移動してもよい)。また、開口絞り部材は、上記の配置に限られず、合焦レンズ群よりも像側にあればよい。また、レンズ本体100は、上記部分レンズ群を駆動するフォーカス駆動部7、レンズユニット2を駆動するズーム駆動部8を有する。
【0010】
レンズ群1は、部分レンズ群G10を保持する固定鏡胴10(枠部材)と、部分レンズ群G11を保持する移動鏡筒11(枠部材)とを含む。移動鏡筒11は、固定鏡胴10に形成されたガイド(案内)によって、レンズ装置Lの光軸Pに沿って移動が案内される。固定鏡胴10には、外周部にねじが形成されたヘリコイド軸12が光軸Pに沿う軸の周りに回転可能に支持されている。ヘリコイド軸12には、移動鏡筒11に連結されたヘリコイドコマ13が螺合している。ヘリコイド軸12は、プーリ71およびベルト72を介して、駆動部7の出力軸と連結されている。このような構成により、駆動部7は、制御基板6のからの指令に基づいて、ヘリコイド軸12を回転駆動する。ヘリコイド軸12が回転駆動されると、移動鏡筒11が光軸Pに沿って移動し、レンズ装置Lの合焦状態(物体距離)が変化する。
(【0011】以降は省略されています)

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