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公開番号2023154564
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-20
出願番号2022063969
出願日2022-04-07
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03B 17/55 20210101AFI20231013BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】撮像センサの受光面に対する結露や塵埃を防止する場合に、部品点数の増加を抑制することを目的とする。
【解決手段】本発明は、撮像センサと、前記撮像センサを冷却する冷却部と、前記撮像センサおよび前記冷却部を収容する収容部と、前記撮像センサの受光面側であって前記収容部の開口に配置される光学窓と、前記収容部と前記光学窓との間を密閉するように配置されるシール部材と、を備える撮像装置であって、前記シール部材は、前記収容部と前記光学窓との間を密閉する第1のシール部と、前記撮像センサと光学窓との間に形成される空間とその周囲の空間との間を密閉する第2のシール部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
撮像センサと、
前記撮像センサを冷却する冷却部と、
前記撮像センサおよび前記冷却部を収容する収容部と、
前記撮像センサの受光面側であって前記収容部の開口に配置される光学窓と、
前記収容部と前記光学窓との間を密閉するように配置されるシール部材と、を備える撮像装置であって、
前記シール部材は、
前記収容部と前記光学窓との間を密閉する第1のシール部と、
前記撮像センサと光学窓との間に形成される空間とその周囲の空間との間を密閉する第2のシール部と、を有することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記シール部材は、
前記第1のシール部と前記第2のシール部とが一体で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記シール部材は、開口部を有し、
前記第1のシール部が前記シール部材の外周縁部に沿って設けられ、
前記第2のシール部が前記開口部の開口縁部に沿って設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記第2のシール部は、
前記撮像センサ、前記撮像センサのセンサ基板、および、前記光学窓の少なくとも何れかに当接することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記シール部材は、
前記第1のシール部と前記第2のシール部との間に中間部を有し、
前記中間部は、前記光学窓を前記撮像センサの側から覆うことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記中間部は、前記撮像センサの受光面と略平行な平面状であることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
【請求項7】
前記光学窓を暖めるヒータを備え、
前記中間部と前記光学窓との間には隙間が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置の高性能化に伴い、超高感度センサやサーマルカメラ等の撮像センサの高機能化が進んでいる。撮像装置の中には撮像センサの性能を発揮させるために撮像センサを外気温度よりも冷却する冷却手段を備えるものがある。冷却手段を用いて撮像センサを冷却すると撮像センサに大気中の水分が結露し、受光面が曇って撮像できなくなることが懸念される。また、結露以外でも塵埃等が受光面に付着することで、撮像した画像が劣化することが懸念される。
【0003】
特許文献1には、CCD素子およびペルチェ効果素子を放熱容器内に収納して、外部からの水蒸気の侵入を防ぐCCDカメラ装置が開示されている。特許文献1のCCDカメラ装置は、CCD素子よりも先に、パッケージやペルチェ効果素子に結露させることによりCCD素子の表面への結露を防止している。
【0004】
特許文献2には、撮像素子の受光面に塵埃が付着することを防ぐために、撮像素子とは非接触状態で撮像素子と光学部材との間に介在する封止部材を有する撮像装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平9-162379号公報
特許第6448711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
撮像センサの受光面に対する結露や塵埃を防止するには、断熱部材や封止部材を必要な個所ごとに設ける必要があることから部品点数が増加してしまう。部品点数が増加すると、製造コストの増加や撮像装置全体の大型化が懸念される。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、撮像センサの受光面に対する結露や塵埃を防止する場合に、部品点数の増加を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、撮像センサと、前記撮像センサを冷却する冷却部と、前記撮像センサおよび前記冷却部を収容する収容部と、前記撮像センサの受光面側であって前記収容部の開口に配置される光学窓と、前記収容部と前記光学窓との間を密閉するように配置されるシール部材と、を備える撮像装置であって、前記シール部材は、前記収容部と前記光学窓との間を密閉する第1のシール部と、前記撮像センサと光学窓との間に形成される空間とその周囲の空間との間を密閉する第2のシール部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、撮像センサの受光面に対する結露や塵埃を防止する場合に、部品点数の増加を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態の撮像装置の構成を示す斜視図である。
第1の実施形態の撮像装置の正面図である。
第1の実施形態の撮像装置の断面斜視図である。
第1の実施形態の光学窓シール部材の構成を示す図である。
第2の実施形態の撮像装置の断面斜視図である。
第3の実施形態の撮像装置の断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の好ましい実施形態について添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明に直接関係のない部品については割愛し、不図示とする。
(【0011】以降は省略されています)

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