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公開番号2023151799
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-16
出願番号2022061619
出願日2022-04-01
発明の名称定着装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20231005BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】 坪量の異なる記録材が混在したジョブにおいて、単位時間あたりにおける印刷枚数の低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】 記録材に熱を与える加熱回転体と、加圧回転体と、回転体とは記録材に熱と圧力とを与え、第一の速度と第二の速度とを含む複数の速度によって記録材を搬送でき、前記第二の速度は前記第一の速度よりも大きく、坪量が異なる記録材が混在するジョブを混在ジョブとし、前記混在ジョブにおいて第一のモードと、第二のモードと、を含む複数のモードから一つのモードを実行でき、前記混在ジョブにおいて前記第一のモードを実行する場合、前記第一の坪量の記録材は前記第二の速度で搬送され、前記第二の坪量の記録材は第一の速度で搬送され、前記混在ジョブにおいて前記第二のモードを実行する場合、前記第一の坪量の記録材と前記第二の記録材とは前記第一の速度で搬送される。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
記録材に熱を与える加熱回転体と、
前記加熱回転体を加圧する加圧回転体と、
前記加熱回転体と前記加圧回転体とは記録材に熱と圧力とを与え、トナー像を記録材に定着し、
記録材の搬送速度を制御する制御部と、
記録材の坪量に関する情報を取得する取得部と、
第一の速度と第二の速度とを含む複数の速度によって記録材を搬送でき、前記第二の速度は前記第一の速度よりも大きく、
第一の坪量の記録材と前記第一の坪量より大きい坪量の第二の坪量の記録材とが混在するジョブを混在ジョブとし、
前記混在ジョブにおいて第一のモードと、第二のモードと、を含む複数のモードから一つのモードを実行でき、
前記混在ジョブにおいて前記第一のモードを実行する場合、前記第一の坪量の記録材は前記第二の速度で搬送され、前記第二の坪量の記録材は第一の速度で搬送され、
前記混在ジョブにおいて前記第二のモードを実行する場合、前記取得部は所定枚数の前記情報を取得し、前記第一の坪量の記録材と前記第二の記録材とは前記第一の速度で搬送されるように、前記制御部は前記取得部が取得した前記情報に基づいて前記搬送速度を設定することを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記混在ジョブにおいて前記第二のモードを実行し、前記取得部が取得した前記情報のうち、前記第二の坪量の記録材が含まれない場合、記録材は前記第二の速度で搬送される、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項3】
前記混在ジョブにおいて前記第二のモードを実行し、前記第一の坪量の記録材が前記第一の速度で搬送される場合の前記加熱回転体の温度は、前記第一の坪量の記録材が前記第二の速度で搬送される場合よりも、小さいことを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
【請求項4】
前記第二のモードが実行され、印刷ジョブが実行される前に前記取得部が取得できる前記情報の枚数を超える枚数のジョブにおいて、該ジョブの実行中に、前記取得部は取得できる前記情報の枚数を超えた前記情報を取得し、
前記取得部が取得する前記情報のうち、前記第二の坪量が含まれる場合は、前記第一の速度で記録材は搬送され、前記取得部が取得する前記情報のうち、前記第二の坪量が含まれない場合は、前記第二の速度で記録材は搬送される、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項5】
前記第二のモードが実行される前記混在ジョブにおいて、前記第二の速度で記録材が搬送されている状態で、搬送される記録材が前記第一の坪量から前記第二の坪量に切り替わると、前記第一の速度で搬送される、ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
【請求項6】
前記取得部が取得する記録材の前記情報の枚数は、任意に変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の定着装置
【請求項7】
前記第二のモードでジョブが実行されている途中で、該ジョブが中断された場合、該ジョブの中断後に前記取得部は所定枚数の記録材の前記情報を取得し、前記制御部は前記取得部が取得した前記情報に基づいて前記搬送速度を設定することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録材にトナー像を定着する定着装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、記録材上の未定着トナー像を記録材に定着させる定着装置を有している。
【0003】
定着装置は、未定着トナー像を加熱するための加熱源を有した加熱回転体と、加熱回転体を加圧する加圧ローラとを有する構成が知られている(特許文献1)。また定着装置は、当接離間機構を有し、当接離間機構は加圧回転体を加熱回転体に対して当接する位置と離間する位置とに移動可能とする。加圧回転体が加熱回転体に対して当接する位置にいる場合、加熱回転体と加圧回転体とによってニップ部が形成される。このニップ部に未定着トナー像を担持した記録材が搬送されると、ニップ部で定着に必要な熱と圧力が加えられ、記録材上のトナーが定着される。
【0004】
記録材上にトナー像を形成する場合、記録材の種類によってトナー像の定着に必要な熱量は異なる。そこで、記録材の種類に応じて加熱回転体の温度は変更される。これによって、記録材上のトナー像に対して与える熱量は適切に制御される。
【0005】
記録材の種類によって最適な熱量に変更すると、記録材上に形成されるトナー像の画質は向上する。一方、記録材毎に温度を変更した場合、生産性が低下してしまう。そこで、画質優先モードと、と生産性優先モードと、を有する定着装置によって、ユーザが使用目的に合わせて定着に使用するモードを選択することができる(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2005-321478
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
トナー像の定着を行う際、記録材の坪量に応じて、搬送速度を変更する必要がある。記録材の坪量が大きいほど、定着に必要な熱量が大きくなる。反対に、記録材の坪量が小さいほど、定着に必要な熱量は小さくなる。そこで、坪量の小さい記録材に対しては搬送速度を大きくし、坪量の大きい記録材に対しては搬送速度を小さくすることによって、記録材の坪量に応じて、定着に必要な熱量を記録材に与える方法が考えられる。
【0008】
しかしながら、坪量の異なる記録材が混在したジョブにおいて、記録材の坪量が異なるたびに、記録材の搬送速度を切り替えなければならない。すると、単位時間あたりにおける印刷枚数が減ってしまう虞があった。
【0009】
そこで本発明に係る定着装置は、坪量の異なる記録材が混在したジョブにおいて、単位時間あたりにおける印刷枚数の低下を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を鑑みて本発明に係る定着装置は、記録材に熱を与える加熱回転体と、前記加熱回転体を加圧する加圧回転体と、前記加熱回転体と前記加圧回転体とは記録材に熱と圧力とを与え、トナー像を記録材に定着し、記録材の搬送速度を制御する制御部と、記録材の坪量に関する情報を取得する取得部と、第一の速度と第二の速度とを含む複数の速度によって記録材を搬送でき、前記第二の速度は前記第一の速度よりも大きく、第一の坪量の記録材と前記第一の坪量より大きい坪量の第二の坪量の記録材とが混在するジョブを混在ジョブとし、前記混在ジョブにおいて第一のモードと、第二のモードと、を含む複数のモードから一つのモードを実行でき、前記混在ジョブにおいて前記第一のモードを実行する場合、前記第一の坪量の記録材は前記第二の速度で搬送され、前記第二の坪量の記録材は第一の速度で搬送され、前記混在ジョブにおいて前記第二のモードを実行する場合、前記取得部は所定枚数の前記情報を取得し、前記第一の坪量の記録材と前記第二の記録材とは前記第一の速度で搬送されるように、前記制御部は前記取得部が取得した前記情報に基づいて前記搬送速度を設定することを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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