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公開番号2023150639
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-16
出願番号2022059855
出願日2022-03-31
発明の名称眼科装置
出願人株式会社ニデック
代理人
主分類A61B 3/103 20060101AFI20231005BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 眼内レンズ挿入眼の光学特性を容易な構成で測定できる眼科装置を提供する。
【解決手段】 被検眼の光学特性を他覚的に測定する眼科装置であって、被検眼の眼底に向けて第1測定光束を投光する第1投光光学系と、眼底にて第1測定光束が反射された第1反射光束を第1指標パターン像として第1検出器により検出する第1受光光学系と、を有し、被検眼の眼屈折力を取得するための眼屈折力測定光学系と、被検眼の眼底に向けてパターン状の第2測定光束を投光する第2投光光学系と、眼底にて第2測定光束が反射された第2反射光束による第2指標パターン像を第2検出器により検出する第2受光光学系と、を有し、被検眼のコントラストに関連するコントラスト情報を取得するためのコントラスト測定光学系と、を備え、第1検出器と第2検出器は、異なる検出器である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
被検眼の光学特性を他覚的に測定する眼科装置であって、
被検眼の眼底に向けて第1測定光束を投光する第1投光光学系と、前記眼底にて前記第1測定光束が反射された第1反射光束を第1指標パターン像として第1検出器により検出する第1受光光学系と、を有し、前記被検眼の眼屈折力を取得するための眼屈折力測定光学系と、
被検眼の眼底に向けてパターン状の第2測定光束を投光する第2投光光学系と、前記眼底にて前記第2測定光束が反射された第2反射光束による第2指標パターン像を第2検出器により検出する第2受光光学系と、を有し、前記被検眼のコントラストに関連するコントラスト情報を取得するためのコントラスト測定光学系と、
を備え、
前記第1検出器と前記第2検出器は、異なる検出器であることを特徴とする眼科装置。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1の眼科装置において、
前記第1受光光学系は、前記被検眼の瞳領域が分割された瞳分割領域を通過した前記第1反射光束を前記第1指標パターン像として前記第1検出器により検出し、
前記第2受光光学系は、前記被検眼の前記瞳領域を通過した前記第2反射光束による前記第2指標パターン像を前記第2検出器により検出することを特徴とする眼科装置。
【請求項3】
請求項1または2の眼科装置において、
前記第1受光光学系は、前記眼底からの前記第1反射光束をパターン光束として前記第1検出器に集光させるためのパターン光学部材を有し、前記パターン光学部材によって、前記第1指標パターン像を前記第1検出器に検出させることを特徴とする眼科装置。
【請求項4】
請求項3の眼科装置において、
前記パターン光学部材は、前記眼底からの前記第1反射光束をリング光束として前記第2検出器に集光させるためのリング光学部材であって、前記リング光学部材によって、前記第1指標パターン像としてリング像を前記第1検出器に検出させることを特徴とする眼科装置。
【請求項5】
請求項3または4の眼科装置において、
前記第1投光光学系の光路と前記第1受光光学系の光路とを分岐する第1光路分岐部材と、
前記第1受光光学系の光路と前記第2受光光学系の光路とを分岐する第2光路分岐部材と、
を備え、
前記第1光路分岐部材と前記パターン光学部材との間に前記第2光路分岐部材を配置することにより、前記第1検出器と前記第2検出器とを異なる光路に配置することを特徴とする眼科装置。
【請求項6】
請求項1~7のいずれかの眼科装置において、
前記第1測定光束は赤外光束であって、前記第2測定光束は可視光束であることを特徴とする眼科装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被検眼の光学特性を他覚的に測定する眼科装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
被検眼の眼底に向けて測定光束を投光し、眼底からの反射光束を検出することによって、被検眼の光学特性を他覚的に測定する眼科装置が知られている。例えば、引用文献1の波面収差測定装置では、ハルトマン板を用いて反射光束を複数の光束に分割し、これらの像の分離状況に基づいて波面収差を測定している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-99355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、眼内レンズ挿入眼に対する光学特性の測定精度の向上が求められている。しかし、引用文献1の波面収差測定装置は、眼内レンズの特性の違いによって、像の分離が難しく、精度よく測定結果を得ることができない場合がある。また、被検眼が挿入している眼内レンズの特性がわからず、これを判断するには、装置構成を複雑化させる必要が生じると考えられる。
【0005】
本開示は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、眼内レンズ挿入眼の光学特性を容易な構成で測定できる眼科装置を提供することを技術課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の眼科装置は、被検眼の光学特性を他覚的に測定する眼科装置であって、被検眼の眼底に向けて第1測定光束を投光する第1投光光学系と、前記眼底にて前記第1測定光束が反射された第1反射光束を第1指標パターン像として第1検出器により検出する第1受光光学系と、を有し、前記被検眼の眼屈折力を取得するための眼屈折力測定光学系と、被検眼の眼底に向けてパターン状の第2測定光束を投光する第2投光光学系と、前記眼底にて前記第2測定光束が反射された第2反射光束による第2指標パターン像を第2検出器により検出する第2受光光学系と、を有し、前記被検眼のコントラストに関連するコントラスト情報を取得するためのコントラスト測定光学系と、を備え、前記第1検出器と前記第2検出器は、異なる検出器であることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0007】
眼科装置の外観図である。
眼科装置の光学系の概略図である。
被検眼の眼底からの反射光束と瞳領域を示す模式図である。
パターン視標板の一例である。
眼科装置の制御系の概略図である。
パターン視標像の一例である。
被検眼のディオプタ情報に対するコントラスト値の変化情報の一例である。
被検眼に応じたグラフの一例である。
球面度数0Dとは異なる距離にピーク値が現れる一例である。
被検眼の球面度数と各方向におけるコントラスト値のピーク値Pとの関係を示すグラフの一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<概要>
本開示の実施形態に係る眼科装置の概要を説明する。以下の<>にて分類された項目は、独立又は関連して利用されうる。なお、本実施形態において、「共役」とは、必ずしも完全な共役関係に限定されるものではなく、「略共役」を含むものとする。すなわち、本実施形態の「共役」には、各部の技術意義との関係で許容される範囲で、完全な共役位置からずれて配置される場合についても含まれる。
【0009】
本実施形態の眼科装置は、被検眼の光学特性を他覚的に取得することが可能な装置である。例えば、眼科装置は、被検眼の光学特性の測定に利用される光学系を有してもよい。一例として、収差量、眼屈折力(球面度数、円柱度数、乱視軸角度、等の少なくともいずれか)、等の少なくともいずれかの測定に利用される光学系を有してもよい。
【0010】
例えば、眼科装置は、被検眼のコントラスト情報の取得に利用される光学系を有してもよい。例えば、コントラスト情報は、コントラスト値を示すパラメータ、コントラスト値に相関のあるパラメータ、コントラスト値に変換することが可能なパラメータ、等の少なくともいずれかの情報であってもよい。一例としては、コントラスト値であってもよいし、コントラスト感度であってもよいし、変調伝達関数(MTF:Modulation Transfer Function)であってもよいし、点像分布係数(PSF:Point Spread Function)であってもよいし、ぼけ量であってもよい。コントラスト情報は、これらの情報の組み合わせでもよい。もちろん、これらとは異なる情報を含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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