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公開番号2023149867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-16
出願番号2022058651
出願日2022-03-31
発明の名称鋳造品検査装置
出願人アイシン高丘株式会社
代理人個人
主分類G06V 30/14 20220101AFI20231005BHJP(計算;計数)
要約【課題】鋳造品の貫通孔に形成された鋳出し文字等の突出部を効率良く、かつできるだけ正確に検査できる鋳造品検査装置を提供する。
【解決手段】鋳造品であるディスクロータ10には、貫通孔であるベンチレート部21が形成されている。検査装置30は、ベンチレート部21に形成された鋳出し文字11を検査する。検査装置30は、ベンチレート部21の外周側から光を照射する青色LED36と、ベンチレート部21の内周側から光を照射する赤色LED37と、各LED36、37が光を照射している状態で、ディスクロータ10の外周側から鋳出し文字11を撮像するカラーカメラ35とを備える。コントローラ40は、撮像された画像から青色波長成分の第1画像と赤色波長成分の第2画像とをそれぞれ抽出し、第1画像に生じた黒落ち部を補正した上で、当該補正画像と第2画像とを合成して合成画像を生成することにより、鋳出し文字11の形状を特定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
鋳造品に形成された貫通孔の内周面において、前記内周面から突出している突出部を検査する鋳造品検査装置であって、
前記貫通孔の第1端側から前記突出部に向けて第1波長の光を照射する第1光源と、
前記貫通孔の第2端側から前記突出部に向けて前記第1波長とは波長が異なる第2波長の光を照射する第2光源と、
前記第1光源及び前記第2光源が光を照射している状態で、前記第1端側から前記突出部を撮像する撮像部と、
前記撮像部による撮像結果から、前記第1波長の波長成分による第1画像と前記第2波長の波長成分による第2画像とをそれぞれ抽出し、前記第1画像を補正した上でその補正画像と前記第2画像とを合成した合成画像を生成することにより、前記突出部の形状を特定する特定部と、
を備え、
前記第1画像の補正は、前記突出部の鋳肌の凹凸に起因して前記突出部に該当する箇所に生じた輝度の低い部位に対し、その輝度を高めるものであることを特徴とする鋳造品検査装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記撮像結果はカラー画像であり、
前記カラー画像では、前記第1画像において前記突出部に該当する箇所に生じた輝度の低い前記部位と同じ箇所でハレーションが生じており、
前記特定部は、ハレーション部が呈する光の波長又はその近似波長であって、前記第1波長及び前記第2波長とは異なる波長の波長成分による第3画像を前記撮像結果から抽出し、前記第1画像及び前記第3画像をグレースケール画像とした上で、前記第1画像と前記第3画像とを同一座標の画素ごとに輝度を比較し、輝度の高い方の画素を採用することによって前記補正画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の鋳造品検査装置。
【請求項3】
前記第1波長は青色波長であり、
前記第2波長は赤色波長であり、
前記第3画像は、緑色から黄色の範囲内の波長成分による画像であることを特徴とする請求項2に記載の鋳造品検査装置。
【請求項4】
前記突出部は鋳出し文字であることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋳造品検査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ディスクロータ等の鋳造品を検査する鋳造品検査装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
鋳造品に何らかの識別情報を付与する場合、鋳出し文字を鋳造時に形成することがある。例えば、鋳物によって形成されるディスクロータでは、鋳出し文字として、メーカ名、車体固有記号、摩耗限度マークが形成されている。なお、本明細書において、鋳出し文字等の「文字」は、アルファベット等の狭義の文字のみを指すのではなく、数字、記号、符号、マーク等も含まれる。
【0003】
鋳出し文字は、文字が欠けていたり、一部が潰れていたりして、目視により識別できない場合がある。そのため、鋳出し文字が許容範囲を超えて識別しにくい形状である場合、不良品であると判定する必要があるが、このような仕分けを目視によって行うことは非効率である。
【0004】
そこで、鋳出し文字がレーザースキャニングセンサによって三次元計測されることにより、自動的に鋳出し文字を認識できるようにした鋳出し文字認識装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-219943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
鋳造品に鋳出し文字を形成する場合、比較的目立たない場所に形成することがある。具体的には、貫通孔の内周面に形成される場合が挙げられる。ベンチレートタイプのディスクロータであれば、ベンチレート部の内周面に鋳出し文字が形成される。
【0007】
この場合、従来の鋳出し文字認識装置では、鋳出し文字の上方からレーザー光を照射し、その反射光を鋳出し文字の真上にあるセンサにより検出する構成であるため、貫通孔内の鋳出し文字を認識することができない。貫通孔の一方からレーザー光を照射することも考えられるが、照射したレーザー光が鋳出し文字の一部にしか届かず、反射光がセンサに戻ってこない部分が多くなるため、鋳出し文字の正否を判定できるほど正確には文字を認識することができない。そのため、貫通孔の内周面に形成された鋳出し文字の検査は人間による目視検査に委ねられているのが実状である。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、鋳造品の貫通孔に形成された鋳出し文字等の突出部を効率良く、かつできるだけ正確に検査できる鋳造品検査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成すべく、第1の発明は、
鋳造品に形成された貫通孔の内周面において、前記内周面から突出している突出部を検査する鋳造品検査装置であって、
前記貫通孔の第1端側から前記突出部に向けて第1波長の光を照射する第1光源と、
前記貫通孔の第2端側から前記突出部に向けて前記第1波長とは波長が異なる第2波長の光を照射する第2光源と、
前記第1光源及び前記第2光源が光を照射している状態で、前記第1端側から前記突出部を撮像する撮像部と、
前記撮像部による撮像結果から、前記第1波長の波長成分による第1画像と前記第2波長の波長成分による第2画像とをそれぞれ抽出し、前記第1画像を補正した上でその補正画像と前記第2画像とを合成した合成画像を生成することにより、前記突出部の形状を特定する特定部と、
を備え、
前記第1画像の補正は、前記突出部の鋳肌の凹凸に起因して前記突出部に該当する箇所に生じた輝度の低い部位に対し、その輝度を高めるものであることを特徴とする。
【0010】
第2の発明は、
前記撮像結果はカラー画像であり、
前記カラー画像では、前記第1画像において前記突出部に該当する箇所に生じた輝度の低い前記部位と同じ箇所でハレーションが生じており、
前記特定部は、ハレーション部が呈する光の波長又はその近似波長であって、前記第1波長及び前記第2波長とは異なる波長の波長成分による第3画像を前記撮像結果から抽出し、前記第1画像及び前記第3画像をグレースケール画像とした上で、前記第1画像と前記第3画像とを同一座標の画素ごとに輝度を比較し、輝度の高い方の画素を採用することによって前記補正画像を生成することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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