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公開番号2023144746
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-11
出願番号2022051872
出願日2022-03-28
発明の名称撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人
主分類H04N 25/40 20230101AFI20231003BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 評価値取得用出力チャンネルにおける暗部のAF/AE精度が悪化する。
【解決手段】 複数の画素からなる第1の画素群と第2の画素群とを含む画素部と、前記第1の画素群から得られる画像信号を出力する第1の出力チャンネルと、前記第2の画素群から得られる画像信号を出力する第2の出力チャンネルと、第1の出力チャンネルあるいは第2の出力チャンネルを介して各々読み出された第1の画像あるいは第2の画像から得られる評価値から第2の画像の飽和状態を判定し、飽和判定結果に応じて第2の画像の飽和を回避するように第2の出力チャンネルの蓄積時間及び読み出し回数を決定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の画素群および前記第1の画素群と異なる第2の画素群を含む画素部と、
前記第1の画素群から得られる第1の画像信号を出力する第1の出力チャンネルと、
前記第2の画素群から得られる第2の画像信号を出力する第2の出力チャンネルと、
前記第1の画像信号あるいは前記第2の画像信号から得られる評価値から前記第2の画像信号の飽和状態を判定する飽和判定手段と、
前記飽和判定手段により判定された飽和判定の結果に応じて、前記第2の画像信号の飽和を回避するように前記第2の画像信号の蓄積時間及び読み出し回数を決定するように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする撮像装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記制御手段は、前記第1の画素群のブランキング期間に前記第2の画素群から前記第2の画像信号を複数回読み出すように制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
さらに、前記第2の画素群から複数回読み出された画像信号を合成する合成手段を有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記第2の画素群から複数回読み出された画像信号を前記合成手段により合成することで所定の輝度となるように、前記第2の画素群の蓄積時間及び読み出し回数を決定することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記第1の画素群の蓄積タイミング及び前記第2の画素群の蓄積タイミングが重複する場合に、前記飽和判定手段により判定された飽和判定の結果に応じて第2の画像の飽和を回避するように第2の画素群の蓄積時間及び読み出し回数を決定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第1の画素群の蓄積時間と前記第2の画素群の蓄積時間を異ならせる場合に、前記飽和判定手段により判定された飽和判定の結果に応じて、前記第2の画像の飽和を回避するように第2の画素群の蓄積時間及び読み出し回数を決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、撮像装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ等に代表される撮像装置では、撮影したい被写体の画角・明るさ等を予め確認するために撮像素子から連続して読み出した画像を処理し、LCDパネル等の表示装置に出力するライブビュー(LV)表示を行うのが一般的になっている。LV表示される輝度については通常静止画撮影時と同じになるように自動露出(AE)が行われる。これにより、ユーザの意図通りのイメージで撮影動作を行うことができる。
【0003】
例えば、AE結果に対して少し暗めの露出設定にしたいのであれば、露出補正でマイナス2段の設定を行うことで、LV表示も適正露出から2段程度暗い露出に変化して表示されるようになる。
【0004】
このように、敢えてアンダー露出での撮影を行う際に、レリーズ釦を半押ししてオートフォーカス(AF)動作を始める際、LV表示画像が一瞬明るくなることがある。これはAF精度を確保するために撮像素子から得られる信号量を増やすような制御が行われるためである。すなわち、LV表示用に撮像素子から読み出した画像を元にAF用の評価値を得る撮像面AFを行う場合に、AF・AE精度低下防止のため電荷蓄積時間を延ばしているためにこのような現象が起きる。
【0005】
このようなLV表示輝度を大きく変えることなくAFやAEを行うためには、LV表示用画像とは別の画像から評価値を取得すれば良い。特開2020―80512号広報では、LV表示に使用しない画素を使ってAF・AE評価値取得用画像を取得することにより、LV表示を停止させることなく、同時にフリッカ検知を行う撮像装置が提案されている。これを応用することで、LV表示輝度を変更せずに、AF・AE精度低下も防ぐことができる。
【0006】
また、特開2016-92692号広報では、画像生成用行と評価値取得用行が交互に配置されており、焦点検出行にある画素が飽和して電荷が画像生成用行に漏れ出さないような制御を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2020―80512号公報
特開2016―92692号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、特許文献1のようにLV表示に使用しない画素を使ってAF評価値を得る際に蓄積時間を延ばしていくと、あるところで画素飽和が発生してしまう。これにより正しいAF・AE評価値が得られないだけでなく、飽和した画素の電荷が隣接する行の画素に漏れ出す電荷漏れが起きる可能性がある。この電荷漏れによりLV表示画像の表示画質が劣化してしまうという問題があった。
【0009】
また、特許文献2の構成では、画像生成用行のリセットを行うタイミングで隣接する焦点検出行もリセット動作させることにより、焦点検出行から画像生成用行への電荷の漏れ込みを防止しているが、撮像素子そのものにリセット動作の特別な構成が必要になる。
【0010】
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は撮像素子の物理的に隣接している行を不連続に選択して読み出すことによって起こる画質劣化を低減しつつ、AF・AEの精度維持が可能な撮像装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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