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公開番号2023141588
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-05
出願番号2022047988
出願日2022-03-24
発明の名称車両構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B62D 25/20 20060101AFI20230928BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】所定のブレースの機能性を高め、また搭乗者にとって利便性のよいものとすることが可能な車両構造を提供する。。
【解決手段】車室のフロア部11上に搭載された蓄電装置8と、その車両前方側に位置するフロアトンネル部12と、このフロアトンネル部12から蓄電装置8の上方を通過してその車両後方側に位置する車体構成部材4Bの位置まで延び、かつフロアトンネル部12および車体構成部材4Bの相互間に橋渡し接続されたブレース5と、フロア部11上に搭載されて車幅方向に並んだ左右2つの車両用シート9と、を備えている、車両構造Aであって、ブレース5の上面部として、上向き突起部が設けられることなく車両前後方向に延びた特定領域Sが設けられており、この特定領域Sは、2つの車両用シート9の相互間に位置するウォークスルー通路の床部として用いられている。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
車室のフロア部上に搭載された蓄電装置と、
前記フロア部のうち、前記蓄電装置よりも車両前方側の前部領域に設けられたフロアトンネル部と、
このフロアトンネル部から前記蓄電装置の上方を通過して前記蓄電装置よりも車両後方側に位置する車体構成部材の位置まで延び、かつ前記フロアトンネル部および前記車体構成部材の相互間に橋渡し接続されたブレースと、
前記フロア部上に搭載されて車幅方向に並んだ左右2つの車両用シートと、
を備えている、車両構造であって、
前記ブレースの上面部として、上向き突起部が設けられることなく車両前後方向に延びた特定領域が設けられており、
この特定領域は、前記2つの車両用シートの相互間に位置するウォークスルー通路の床部として用いられていることを特徴とする、車両構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車などの車両構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
車両構造の具体例として、特許文献1,2に記載のものがある。
これらの文献に記載の車両構造においては、車室のフロア部上にバッテリなどの蓄電装置が搭載されている。また、前記フロア部の前部には、フロアトンネル部が形成されているが、このフロアトンネル部と前記蓄電装置の車両後方側に位置する適当な車体構成部材との相互間には、ブレースが橋渡し接続されている。
このような構成によれば、バッテリを車室内にスペース効率よく設置できる他、蓄電装置の上方にブレースが位置することにより蓄電装置の保護が図られる。また、車両の前突が発生した際には、フロアトンネル部に入力した衝突荷重を、ブレースを介して蓄電装置の車両後方側の車体構成部材に伝達し、耐荷重性をよくすることができる。
【0003】
一方、車両の開発に際しては、車両構造の機能性、合理性、搭乗者の利便性などの一層の向上を図ることが要請される。したがって、前記したブレースが前記以上のさらなる機能・役割を果たすものとされることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-30513号公報
特許第7032849号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであり、車室のフロア部上に搭載された蓄電装置との関係において設けられた所定のブレースの機能性を高め、また搭乗者にとって利便性のよいものとすることが可能な車両構造を提供することを、その課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0007】
本発明により提供される車両構造は、車室のフロア部上に搭載された蓄電装置と、前記フロア部のうち、前記蓄電装置よりも車両前方側の前部領域に設けられたフロアトンネル部と、このフロアトンネル部から前記蓄電装置の上方を通過して前記蓄電装置よりも車両後方側に位置する車体構成部材の位置まで延び、かつ前記フロアトンネル部および前記車体構成部材の相互間に橋渡し接続されたブレースと、前記フロア部上に搭載されて車幅方向に並んだ左右2つの車両用シートと、を備えている、車両構造であって、前記ブレースの上面部として、上向き突起部が設けられることなく車両前後方向に延びた特定領域が設けられており、この特定領域は、前記2つの車両用シートの相互間に位置するウォークスルー通路の床部として用いられていることを特徴としている。
【0008】
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、前記ブレースは、蓄電装置の保護や、車両の前突時における衝突荷重の伝達性向上などに役立つ部材であるが、これに加え、ウォークスルー通路の床部の構成部材としても役立っている。したがって、その構成は合理的であって、機能性がより高められた
ものとなる。本発明とは異なり、蓄電装置の上方にブレースが設けられておらず、たとえばフロアカーペットを利用してウォークスルー通路の床部が設けられただけでは、強度が不足し、搭乗者が蓄電装置を踏みつける虞があるが、本発明によれば、ブレースの強度を高くすることによって、そのような虞を適切に回避することも可能である。
また、ウォークスルー通路の床部として用いられるブレースの上面部の特定領域は、上向き突起部が設けられることなく車両前後方向に延びているため、その上を搭乗者は歩き易く、不用意に躓く虞をなくし、または少なくし、使い勝手がよいものとすることができる。
【0009】
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る車両構造の一例を示す要部概略底面図である。
図1に示す車両構造の要部概略平面図である。
図1に示す車両構造の要部概略斜視図である。
図3にフロアカーペットやインストルメントパネルを設けた状態の一例を示す要部概略斜視図である。
図3のV-V断面図である。
図3のVI-VI断面図である。
図3において、バッテリを搭載した状態でのVII-VII断面図である。
本発明の他の例を示す要部概略断面斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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