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公開番号2023140766
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-05
出願番号2022046771
出願日2022-03-23
発明の名称口唇評価方法
出願人花王株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20230928BHJP(計算;計数)
要約【課題】出力因子を構成する複数の要素それぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき被験者の口唇、または身体の特徴を評価する技術を提供する。
【解決手段】口唇評価方法は、生理情報カテゴリー、感性情報カテゴリー、ならびに色情報カテゴリーからなるカテゴリー群から選択された1つ以上の因子を入力因子とし、入力因子とは異なる1つ以上の因子を出力因子として被験者の口唇、または身体の特徴を評価する方法であって、入力因子または出力因子のいずれか1つ以上は口唇に関する因子であり、各因子は、当該因子の度合いを示すまたは当該因子を分類する複数の要素で構成されており、母集団から予め取得されて入力因子と出力因子との相関関係を示す数理モデルと、被験者から取得した入力因子と、に基づいて出力因子を構成する複数の要素それぞれが該当する比率を算出する。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
被験者の口唇または身体に関する生理学的な特徴を因子とする生理情報カテゴリー、前記被験者の口唇または身体に関する感覚的な特徴を因子とする感性情報カテゴリー、ならびに前記被験者の口唇または身体に関する色情報を因子とする色情報カテゴリーからなるカテゴリー群から選択された1つ以上の前記因子を入力因子とし、前記入力因子とは異なる1つ以上の前記因子を出力因子として前記被験者の口唇または身体の特徴を評価する方法であって、
前記入力因子または前記出力因子のいずれか1つ以上は前記口唇に関する因子であり、
各前記因子は、当該因子の度合いを示すまたは当該因子を分類する複数の要素で構成されており、
母集団から予め取得されて前記入力因子と前記出力因子との相関関係を示す数理モデルと、前記被験者から取得した前記入力因子と、に基づいて前記出力因子を構成する前記複数の要素それぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき前記被験者の口唇、または身体の特徴を評価することを特徴とする口唇評価方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記生理情報カテゴリーには、口唇の色素情報を因子とする色素カテゴリー、口唇の血流情報を因子とする血流カテゴリー、口唇の血管情報を因子とする血管カテゴリー、口唇の形状情報を因子とする形状カテゴリー、口唇の表面形状指数情報を因子とする表面形状指数カテゴリー、口唇の色タイプ情報を因子とする色タイプカテゴリー、前記被験者の身体の生理学的な特徴を因子とする身体カテゴリー、被験者の年齢情報を因子とする年齢カテゴリーまたは被験者の性別情報を因子とする性別カテゴリーを含み、
前記感性情報カテゴリーには、口唇の視感情報を因子とする口唇視感カテゴリー、口唇の触感情報を因子とする口唇触感カテゴリー、口唇の体性感覚を因子とする口唇体性感覚カテゴリー、身体の視感情報を因子とする身体視感カテゴリー、身体の触感情報を因子とする身体触感カテゴリーまたは身体の体性感覚を因子とする身体体性感覚カテゴリーを含み、
前記色情報カテゴリーには、口唇の色情報を因子とする口唇色カテゴリーまたは身体の色情報を因子とする身体色カテゴリーを含むことを特徴とする請求項1に記載の口唇評価方法。
【請求項3】
前記口唇色カテゴリーに属する複数の因子を前記入力因子とし、
前記色タイプカテゴリーに属する前記因子を構成する複数の要素をそれぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき前記被験者の口唇、または身体の特徴を評価する請求項2に記載の口唇評価方法。
【請求項4】
前記色素カテゴリーに属する複数の因子を前記入力因子とし、
前記色タイプカテゴリーに属する前記因子を構成する複数の要素をそれぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき前記被験者の口唇または身体の特徴を評価する請求項2または3何れかに記載の口唇評価方法。
【請求項5】
前記口唇色カテゴリーに属する複数の因子を前記入力因子とし、
前記年齢カテゴリーに属する前記因子を構成する複数の要素をそれぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき前記被験者の口唇、または身体の特徴を評価する請求項2から4何れか一項に記載の口唇評価方法。
【請求項6】
前記口唇色カテゴリーに属する複数の因子を前記入力因子とし、
前記身体視感カテゴリーに属する前記因子を構成する複数の要素をそれぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき前記被験者の口唇、または身体の特徴を評価する請求項2から5何れか一項に記載の口唇評価方法。
【請求項7】
被験者の口唇または身体に関する生理学的な特徴を因子とする生理情報カテゴリー、前記被験者の口唇または身体に関する感覚的な特徴を因子とする感性情報カテゴリー、ならびに前記被験者の口唇または身体に関する色情報を因子とする色情報カテゴリーからなるカテゴリー群から選択された1つ以上の前記因子を入力因子とし、前記入力因子とは異なる1つ以上の前記因子を出力因子として前記被験者の口唇または身体の特徴を評価するシステムであって、
前記入力因子または前記出力因子のいずれか1つ以上は前記口唇に関する因子であり、
各前記因子は、当該因子の度合いを示すまたは当該因子を分類する複数の要素で構成されており、
母集団から予め取得されて前記入力因子と前記出力因子との相関関係を示す数理モデルと、前記被験者から取得した前記入力因子と、に基づいて前記出力因子を構成する前記複数の要素それぞれが該当する比率を算出する算出手段と、
算出結果に基づき前記被験者の口唇、または身体の特徴を評価する評価手段を備えることを特徴とする口唇評価システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、口唇の評価方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
使用者の唇色を判定し、唇色カテゴリーに基づき口紅選定チャートにより使用者の唇色カテゴリーに似合う色の口紅を選定する方法がある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-62042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、使用者の唇色は唇色スケールを用いて明度、彩度、色相に基づき唇色カテゴリーの何れか1つに分類している。しかし、研究を進めていく中で、唇色カテゴリーの何れか1つに分類するだけでは十分でない虞があり、改善の余地があった。
【0005】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、入力因子または出力因子のいずれか1つ以上は口唇に関する因子であり、各因子は複数の要素で構成されており、予め取得した入力因子と出力因子との相関関係を示す数理モデルと、被験者から取得した入力因子と、に基づいて出力因子を構成する複数の要素それぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき被験者の口唇、または身体の特徴を評価する口唇評価方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、被験者の口唇または身体に関する生理学的な特徴を因子とする生理情報カテゴリー、前記被験者の口唇または身体に関する感覚的な特徴を因子とする感性情報カテゴリー、ならびに前記被験者の口唇または身体に関する色情報を因子とする色情報カテゴリーからなるカテゴリー群から選択された1つ以上の前記因子を入力因子とし、前記入力因子とは異なる1つ以上の前記因子を出力因子として前記被験者の口唇または身体の特徴を評価する方法であって、前記入力因子または前記出力因子のいずれか1つ以上は前記口唇に関する因子であり、各前記因子は、当該因子の度合いを示すまたは当該因子を分類する複数の要素で構成されており、母集団から予め取得されて前記入力因子と前記出力因子との相関関係を示す数理モデルと、前記被験者から取得した前記入力因子と、に基づいて前記出力因子を構成する前記複数の要素それぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき前記被験者の口唇、または身体の特徴を評価することを特徴とする口唇評価方法に関する。
【0007】
また、本発明は、被験者の口唇または身体に関する生理学的な特徴を因子とする生理情報カテゴリー、前記被験者の口唇または身体に関する感覚的な特徴を因子とする感性情報カテゴリー、ならびに前記被験者の口唇または身体に関する色情報を因子とする色情報カテゴリーからなるカテゴリー群から選択された1つ以上の前記因子を入力因子とし、前記入力因子とは異なる1つ以上の前記因子を出力因子として前記被験者の口唇または身体の特徴を評価するシステムであって、前記入力因子または前記出力因子のいずれか1つ以上は前記口唇に関する因子であり、各前記因子は、当該因子の度合いを示すまたは当該因子を分類する複数の要素で構成されており、母集団から予め取得されて前記入力因子と前記出力因子との相関関係を示す数理モデルと、前記被験者から取得した前記入力因子と、に基づいて前記出力因子を構成する前記複数の要素それぞれが該当する比率を算出する算出手段と、算出結果に基づき前記被験者の口唇、または身体の特徴を評価する評価手段を備えることを特徴とする口唇評価システムに関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明により提供される方法によれば、出力因子を構成する複数の要素それぞれが該当する比率を算出し、算出結果に基づき被験者の口唇または身体の特徴を評価可能となるため、多角的な評価を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
(a)口唇の色がピンクタイプの色彩学的な特徴を示す図であり、(b)口唇の色がペールタイプの色彩学的な特徴を示す図であり、(c)口唇の色がパープルタイプの色彩学的な特徴を示す図であり、(d)口唇の色がブラウンタイプの色彩学的な特徴を示す図である。
(a)口唇の色タイプ別に口唇のL

(明度)に関する分布を示す図であり、(b)口唇の色タイプ別に口唇のC

(彩度)に関する分布を示す図であり、(c)口唇の色タイプ別に口唇のh(色相)に関する分布を示す図である。
年代別に口唇の色タイプ別被験者の割合を示す図である。
口唇の色タイプとメラニンインデックスの関係を示す図である。
口唇の色タイプとATI(血流ピーク位置)について示す図である。
MBR時間波形の例を示す図である。
口唇の各部位を示す図である。
口唇の色と身体視感カテゴリーの相関関係を示す図である。
口唇評価方法を示すフローチャートである。
実施パターン1の概要を示す図である。
実施パターン2の概要を示す図である。
実施パターン3の概要を示す図である。
実施パターン4の概要を示す図である。
実施パターン5の概要を示す図である。
実施パターン6の概要を示す図である。
実施パターン7の概要を示す図である。
実施パターン8の概要を示す図である。
口唇情報評価システムの概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の好ましい実施形態の例について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態の図面は、いずれも本発明の技術思想、構成及び動作を説明するためのものであり、その構成を具体的に限定するものではない。また、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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