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公開番号2023133903
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-27
出願番号2022039148
出願日2022-03-14
発明の名称甘藷の基腐病防除方法
出願人株式会社アンコール・アン
代理人個人
主分類A01N 59/16 20060101AFI20230920BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】基腐病に対して有用な知見を得るとともに,これを基にした基腐病の要素技術の提供。
【解決手段】基腐病発症・拡大の要因の一つとして,ナメクジが強く関与するという知見。当該知見に基づいた圃場からナメクジを,殺虫,防除,忌避することにより,基腐病の発症ないし感染拡大を防止することを特徴とする基腐病防除方法。ならびに,かかる基腐病防除方法をはじめとした,甘藷畑作り方法,基腐病忌避方法,ナメクジ分析・対策方法,ナメクジ誘引殺虫薬剤を含んだ開口容器。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
圃場からナメクジを,殺虫,防除,忌避することにより,基腐病の発症ないし感染拡大を防止することを特徴とする基腐病防除方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
甘藷のための畑作り方法が,
土を掘り上げる堀上工程と,
堀上後の土壌に,肥料ないし薬剤の追加を行う肥料等追加工程と,
肥料等の追加後,耕運を行う耕運工程と,
甘藷苗を植えるための畝立てを行う畝立て工程と,
を少なくとも含み,
前記肥料等追加工程において,ナメクジを殺虫するための薬剤を含むことを特徴とする基腐病防除のための甘藷畑作り方法。
【請求項3】
ナメクジを殺虫するための薬剤が,
メタルアルデヒド,ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(II)(DBDEC),リン酸第二鉄水和物,DLリンゴ酸,モンフルオロトリン,チオジカルブ剤,4-クロロ-3-エチル-1-メチル-N-[4-(p-トリルオキシ)ベンジル]ピラゾール-5-カルボキサミド,S-メチル-N-[(メチルカルバモイル)オキシ]チオアセトイミデート,5-ジメチルアミノ-1,2,3-トリチアンシュウ酸塩,塩基性硫酸銅,アバメクチン,サポニン,アゾキシストロビン,アゾキシストロビン,
これらのいずれか又は複数から選択される有効成分を含む薬剤である請求項2に記載の基腐病防除のための甘藷畑作り方法。
【請求項4】
薬剤が,さらに糸状菌を死滅させるための薬剤を含む請求項2又は3に記載の甘藷畑作り方法。
【請求項5】
甘藷を栽培している圃場において,圃場若しくは圃場外かつ近辺に,ナメクジを殺虫するための薬剤を散布して,甘藷栽培圃場におけるナメクジ侵入を忌避することを特徴とする基腐病忌避方法。
【請求項6】
甘藷を栽培している圃場において,圃場若しくは圃場外かつ近辺に,ナメクジを忌避するための組成物を散布して,甘藷栽培圃場におけるナメクジ侵入を忌避することを特徴とする基腐病忌避方法。
【請求項7】
ナメクジを忌避するための組成物において有効成分が,
銅イオン,パチルス菌,パチルス菌発酵物,サポニン,のいずれか又は複数である請求項6に記載の基腐病忌避方法。
【請求項8】
甘藷を栽培している圃場において,その圃場外かつ近辺に,ナメクジを誘引するための薬剤を配置して,甘藷栽培圃場におけるナメクジを忌避することを特徴とする基腐病忌避方法。
【請求項9】
ナメクジを誘引するための薬剤が,
メタルアルデヒド,ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(II)(DBDEC),リン酸第二鉄水和物,DLリンゴ酸,モンフルオロトリン,チオジカルブ剤,4-クロロ-3-エチル-1-メチル-N-[4-(p-トリルオキシ)ベンジル]ピラゾール-5-カルボキサミド,S-メチル-N-[(メチルカルバモイル)オキシ]チオアセトイミデート,5-ジメチルアミノ-1,2,3-トリチアンシュウ酸塩,塩基性硫酸銅,アバメクチン,サポニン,アゾキシストロビン,アゾキシストロビン,のいずれか又は複数の殺虫成分と,
穀物粉,糖蜜,米糠のいずれか又は複数の誘引成分と,
からなるナメクジ誘引殺虫薬剤として構成される請求項8に記載の基腐病忌避方法。
【請求項10】
ナメクジ誘引殺虫薬剤が,リン酸第二鉄粒剤,メタアルデヒド粒剤のいずれか又は複数から選択される請求項8に記載の基腐病忌避方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は,甘藷の基腐病防除方法に関する。より詳細に言うと本発明は,甘藷の基腐病を防除したり,拡大を抑制するための各種要素技術に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
基腐病とは,糸状菌(Plenodomus destruens Harter)の感染により,甘藷における塊根の腐敗や茎葉の壊死等の症状が惹起される感染性の病気のことをいう(非特許文献1)。
基腐病のこれらの症状は,健常な甘藷への成長阻害を惹起することから,結果として,収穫量の減少を引き起こすこととなる。加えて,基腐病は,感染性の病気のため,いったん起こってしまうと,感染が圃場全体や周辺に広がるなどして,病気が拡大してしまう。これらのことから,基腐病そのものを引き起こさないことが重要であり,基腐病の抑制のためには,基腐病の原因菌である糸状菌を畑(圃場)に,「持込まない」,「増やさない」,「残さない」,対策が必要となってくる。
【0003】
しかるに,昨今,鹿児島県や宮崎県などの南九州において,基腐病が大きな問題となっている(非特許文献2から4)。
すなわち,2018年の夏から秋にかけて基腐病の発生が確認された後,決定的な防除策が見つからないまま拡大し,2021年11月においては全国22都道県で基腐病の発生が報告されている状況である。特に,甘藷の産地として有名な串間地域においては,年間収穫量が4~5割ほど減少している。これに加え,作付面積の減少や離農などもおこっており,基腐病の被害は,極めて深刻なものといえる。
このように,基腐病は,現在も進行中の問題であるにもかかわらず,根治的な解決策は皆無であり,その端緒すらつかめていない状況といえる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
農研機構生研支援センター,「サツマイモ基腐病の発生生態と防除対策」(URL;https://www.naro.go.jp/publicity_report/publication/files/Stem_blight_and_storage_tuber_rot_of_sweetpotato2.pdf)
農業協同組合新聞,2021年6月24日付記事,「サツマイモ基腐病の発生県内各地で相次ぐ 宮崎県」(URL;https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2021/06/210624-52221.php)
西日本新聞記事,2021年11月20日付,「サツマイモ,基腐病,鹿児島と宮崎で拡大 収穫減,焼酎造りにも影響」(URL;https://www.nishinippon.co.jp/item/n/834670/)
マイナビ農業,2021年12月28日,「被害下部4~5割でも秀品を作る,サツマイモ基腐病と闘う宮崎紅の伝統産地」(URL;https://agri.mynavi.jp/2021_12_28_179116/ )
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記事情を背景として,本発明では,基腐病に対して有用な知見を得るとともに,これを基にした基腐病の要素技術の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
発明者らは,驚くべきことに,甘藷における基腐病の発症にあたり,ナメクジが強く関与することを発見した。かかる知見を基に,ナメクジを圃場(畑)から除去ないし忌避することで,基腐病の発症や拡大を防止する要素技術を見出し,発明を完成させたものである。
本発明は,以下の構成からなる。
【0007】
[1]圃場からナメクジを,殺虫,防除,忌避することにより,基腐病の発症ないし感染拡大を防止することを特徴とする基腐病防除方法。
【0008】
[2]甘藷のための畑作り方法が,
土を掘り上げる堀上工程と,
堀上後の土壌に,肥料ないし薬剤の追加を行う肥料等追加工程と,
肥料等の追加後,耕運を行う耕運工程と,
甘藷苗を植えるための畝立てを行う畝立て工程と,
を少なくとも含み,
前記肥料等追加工程において,ナメクジを殺虫するための薬剤を含むことを特徴とする基腐病防除のための甘藷畑作り方法。
[3]ナメクジを殺虫するための薬剤が,
メタルアルデヒド,ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(II)(DBDEC),リン酸第二鉄水和物,DLリンゴ酸,モンフルオロトリン,チオジカルブ剤,4-クロロ-3-エチル-1-メチル-N-[4-(p-トリルオキシ)ベンジル]ピラゾール-5-カルボキサミド,S-メチル-N-[(メチルカルバモイル)オキシ]チオアセトイミデート,5-ジメチルアミノ-1,2,3-トリチアンシュウ酸塩,塩基性硫酸銅,アバメクチン,サポニン,アゾキシストロビン,アゾキシストロビン,
これらのいずれか又は複数から選択される有効成分を含む薬剤である[2]に記載の基腐病防除のための甘藷畑作り方法。
[4]薬剤が,さらに糸状菌を死滅させるための薬剤を含む請求項2又は3に記載の甘藷畑作り方法。
【0009】
[5]甘藷を栽培している圃場において,圃場若しくは圃場外かつ近辺に,ナメクジを殺虫するための薬剤を散布して,甘藷栽培圃場におけるナメクジ侵入を忌避することを特徴とする基腐病忌避方法。
[6]甘藷を栽培している圃場において,圃場若しくは圃場外かつ近辺に,ナメクジを忌避するための組成物を散布して,甘藷栽培圃場におけるナメクジ侵入を忌避することを特徴とする基腐病忌避方法。
[7]ナメクジを忌避するための組成物において有効成分が,
銅イオン,パチルス菌,パチルス菌発酵物,サポニン,のいずれか又は複数である請求項6に記載の基腐病忌避方法。
【0010】
[8]甘藷を栽培している圃場において,その圃場外かつ近辺に,ナメクジを誘引するための薬剤を配置して,甘藷栽培圃場におけるナメクジを忌避することを特徴とする基腐病忌避方法。
[9]ナメクジを誘引するための薬剤が,
メタルアルデヒド,ドデシルベンゼンスルホン酸ビスエチレンジアミン銅錯塩(II)(DBDEC),リン酸第二鉄水和物,DLリンゴ酸,モンフルオロトリン,チオジカルブ剤,4-クロロ-3-エチル-1-メチル-N-[4-(p-トリルオキシ)ベンジル]ピラゾール-5-カルボキサミド,S-メチル-N-[(メチルカルバモイル)オキシ]チオアセトイミデート,5-ジメチルアミノ-1,2,3-トリチアンシュウ酸塩,塩基性硫酸銅,アバメクチン,サポニン,アゾキシストロビン,アゾキシストロビンのいずれか又は複数の殺虫成分と,
穀物粉,糖蜜,米糠のいずれか又は複数の誘引成分と,
からなるナメクジ誘引殺虫薬剤として構成される[8]に記載の基腐病忌避方法。
[10]ナメクジ誘引殺虫薬剤が,リン酸第二鉄粒剤,メタアルデヒド粒剤のいずれか又は複数から選択される[9]に記載の基腐病忌避方法。
[11]ナメクジ誘引殺虫薬剤が,開口容器に入れた状態で静置される[9]又は[10]に記載の基腐病忌避方法。
(【0011】以降は省略されています)

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