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公開番号2023132526
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-22
出願番号2022037898
出願日2022-03-11
発明の名称光走査装置及び画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類G02B 26/10 20060101AFI20230914BHJP(光学)
要約【課題】光学部材を他の部材から取り外しやすく、取り外す際に光学部材の破損を抑制できる光走査装置を提供する。
【解決手段】開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの開口部を覆うカバー部材21とを有する光走査装置であって、前記カバー部材は、レーザーが通過する光学部材を備え、前記光学部材と接触して位置を規制する規制体40a、40bを有し、前記規制体は、前記光学部材と接触する接触部41aと接触しない非接触部とを有し、前記光学部材と前記規制体以外の前記カバー部材とに接触するシール材25が設けられ、前記シール材は、前記非接触部の少なくとも一部に接触することを特徴とする。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの開口部を覆うカバー部材とを有する光走査装置であって、
前記カバー部材は、レーザーが通過する光学部材を備え、前記光学部材と接触して位置を規制する規制体を有し、
前記規制体は、前記光学部材と接触する接触部と接触しない非接触部とを有し、
前記光学部材と前記規制体以外の前記カバー部材とに接触するシール材が設けられ、
前記シール材は、前記非接触部の少なくとも一部に接触することを特徴とする光走査装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記光学部材は、面方向に短手と長手を有し、
前記規制体は、前記光学部材の短手の方向の位置を定める位置決め形状であり、
前記シール材は、前記ハウジングの外側又は内側から前記カバー部材を見たときの平面において、前記接触部上に設けられていないことを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
【請求項3】
前記シール材は、前記ハウジングの外側又は内側から前記カバー部材を見たときの平面において、リンク状に閉じた形状であることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
【請求項4】
前記シール材は、前記光学部材と接していない領域であって他の部材との接着力が他の領域よりも低い剥がし開始領域を有し、
前記剥がし開始領域は、前記シール材を前記カバー部材から剥がす際に始めに剥がされる領域であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の光走査装置。
【請求項5】
前記カバー部材は、前記ハウジングの外側の方向に凸となる複数の突起を有し、
前記複数の突起は、前記光学部材を清掃する清掃部材が前記光学部材の面上をスライドするときに、前記清掃部材のスライド方向をガイドし、
前記シール材は、前記清掃部材が前記光学部材の面上に進入する箇所には設けられていないことを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の光走査装置。
【請求項6】
前記カバー部材は、前記光学部材が載置される載置面を有し、
前記シール材は、前記載置面より下には設けられていないことを特徴とする請求項1~5のいずれかに記載の光走査装置。
【請求項7】
前記シール材は、前記光学部材と接していない領域であって他の部材との接着力が他の領域よりも低い剥がし開始領域を複数有し、
前記規制体は、前記短手の方向に沿って前記剥がし開始領域と接触しており、
複数の前記剥がし開始領域のうちの1つは、前記短手の方向において、他の剥がし開始領域よりも前記規制体と接触する領域が長いことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の光走査装置。
【請求項8】
開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの開口部を覆うカバー部材とを有する光走査装置であって、
前記カバー部材は、レーザーが通過する光学部材を備え、
前記光学部材と前記カバー部材とに接触するシール材が設けられ、
前記シール材は、前記ハウジングの外側又は内側から前記カバー部材を見たときの平面において、前記光学部材の周囲に設けられ、かつ、前記光学部材の周囲のうちの一部には設けられておらず、
前記光学部材の周囲のうちの前記シール材が設けられていないところでは、対向する前記シール材の間に前記カバー部材が存在せず、
前記シール材において、前記光学部材と接していない領域であって他の部材との接着力が他の領域よりも低い剥がし開始領域が設けられており、
前記剥がし開始領域は、前記シール材を前記カバー部材から剥がす際に始めに剥がされる領域であることを特徴とする光走査装置。
【請求項9】
前記ハウジングの外側又は内側から前記カバー部材を見たときの平面において、前記シール材の幅をaとし、幅aと同じ方向の距離であって、前記剥がし開始領域における前記光学部材の端部から当該剥がし開始領域の端部までの距離をbとしたとき、b>aであることを特徴とする請求項8に記載の光走査装置。
【請求項10】
前記シール材は、前記ハウジングの外側又は内側から前記カバー部材を見たときの平面において、リンク状に閉じた形状であることを特徴とする請求項9に記載の光走査装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光走査装置及び画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成装置では、書込ユニット内に機内の粉塵が侵入しないようにシール材でユニットの気密性を確保する技術がある。
【0003】
従来、シール材と上カバー間の隙間や、上カバーの変形による部材剥がれなどにより、防塵性能が低下するという問題が指摘されていた。これに対して特許文献1では、光学部材を収容する光学箱の開口を覆うために光学箱の側壁に取り付けられるカバーについて、このカバーが、光学箱の内部を防塵するためにカバーと光学箱の側壁とによって挟まれて弾性変形する防塵部材を有することが開示されている。また、防塵部材を所定の形状にすることが開示されている。特許文献1によれば、簡易な構成で上カバーの変形による光学箱の密閉度の低下を防止できるとしている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術では、光学箱やカバー等の他の部材とガラス等の光学部材との間をシール材で埋めた場合に、光学部材を他の部材から取り外すことが難しいという問題があった。そのため、リサイクル等を行う際に光学部材を取り外そうとすると、光学部材が破損する場合があり、作業員の安全性の問題や作業負担の増加の問題があり、リサイクルの障害となっている。
【0005】
そこで本発明は、光学部材を他の部材から取り外しやすく、取り外す際に光学部材の破損を抑制できる光走査装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の光走査装置は、開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの開口部を覆うカバー部材とを有する光走査装置であって、前記カバー部材は、レーザーが通過する光学部材を備え、前記光学部材と接触して位置を規制する規制体を有し、前記規制体は、前記光学部材と接触する接触部と接触しない非接触部とを有し、前記光学部材と前記規制体以外の前記カバー部材とに接触するシール材が設けられ、前記シール材は、前記非接触部の少なくとも一部に接触することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、光学部材を他の部材から取り外しやすく、取り外す際に光学部材の破損を抑制できる光走査装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略図である。
本発明に係る光走査装置の一例を示す概略図である。
本発明に係る光走査装置の他の例を示す概略図である。
カバー部材の一例を示す平面概略図である。
図4のA-A’断面概略図(a)とB-B’断面概略図(b)である。
シール材の他の配置例を示す斜視図(a)及びC-C’断面概略図(b)である
カバー部材の他の例を示す断面概略図である。
カバー部材の他の例を示す平面概略図(a)及びD-D’断面概略図(b)である。
カバー部材の作製工程の一例における一の工程を説明するための断面概略図である。
カバー部材の他の例を示す平面概略図(a)及びE-E’断面概略図(b)である。
カバー部材の他の例を示す平面概略図(a)及び要部拡大図(b)である。
カバー部材の他の例を示す平面概略図(a)及び側面概略図(b)であり、治具を配置した状態を示す図である。
カバー部材の他の例を示す平面概略図(a)及び側面概略図(b)であり、治具を離間させた状態を示す図である。
カバー部材の他の例を示す平面概略図(a)及び要部拡大図(b)である。
カバー部材の他の例を示す平面概略図であり、治具を配置した状態を示す図である。
カバー部材の他の例を示す平面概略図(a)及びF-F’断面概略図(b)であり、治具を離間させた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る光走査装置及び画像形成装置について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
【0010】
本発明の光走査装置は、開口部を有するハウジングと、前記ハウジングの開口部を覆うカバー部材とを有する光走査装置であって、前記カバー部材は、レーザーが通過する光学部材を備え、前記光学部材と接触して位置を規制する規制体を有し、前記規制体は、前記光学部材と接触する接触部と接触しない非接触部とを有し、前記光学部材と前記規制体以外の前記カバー部材とに接触するシール材が設けられ、前記シール材は、前記非接触部の少なくとも一部に接触することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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