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公開番号2023132414
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-22
出願番号2022037720
出願日2022-03-11
発明の名称魚釣用リール
出願人グローブライド株式会社
代理人個人,個人
主分類A01K 89/00 20060101AFI20230914BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】当接部材をリール本体に取り付けた魚釣用リールにおいて、容易かつ低コストで、両者の間の防水、防塵機能を安定して発揮することが可能な魚釣用リールを提供する。
【解決手段】本発明の魚釣用リールは、リール本体2に当て付けて固定されるリアキャップ30を備えている。リール本体2とリアキャップ30との間には、弾性のあるシール部材50が介在されており、シール部材50は、リアキャップ30の接合部30A、又は、リール本体2の接合部2Aに一体成形されている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
リール本体に当て付けて固定される当接部材を備えた魚釣用リールにおいて、
前記リール本体と当接部材との間には、弾性のあるシール部材が介在されており、
前記シール部材は、前記当接部材の接合部、又は、前記リール本体の接合部に一体成形されていることを特徴とする魚釣用リール。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記シール部材は、前記当接部材の接合部、又は、前記リール本体の接合部に対して二色成形により一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
【請求項3】
前記当接部材及びリール本体は、メッキ処理可能な素材で成形され、前記シール部材は、メッキ処理できない素材で成形されていることを特徴とする請求項2に記載の魚釣用リール。
【請求項4】
前記シール部材は、前記リール本体の接合部及び当接部材の接合部との間で露出するように一体成形されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の魚釣用リール。
【請求項5】
前記シール部材は、接合位置によって露出する厚さが異なるように一体成形されていることを特徴とする請求項4に記載の魚釣用リール。
【請求項6】
前記シール部材は、前記当接部材の接合部、又は、前記リール本体の接合部に対して、接合方向に沿って凹凸状に一体成形されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の魚釣用リール。
【請求項7】
前記当接部材の接合部と前記リール本体の接合部は、ラビリンス構造を備えており、
前記シール部材は、前記ラビリンス構造で互いに対向する領域に、接合方向に沿って少なくとも1か所、一体成形されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の魚釣用リール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用リールに関し、詳細には、リール本体に当て付いて取り付けられる当接部材を備えた魚釣用リールに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
最近の魚釣用リールは、小型、軽量化を図るために、リール本体をモノコック構造にすることが行われている。このような構造では、リール本体内部の構成部材にアクセスし易いように、開口部分を形成しておき、その部分を閉塞するようにキャップ、カバー部材など(以下、当接部材と総称する)を取り付けることが行われている。
【0003】
当接部材を本体に取り付ける際には、両者の間に、防水、防塵が図れるように、シール部材を介在した状態で、当接部材を螺子止め等によって固定することが行われている。前記シール部材は、ゴムなどの弾性材料で形成されており、魚釣用リールを組み立てる際には、作業者は、シール部材を介在してリール本体に当接部材を取り付けている。
ところで、シール部材をリール本体と当接部材との間に介在して、当接部材を取り付ける作業は、ある程度の熟練度が要求される。例えば、スピニングリールとして、リアキャップをリール本体の後方開口部に取り付ける構造が知られているが、リアキャップ及びリール本体の各当接する対向縁は湾曲しているため、シール部材を安定して介在させることが難しい。
【0004】
そこで、特許文献1には、スピニングリールのリアキャップとリール本体との間に、シール部材を安定して介在できるように、リアキャップの端縁に断面略三角形状(先細り形状)の突起部を形成しておき、シール部材を突起部にめり込ませて両部材を接合する構成が開示されている(後述する図8参照)。
このような構成によれば、シール部材の位置ずれや変形が防止されるので、適切な位置にシール部材が保持され、防水、防塵機能を発揮することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-108719号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のように、当接部材とリール本体との間には、別途、シール部材を介在して当接部材を取り付ける必要があるが、シール部材を取り付ける個所が立体的で複雑な形状になっていると、取り付け位置の形状に合わせてシール部材を曲げるなどの手順が必要となる。このため、取り付け作業が容易ではなく、作業時間がかかってしまい、取り付け作業に熟練度が要求される。すなわち、湾曲している部分では、シール部材を全体に亘って均一な状態で取り付けることが難しく、シール部材がはみ出る等、製品毎のばらつきの発生、及び、やり直し作業等が発生し、場合によっては、シール部材やリアキャップを破棄する、といった問題が生じている。
【0007】
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、当接部材をリール本体に取り付けた魚釣用リールにおいて、容易かつ低コストで、両者の間の防水、防塵機能を安定して発揮することが可能な魚釣用リールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体に当て付けて固定される当接部材を備えた魚釣用リールにおいて、前記リール本体と当接部材との間には、弾性のあるシール部材が介在されており、前記シール部材は、前記当接部材の接合部、又は、前記リール本体の接合部に一体成形されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る魚釣用リールは、リール本体に対して当て付け固定される当接部材を備えている。リール本体と当接部材は別部材であり、当て付け固定された際、防水、防塵がされるように両部材の間にシール部材(パッキン)が介在される。シール部材は、予め、当接部材の接合部、又は、リール本体の接合部に一体成形されているので、従来のように、リング形状のゴム部材等で形成された別のシール部材を介在させながら、当接部材をリール本体に当て付け固定する作業が不要となる。このため、リール本体の組み立て作業時において、製品毎のばらつきの発生、及び、やり直し作業等が発生しなくなり、シール部材や当接部材を破棄する等の問題が生じることはない。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、当接部材をリール本体に取り付けるに際し、容易かつ低コストで、両者の間の防水、防塵機能を安定して発揮することが可能な魚釣用リールが得られる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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