TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023131862
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-22
出願番号2022036852
出願日2022-03-10
発明の名称植物育成装置
出願人夏目金網工業株式会社
代理人個人
主分類A01G 9/02 20180101AFI20230914BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】保管・運搬・設置・撤去が容易で大型化を可能にする。
【解決手段】底面用ケージ部材、背面用ケージ部材、正面用ケージ部材、左側面用ケージ部材及び右側面用ケージ部材をフックで引っ掛けて起立状態にくみ上げ、巾止め部材31,32を掛け渡した金属製ケージ20に、止め具15を介して固定した植物育成装置1に土SOILを入れ植物PLANTを植え付ける。植物育成装置1は、有底袋体10、止め具15、ケージ部材及び巾止め部材を分離したコンパクトな荷姿で設置場所へと搬入することができ、撤去に際しては、植物及び土を取り除き、止め具15を外して有底袋体10を取り出し、巾止め部材を取り外し、各金属製ケージを分離することによってコンパクトな荷姿で搬出することができる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
有底袋体に培地を収容して植物を育成する装置であって、以下の構成をも備えていることを特徴とする植物育成装置。
(1A)前記有底袋体の上縁部を、当該有底袋体の周囲を取り囲む様に設置される金属製ケージに固定すること。
(1B)前記金属製ケージは、底面用ケージ部材と、当該底面用ケージ部材の周囲を取り巻く様に起立した状態に設置される壁面用ケージ部材とから構成され、各ケージ部材は、井桁状に組まれた縦部材と横部材とを備えていること。
(1C)前記底面用ケージ部材の前記縦部材及び横部材は、それぞれの両端に、前記壁面用ケージ部材の下部を引っ掛けることのできるフックを有していること。
(1D)前記壁面用ケージ部材は、隣合って設置される少なくとも2以上の部材から構成され、当該壁面用ケージ部材同士は、隣り合うケージ部材の一方の横部材に形成されたフックを他方の縦枠に引っ掛けることによって組み立てられる様に構成されていること。
(1E)前記壁面用ケージ部材において対面するケージ部材同士は、両端にフックを有する巾止め部材によって巾止めされていること。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1に記載の植物育成装置。
(2)前記底面用ケージ部材は、全体としてほぼ平らな矩形体として構成され、前記壁面用ケージ部材は、それぞれが全体としてほぼ平らな矩形体からなる背面用ケージ部材、正面用ケージ部材、左側面用ケージ部材及び右側面用ケージ部材から構成され、対面する一組の壁面用ケージ部材の横部材が隣接する壁面用ケージ部材の縦枠を引っ掛けることのできるフックを両端に備えていること。
【請求項3】
さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の植物育成装置。
(3)前記背面用ケージ部材、正面用ケージ部材、左側面用ケージ部材及び右側面用ケージ部材は起立時の高さが同じになる様に構成され、前記正面用ケージ部材及び背面用ケージ部材の横部材の両端に前記フックを備えさせたこと。
【請求項4】
さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項3に記載の植物育成装置。
(4)前記左側面用ケージ部材と右側面用ケージ部材の間に配置されるケージ部材は、それぞれ複数のケージ部材を左右方向に連結し、連結後のケージ部材全体としての左右両端に前記左側面用ケージ部材及び右側面用ケージ部材に引っ掛けるフックを備えていること。
【請求項5】
さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項2に記載の植物育成装置。
(5)前記背面用ケージ部材、左側面用ケージ部材及び右側面用ケージ部材は、前記正面用ケージ部材よりも起立時の高さが高く、互いに同じ高さとされ、前記底面用ケージ部材と同様の上面用ケージ部材のフックに引っ掛けて上部を連結されていること。
【請求項6】
さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1に記載の植物育成装置。
(6A)前記底面用ケージ部材は、全体としてほぼ平らな半円形に構成され、前記壁面用ケージ部材は、前記底面用ケージ部材の円弧部分に対して起立状態に組み立てられる半円筒状の背面用ケージ部材と、前記底面用ケージ部材の直線部分に対して起立状態に組み立てられる矩形状の正面用ケージ部材とから構成され、前記正面用ケージ部材の横部材の両端に前記フックを備えさせ、前記背面用ケージ部材の両端の縦枠を引っ掛けて起立状態に組み立てること。
(6B)前記背面用ケージ部材は、前記正面用ケージ部材よりも起立時の高さが高く、その上部に、前記底面用ケージ部材と同様の上面用ケージ部材が固定されていること。
【請求項7】
さらに、以下の構成をも備えることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の植物育成装置。
(7)前記金属製ケージは、溶融亜鉛-10%アルミニウム合金めっき鉄線によって構成され、前記有底袋体は、ポリエステル黒原着糸を織り上げた耐候性シート材によって構成されていること。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、植物を育成するための装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種の植木、花卉等の観賞用植物を育てる容器として、陶磁器製あるいはプラスチック製の植木鉢やプランターが使用されている。しかし、持ち運びや保管に問題があることから、折り畳み可能な支持スタンド上に植物育成袋を懸架する構成の植物育成装置が提案されている(特許文献1)。
【0003】
また、商業施設等においては大型のプランターが要望される場合がある。この様な要望に応えるものとして、繊維材混入コンクリートで形成された外筒部と、断熱性コンクリートで形成され外筒部の内側に設けられる内筒部と、外筒部の上端に形成され内筒部上端を覆う延長部と、を有することを特徴としたプランターが提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-48640
特開平4-316429
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術では大型化の要望に応え難く、特許文献2の技術では保管・運搬・設置・撤去に多大な労力を要するという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、保管・運搬・設置・撤去が容易で大型化が可能な植物育成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた本発明の植物育成装置は、有底袋体に培地を収容して植物を育成する装置であって、以下の構成をも備えていることを特徴とする。
(1A)前記有底袋体の上縁部を、当該有底袋体の周囲を取り囲む様に設置される金属製ケージに固定すること。
(1B)前記金属製ケージは、底面用ケージ部材と、当該底面用ケージ部材の周囲を取り巻く様に起立した状態に設置される壁面用ケージ部材とから構成され、各ケージ部材は、井桁状に組まれた縦部材と横部材とを備えていること。
(1C)前記底面用ケージ部材の前記縦部材及び横部材は、それぞれの両端に、前記壁面用ケージ部材の下部を引っ掛けることのできるフックを有していること。
(1D)前記壁面用ケージ部材は、隣合って設置される少なくとも2以上の部材から構成され、当該壁面用ケージ部材同士は、隣り合うケージ部材の一方の横部材に形成されたフックを他方の縦枠に引っ掛けることによって組み立てられる様に構成されていること。
(1E)前記壁面用ケージ部材において対面するケージ部材同士は、両端にフックを有する巾止め部材によって巾止めされていること。
【0008】
本発明の植物育成装置は、有底袋体と、底面用ケージ部材と、少なくとも2以上の壁面用ケージ部材とに分離した状態で保管・運搬することができる。本発明の植物育成装置は、設置場所においてフックに引っ掛ける方法によって、壁面用ケージ部材を底面用ケージ部材の周囲を取り巻く様に起立した状態にして巾止め部材で巾止めした金属製ケージを組み立て、その内側に有底袋体を収納する様に取り付け、培地を入れ、植栽を行って植物を栽培することができる。撤去に当たっては、植物及び培地を取り除き、有底袋体を金属製ケージから取り外し、巾止め部材を取り外し、底面用ケージ部材及び壁面用ケージ部材に分離することで小さな荷姿にして運搬することができる。これにより、保管・運搬・設置・撤去を容易に実施することができる。また、金属製ケージ全体の寸法や形態を適宜選択し、これに合う様に有底袋体を製造すれば、大型のもの異形のものなど、設置する場所や目的に応じた植物栽培装置を提供することができる。
【0009】
ここで、本発明の植物育成装置は、さらに、以下の構成をも備えたものとすることができる。
(2)前記底面用ケージ部材は、全体としてほぼ平らな矩形体として構成され、前記壁面用ケージ部材は、それぞれが全体としてほぼ平らな矩形体からなる背面用ケージ部材、正面用ケージ部材、左側面用ケージ部材及び右側面用ケージ部材から構成され、対面する一組の壁面用ケージ部材の横部材が隣接する壁面用ケージ部材の縦枠を引っ掛けることのできるフックを両端に備えていること。
【0010】
この植物育成装置によれば、金属製ケージを構成するケージ部材が、いずれも全体としてほぼ平らな矩形体で構成されるから、保管・運搬に際しての荷姿をよりコンパクトにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

夏目金網工業株式会社
植物育成装置
2か月前
個人
小魚捕集器
1か月前
個人
柄杓じょうろ
1か月前
個人
釣糸針結び具
1か月前
個人
ペット用リード
1か月前
個人
栽培施設
今日
個人
粒状物整列排出器
6日前
丸一株式会社
配管構造
1か月前
個人
イカ釣り用ヤエン
1か月前
個人
菌床栽培装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
23日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
井関農機株式会社
トラクタ
1か月前
個人
エアレーション付属器具
1か月前
井関農機株式会社
コンバイン
20日前
井関農機株式会社
コンバイン
20日前
個人
除菌コート化合物
1か月前
個人
オーバーヘッドターンモア
1か月前
個人
リールシート
21日前
井関農機株式会社
作業車
21日前
井関農機株式会社
移植機
1か月前
井関農機株式会社
田植機
20日前
井関農機株式会社
除草機
21日前
井関農機株式会社
歩行型管理機
20日前
マドタチ株式会社
ルアー
28日前
井関農機株式会社
草刈機
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
20日前
井関農機株式会社
作業車両
6日前
個人
魚類の根潜り防止捕獲補助具
1か月前
株式会社大貴
動物用トイレ
15日前
井関農機株式会社
脱穀装置
20日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
個人
水槽用水温照明管理システム
15日前
みのる産業株式会社
捕虫器
22日前
個人
自国完結型食肉生産システム
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
Flag Counter
続きを見る