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公開番号
2023130966
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-21
出願番号
2022035584
出願日
2022-03-08
発明の名称
ステアリングホイール
出願人
豊田合成株式会社
,
日本精機株式会社
代理人
個人
主分類
B62D
1/06 20060101AFI20230913BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約
【課題】表示装置を有する構成であっても、コストの増大を抑制して、簡便に製造することができるステアリングホイールを提供すること。
【解決手段】把持部2において運転者から視認可能な位置に、表示装置20を配設させる構成のステアリングホイール。把持部が、断面略円形状として、中央に芯材12を配置させている。表示装置が、基板22と、基板に取り付けられる可視光光源23と、可視光光源から発光される可視光を偏向させつつ拡散させる導光体25と、を備える。基板が、芯材の周囲において、運転者から離隔した側となる下方に、配置される。導光体が、芯材の周囲において、基板を配置させている下方側を除いて、上方側、内側、及び、外側の三方を囲むような断面略逆U字形状として、構成される。可視光光源が、断面略逆U字形状の導光体の少なくとも一方の下端側に、配設されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
回転操舵時に把持する把持部を備える構成として、該把持部において運転者から視認可能な所定位置に、表示装置を、配設させる構成のステアリングホイールであって、
前記把持部が、断面略円形状として、中央に芯材を配置させる構成とされ、
前記表示装置が、基板と、該基板に取り付けられて点灯時に可視光を発光する可視光光源と、該可視光光源から発光される可視光を偏向させつつ拡散させる導光体と、を備えて、
前記基板が、前記芯材の周囲において、前記運転者から離隔した側となる下方に、配置され、
前記導光体が、前記芯材の周囲において、前記基板を配置させている下方側を除いて、上方側、回転操舵軸側となる内側、及び、前記回転操舵軸側から離れた外側の三方を囲むような断面略逆U字形状として、構成され、
前記可視光光源が、断面略逆U字形状の前記導光体の少なくとも一方の下端側に、配設されていることを特徴とするステアリングホイール。
続きを表示(約 750 文字)
【請求項2】
前記可視光光源が、断面略逆U字形状の前記導光体の一方の下端側のみに、配設される構成とされて、
前記導光体が、前記可視光光源から離隔した上方側の部位を、他の内側若しくは外側の部位に比べて厚肉とするように、厚さ寸法を異ならせて形成されていることを特徴とする請求項1に記載のステアリングホイール。
【請求項3】
前記表示装置が、前記基板を収納して保持するケース部と、透光体から形成されて前記導光体の外周側を覆うカバー部と、を有して、前記カバー部を前記ケース部側に取り付けた状態での断面の外形形状を、前記表示装置に隣接する前記把持部における一般部の断面外形形状と略一致させる構成とされ、
前記カバー部が、前記導光体の上方を覆う上壁部と、該上壁部の端縁から下方に延びて前記導光体の側方を覆うように配置される2つの側壁部と、を有する構成として、
前記各側壁部において前記導光体側となる内側面側と、前記導光体において前記内側面に対向して配置される外側面側と、に、前記カバー部を前記導光体の上方から被せた際に、相互に係止可能とされる係止部が、それぞれ、形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のステアリングホイール。
【請求項4】
前記可視光光源が、断面略逆U字形状の前記導光体の両方の下端側に、配設されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のステアリングホイール。
【請求項5】
前記可視光光源が、車両搭載状態において、運転者側へ向かう可視光を遮蔽する遮光体によって、運転者側となる上方側を覆われるように、配設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のステアリングホイール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転操舵時に把持する把持部を備える構成として、把持部において運転者から視認可能な所定位置に、表示装置を、配設させる構成のステアリングホイールに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、表示装置を有したステアリングホイールとしては、把持部において、運転者側となる上側の領域に、表示装置を配設させている構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2017-529272公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のステアリングホイールでは、表示装置は、把持部における上側半分程度の領域に配置される構成である。そのため、表示装置の配置領域を確保するために、把持部において表示装置の配置領域以外の領域では中央に配置される芯材(芯金)の形状や位置等を、表示装置の配置領域においては、大幅に設計変更する必要があり、コストの増大を抑制して、簡便に製造可能とする点に、改善の余地があった。
【0005】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、表示装置を有する構成であっても、コストの増大を抑制して、簡便に製造することができるステアリングホイールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るステアリングホイールは、回転操舵時に把持する把持部を備える構成として、把持部において運転者から視認可能な所定位置に、表示装置を、配設させる構成のステアリングホイールであって、
把持部が、断面略円形状として、中央に芯材を配置させる構成とされ、
表示装置が、基板と、基板に取り付けられて点灯時に可視光を発光する可視光光源と、可視光光源から発光される可視光を偏向させつつ拡散させる導光体と、を備えて、
基板が、芯材の周囲において、運転者から離隔した側となる下方に、配置され、
導光体が、芯材の周囲において、基板を配置させている下方側を除いて、上方側、回転操舵軸側となる内側、及び、回転操舵軸側から離れた外側の三方を囲むような断面略逆U字形状として、構成され、
可視光光源が、断面略逆U字形状の導光体の少なくとも一方の下端側に、配設されていることを特徴とする。
【0007】
本発明のステアリングホイールでは、把持部に表示装置を配設させる構成であるものの、表示装置を構成する基板と導光体とが、把持部の中央に配置される芯材の周囲を囲むように、配設される構成である。そのため、表示装置を備えない構成のステアリングホイールと比較して、芯材の形状や配置位置を大きく変更しなくとも、表示装置を搭載させることができることから、芯材自体の大幅な設計変更が不要となり、コストの増大を抑制することができる。また、本発明のステアリングホイールでは、可視光光源から発光される可視光を拡散させる導光体が、芯材の周囲において、上方側、回転操舵軸側となる内側、及び、回転操舵軸側から離れた外側の三方を囲むような断面略逆U字形状とされていることから、可視光光源を、断面略逆U字形状の導光体における少なくとも一方の下端側に、配設させる構成であっても、作動時に、導光体全体を光らせることにより、芯材の周囲を広い範囲で光らせることができる。
【0008】
したがって、本発明のステアリングホイールでは、表示装置を有する構成であっても、コストの増大を抑制して、簡便に製造することができる。
【0009】
また、本発明のステアリングホイールにおいて、可視光光源を、断面略逆U字形状の前記導光体の一方の下端側のみに配設させる構成とする場合、導光体を、可視光光源から離隔した上方側の部位を、他の内側若しくは外側の部位に比べて厚肉とするように、厚さ寸法を異ならせて形成すれば、作動時に、この厚肉の領域において可視光光源から発光される可視光の拡散量を増大させることができて、導光体において可視光光源から離隔した領域の輝度を向上させることができる。その結果、導光体の厚さ寸法を全域にわたって略同一に設定する場合と比較して、導光体を、広い範囲で明るく光らせることが可能となって、好ましい。
【0010】
さらに、上記構成のステアリングホイールにおいて、表示装置を、基板を収納して保持するケース部と、透光体から形成されて導光体の外周側を覆うカバー部と、を有して、カバー部をケース部側に取り付けた状態での断面の外形形状を、表示装置に隣接する把持部における一般部の断面外形形状と略一致させる構成とし、
カバー部を、導光体の上方を覆う上壁部と、上壁部の端縁から下方に延びて導光体の側方を覆うように配置される2つの側壁部と、を有する構成とし、
各側壁部において導光体側となる内側面側と、導光体において内側面に対向して配置される外側面側と、に、カバー部を導光体の上方から被せた際に、相互に係止可能とされる係止部を、それぞれ、形成する構成とすることが、好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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