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公開番号
2023129752
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-19
出願番号
2022029589
出願日
2022-02-28
発明の名称
工作機械の清掃用工具
出願人
株式会社日研工作所
代理人
弁理士法人アイミー国際特許事務所
主分類
B23Q
11/00 20060101AFI20230911BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】ブレードの交換が容易であり、工作機械のテーパ嵌合穴内のゴミや油分を確実に除去することが可能な工作機械の清掃用工具を提供すること。
【解決手段】工作機械の清掃用工具(1)は、工作機械のテーパ嵌合穴の壁面を清掃するためのものである。清掃用工具(1)は、先端先細りのテーパ状外周面(30)およびテーパ状外周面に設けられた複数の軸方向溝(31)を有し、テーパ嵌合穴内に挿入されるヘッド部(3)と、ヘッド部の後端に固定されたグリップ部(5)と、横断面形状が下端先細りの台形形状を有し、幅狭の下端部がヘッド部の各軸方向溝内に挿入され、幅広の上端部がヘッド部の外周面よりも突出してテーパ嵌合穴の壁面に当接する複数のブレード(4)とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
工作機械のテーパ嵌合穴の壁面を清掃するための清掃用工具であって、
先端先細りのテーパ状外周面および前記外周面に設けられた複数の軸方向溝を有し、前記テーパ嵌合穴内に挿入されるヘッド部と、
前記ヘッド部の後端に固定されたグリップ部と、
横断面形状が下端先細りの台形形状を有し、幅狭の下端部が前記ヘッド部の各軸方向溝内に挿入され、幅広の上端部が前記ヘッド部の外周面よりも突出して前記テーパ嵌合穴の壁面に当接する複数のブレードとを備える、工作機械の清掃用工具。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記各ブレードが前記ヘッド部の外周面から突出する高さは、0.5mm以上である、請求項1に記載の工作機械の清掃用工具。
【請求項3】
前記各ブレードの上端部の角部が鋭角であり、前記各ブレードの側面と前記ヘッド部の外周面とのなす角度が鋭角である、請求項1または2に記載の工作機械の清掃用工具。
【請求項4】
前記ヘッド部の軸方向溝の横断面形状は、径方向外方が先細りの台形形状を有している、請求項1~3のいずれかに記載の工作機械の清掃用工具。
【請求項5】
前記ヘッド部の外周面と軸方向溝の側壁面とによって形成されるエッジ部が、前記ブレードの側面に食い込んでいる、請求項1~4のいずれかに記載の工作機械の清掃用工具。
【請求項6】
前記軸方向溝は、前記ヘッド部の先端面にまで延びている、請求項1~5のいずれかに記載の工作機械の清掃用工具。
【請求項7】
前記ヘッド部は、その先端面から後端側に向かって延びる中央穴を有している、請求項1~6のいずれかに記載の工作機械の清掃用工具。
【請求項8】
前記ヘッド部は、コア部と、前記コア部に対して取り外し可能に設けられるキャップ部とを含み、
前記キャップ部は、先端先細りの前記外周面および前記外周面に設けられた前記複数の軸方向溝を有する、請求項1~7のいずれかに記載の工作機械の清掃用工具。
【請求項9】
前記ブレードの材質はシリコンゴムである、請求項1~8のいずれかに記載の工作機械の清掃用工具。
【請求項10】
前記グリップ部は、その外面に螺旋状の溝を有する、請求項1~9のいずれかに記載の工作機械の清掃用工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、工作機械の清掃用工具に関し、特に工作機械のテーパ嵌合穴の壁面を清掃するための清掃用工具に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、工作機械における主軸のテーパ嵌合穴の内周面に付着したゴミや油分といった汚れを除去するための清掃用工具が知られている。たとえば、BT主軸用の清掃用工具は、汚れを除去するためのブレードが、ヘッド部に対して複数のネジで固定されている。このような清掃用工具では、ブレードを交換する場合に、複数のネジを取り外す必要がある。
【0003】
また、他の清掃用工具として、たとえば特許文献1(特開2019-98489号公報)に記載の技術が知られている。特許文献1には、クリーナー本体の溝に対して着脱自在に取り付けることができる棒状清掃体(ブレード)の形状が、断面視円形状であることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-98489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
BT主軸用の清掃用工具では、ブレードがヘッド部に対して複数のネジで固定されているため、摩耗したり、汚れてしまったブレードを交換する際に、複数のネジを着脱する必要があり、ブレードの交換に手間がかかっていた。
【0006】
また、特許文献1の清掃用工具では、ブレードが断面視円形状であるため、清掃用工具を工作機械の主軸のテーパ嵌合穴内で回転させた場合に、ブレードがテーパ嵌合穴内に付着したゴミの上を乗り越えてしまい、うまくゴミを除去することができなかった。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ブレードの交換が容易であり、工作機械のテーパ嵌合穴内のゴミや油分を確実に除去することが可能な工作機械の清掃用工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的のため本発明の一態様に係る工作機械の清掃用工具は、工作機械のテーパ嵌合穴の壁面を清掃するための清掃用工具であって、先端先細りのテーパ状外周面および外周面に設けられた複数の軸方向溝を有し、テーパ嵌合穴内に挿入されるヘッド部と、ヘッド部の後端に固定されたグリップ部と、横断面形状が下端先細りの台形形状を有し、幅狭の下端部がヘッド部の各軸方向溝内に挿入され、幅広の上端部がヘッド部の外周面よりも突出してテーパ嵌合穴の壁面に当接する複数のブレードとを備える。
【0009】
好ましくは、各ブレードがヘッド部の外周面から突出する高さは、0.5mm以上である。
【0010】
好ましくは、各ブレードの上端部の角部が鋭角であり、各ブレードの側面とヘッド部の外周面とのなす角度が鋭角である。
(【0011】以降は省略されています)
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