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公開番号
2023129751
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-15
出願番号
2023110076,2021162282
出願日
2023-07-04,2021-09-30
発明の名称
熱交換器
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
F28F
1/32 20060101AFI20230908BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】室外が低温時に暖房運転を行った場合、従来の熱交換器では、風上側又は風下側に、伝熱フィンの連通部がないため、うまく結露水が排水できず、着霜しやすい、という課題がある。
【解決手段】室外熱交換器24は、複数の扁平管243と、複数の第1の伝熱フィン241と、複数の第2の伝熱フィン242と、を備える。複数の第1の伝熱フィン241は、複数の扁平管243に対し、扁平管243の断面の風流れ方向の風上側から差し込まれる。複数の第2の伝熱フィン242は、複数の扁平管243に対し、扁平管243の断面の風流れ方向の風下側から差し込まれる。第1の伝熱フィン241の第1連通部241bは、複数の第1差込部241aを接続する。第2の伝熱フィン242の第2連通部242bは、複数の第2差込部242aを接続する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
冷媒と空気との間で熱交換を行わせる熱交換器(24)であって、
断面の長手方向と交差する第1方向に沿って並び、内部を冷媒が流れる、複数の扁平管(243)と、
複数の前記扁平管に対し、前記扁平管の断面の長手方向の第1端側から差し込まれ、複数の前記扁平管に接触している、風上側に位置する、複数の第1の伝熱フィン(241)と、
複数の前記扁平管に対し、前記扁平管の断面の長手方向の第2端側から差し込まれ、複数の前記扁平管に接触している、風下側に位置する、複数の第2の伝熱フィン(242)と、
を備え、
前記第1の伝熱フィンは、
隣り合う前記扁平管の間に差し込まれる、複数の第1差込部(241a)と、
前記扁平管の断面の長手方向の前記第1端の外側において、複数の前記第1差込部を接続する、前記第1方向に延びる、第1連通部(241b)と、
を有し、
前記第2の伝熱フィンは、
隣り合う前記扁平管の間に差し込まれる、複数の第2差込部(242a)と、
前記扁平管の断面の長手方向の前記第2端の外側において、複数の前記第2差込部を接続する、前記第1方向に延びる、第2連通部(242b)と、
を有する、
熱交換器(24)。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記第1連通部の風流れ方向の幅(L12)は、前記第2連通部の風流れ方向の幅(L22)よりも広い、
請求項1に記載の熱交換器(24)。
【請求項3】
複数の前記第1の伝熱フィンのフィンピッチ(L11)は、複数の前記第2の伝熱フィンのフィンピッチ(L21)よりも広い、
請求項1又は2に記載の熱交換器(24)。
【請求項4】
前記第1の伝熱フィンと、前記第2の伝熱フィンとの間の、風流れ方向の距離(L3)は、1mm以上である、
請求項1から3のいずれか1つに記載の熱交換器(24)。
【請求項5】
前記第1の伝熱フィンと、前記第2の伝熱フィンとの間の、風流れ方向の距離(L3)は、複数の前記第1の伝熱フィンのフィンピッチ(L11)以上であり、かつ複数の前記第2の伝熱フィンのフィンピッチ(L21)以上である、
請求項1から3のいずれか1つに記載の熱交換器(24)。
【請求項6】
前記第1の伝熱フィンと、前記第2の伝熱フィンとの間の、風流れ方向の距離(L3)は、前記扁平管の断面の長手方向の長さ(L4)の20%以下である、
請求項1から5のいずれか1つに記載の熱交換器(24)。
【請求項7】
前記第1の伝熱フィンと、前記第2の伝熱フィンとは、フィンの形状が異なる、
請求項1から6のいずれか1つに記載の熱交換器(24)。
【請求項8】
前記第1の伝熱フィンと、前記第2の伝熱フィンとは、切り込みの状態が異なる、
請求項1から7のいずれか1つに記載の熱交換器(24)。
【請求項9】
前記第2の伝熱フィンの風上側の前縁に、切り込みが形成される、
請求項1から8のいずれか1つに記載の熱交換器(24)。
【請求項10】
前記第1の伝熱フィンと、前記第2の伝熱フィンとは、クラッド材から成形される、
請求項1から9のいずれか1つに記載の熱交換器(24)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2019-15410号公報)に示されているように、扁平管の断面の長手方向の一方の端側から、伝熱フィンが差し込まれる、熱交換器が知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
室外が低温時に暖房運転を行った場合、特許文献1の熱交換器では、風上側又は風下側に、伝熱フィンの連通部がないため、うまく結露水が排水できず、着霜しやすい、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1観点の熱交換器は、冷媒と空気との間で熱交換を行わせる。熱交換器は、複数の扁平管と、複数の第1の伝熱フィンと、複数の第2の伝熱フィンと、を備える。複数の扁平管は、断面の長手方向と交差する第1方向に沿って並び、内部を冷媒が流れる。複数の第1の伝熱フィンは、複数の扁平管に対し、扁平管の断面の長手方向の第1端側から差し込まれる。複数の第1の伝熱フィンは、複数の扁平管に接触している。複数の第1の伝熱フィンは、風上側に位置する。複数の第2の伝熱フィンは、複数の扁平管に対し、扁平管の断面の長手方向の第2端側から差し込まれる。複数の第2の伝熱フィンは、複数の扁平管に接触している。複数の第2の伝熱フィンは、風下側に位置する。第1の伝熱フィンは、複数の第1差込部と、第1連通部と、を有する。複数の第1差込部は、隣り合う扁平管の間に差し込まれる。第1連通部は、扁平管の断面の長手方向の第1端の外側において、複数の第1差込部を接続する。第1連通部は、第1方向に延びる。第2の伝熱フィンは、複数の第2差込部と、第2連通部と、を有する。複数の第2差込部は、隣り合う扁平管の間に差し込まれる。第2連通部は、扁平管の断面の長手方向の第2端の外側において、複数の第2差込部を接続する。第2連通部は、第1方向に延びる。
【0005】
第1観点の熱交換器では、第1の伝熱フィンは、第1連通部を有する。第1連通部は、扁平管の断面の長手方向の第1端の外側において、複数の第1差込部を接続する。第1連通部は、第1方向に延びる。第2の伝熱フィンは、第2連通部を有する。第2連通部は、扁平管の断面の長手方向の第2端の外側において、複数の第2差込部を接続する。第2連通部は、第1方向に延びる。その結果、熱交換器は、扁平管の両側に、伝熱フィンの連通部を有することにより、排水性を向上させ、着霜を遅延させることができる。
【0006】
第2観点の熱交換器は、第1観点の熱交換器であって、第1連通部の風流れ方向の幅は、第2連通部の風流れ方向の幅よりも広い。
【0007】
第2観点の熱交換器は、第1の伝熱フィンの風上側端部を、扁平管から遠ざけることにより、第1の伝熱フィンの風上側端部の着霜を、遅延させることができる。
【0008】
第3観点の熱交換器は、第1観点又は第2観点のいずれかの熱交換器であって、複数の第1の伝熱フィンのフィンピッチは、複数の第2の伝熱フィンのフィンピッチよりも広い。
【0009】
第3観点の熱交換器は、このような構成により、複数の第1の伝熱フィンが、着霜により閉塞することを防止し、着霜を遅延させることができる。
【0010】
第4観点の熱交換器は、第1観点から第3観点のいずれかの熱交換器であって、第1の伝熱フィンと、第2の伝熱フィンとの間の、風流れ方向の距離は、1mm以上である。
(【0011】以降は省略されています)
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