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公開番号
2023129744
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-15
出願番号
2022068691
出願日
2022-04-19
発明の名称
液肥の製造方法
出願人
有限会社栄和商事
代理人
個人
主分類
C05F
11/00 20060101AFI20230908BHJP(肥料;肥料の製造)
要約
【課題】 海藻を原料としてミネラルバランスの良好な液肥を製造する方法を提供する。
【解決手段】 海藻を細断(S1)した後に圧搾(S2)して一次搾汁と一次搾滓とに分ける第一分離工程と、上記一次搾滓を-1~-5℃の温度帯で30分間以上冷却して凍結(S3)させた後に解凍(S4)し、圧搾(S5)して二次搾汁(液肥)と二次搾滓とに分ける第二分離工程とを有する液肥の製造方法である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
海藻を細断した後に圧搾して一次搾汁と一次搾滓とに分ける第一分離工程と、
上記一次搾滓を-1~-5℃の温度帯で30分間以上冷却して凍結させた後に解凍し、圧搾して液肥と二次搾滓とに分ける第二分離工程と、を有する液肥の製造方法。
続きを表示(約 53 文字)
【請求項2】
上記海藻がキリンサイであることを特徴とする請求項1に記載の液肥の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は海藻を原料とする、カリウムを多く含み、かつミネラルバランスが良好な液肥を製造する方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
紅藻類や褐藻類などの海藻には、農作物や花卉の栽培に用いる肥料の三要素と言われる窒素、リン、カリウムが多く含まれるため、従来から、海藻の搾汁をそのままで、あるいは加工して、液体肥料(液肥)にする方法が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1(特表2006-504605号公報)には、生の海藻をミキサーで砕いて均質化してスラリーとし、そのスラリーを圧搾して得た汁液を主原料として液肥を製造する方法が記載されている。
また、特許文献2(実開昭63-183245号公報)には、生の海藻を低温バーニング加工(低温加熱加工)した後に液体抽出機によって液肥を製造する方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2006-504605号公報
実開昭63-183245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の海藻を原料とする液肥の製造方法は、海藻を粉砕したり加熱したりした後に、圧搾を1回行うことで搾汁を得て、この搾汁をそのまま液肥としたり液肥の材料としていた。
【0006】
しかし、海藻にはカリウムが非常に多く含まれているため、海藻の搾汁に含まれるミネラル全体としては、相対的にカリウムが突出して多く含まれることになり、それは農作物や花卉の栽培に適した液肥のミネラルバランスとしては、必ずしも望ましいものではなかった。そのため、従来の海藻の搾汁は、特にカリウムを多く必要とする農作物や花卉のための生物刺激剤や活性剤として他の肥料の効果を高める目的で使用されたり、他の原材料を加えてミネラルバランスを整えてから液肥として使用されたりする場合が多かった。
【0007】
そこで、本発明は、海藻を原料として、簡易な方法でミネラルバランスの良好な液肥を製造する方法を提供することを課題とする。
【0008】
また、海藻がキリンサイである場合には、増粘多糖類のカラギーナン製造用の良質な材料を製造する方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題は以下の手段によって解決された。
【0010】
〔1〕 海藻を細断した後に圧搾して一次搾汁と一次搾滓とに分ける第一分離工程と、上記一次搾滓を-1~-5℃の温度帯で30分間以上冷却して凍結させた後に解凍し、圧搾して液肥と二次搾滓とに分ける第二分離工程と、を有する液肥の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)
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