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公開番号2023129738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-15
出願番号2022033990
出願日2022-03-05
発明の名称屋根補修シート
出願人個人
代理人個人
主分類E04G 21/28 20060101AFI20230908BHJP(建築物)
要約【課題】屋根を補修するシートにおいて、シート全体に重りを封入することで土嚢や紐などを使用することなく、簡易かつ安全で風に飛ばされにくく、さまざまな形状の屋根に対応するように屋根に固定できる屋根補修シートを提供することを目的とする。
【解決手段】シートを固定する重りとなるシート内部の吸水材と、その吸水材を均一に分散させるための1つ又は複数の吸水材保持部で構成されたシートであり、吸水材に水を含ませることによりシートの重りとして機能させ、屋根とシートを密着させる様に設置することができ、風に対してより強い形状となり、これによって屋根にかかる重りの負荷を減らすことができ、シートがさまざまな形状の屋根に対応できる。
【選択図】図1




特許請求の範囲【請求項1】
屋根の補修箇所を一時的に被覆するために用いる屋根補修シートおいて、防水性の上シート(10)と下シート(20)の2枚のシート間のシート内部空間(11)中に吸水材(30)をサンドイッチ状に重ね合わせ、上シートと下シートで構成された各々の吸水材保持部(14)の側縁部(14a)を縫合もしくは圧着溶融して吸水材を内部に封止し、上縁部(12)の一端には吸水材へ吸水させる水を注入する注水部(13)、および下縁部(16)には吸水材へ吸水させた水を排水する排水部(17)を付加し、該屋根補修シートを修理すべき屋根上に被覆後に開閉可能な注水部から水を注入して前記吸水材(30)に吸水させ、該吸水した水の重りで修理すべき屋根と前記下シートが面接触することで安定して修理すべき屋根を被覆するように構成したことを特徴とする屋根補修シート(1)。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記重ね合わせた上シート(10)と下シート(20)を筒状または升目状に縫合もしくは圧着溶融することにより、前記シート内部空間(11)を1または複数のコンパートメントに区切って吸水材保持部(14)を形成し、該吸水材保持部に前記吸水材(30)を安定的に封止配置するように構成したことを特徴とする請求項1記載の屋根補修シート(1)。
【請求項3】
前記上シート(10)を、水を透過させる材質または網目状の構造にするように構成したことを特徴とする請求項1記載の屋根補修シート(1)。
【請求項4】
前記重ね合わせた上シート(10)と下シート(20)を筒状または升目状に面ファスナーによって接着することにより、前記シート内部空間(11)を1または複数のコンパートメントに区切って吸水材保持部(14)を形成し、上シート(10)と下シート(20)を分離させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の屋根補修シート(1)。
【請求項5】
前記シート内部空間(11)に封入する吸水材(30)をシート形状とし、上シート(11)と下シート(20)に縫合、圧着溶融した構成したことを特徴とする請求項1記載の屋根補修シート(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願発明は屋根を補修するための屋根補修シートに加え、建設途中における屋根を覆うシートに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、自然災害や雨漏りにおいてブルーシートと一般に呼称されるビニールシートが屋根の補修に用いられる。その際、シートを固定するため屋根の上に土嚢を載せる、または紐によって固定するという方法が取られてきた。しかし、屋根に上り作業することが危険であることを問題視し、シートを簡便に固定するともに風によって飛びにくくするという技術的課題をシート自体の材質や形状により解決を図っている。
【0003】
先述の屋根補修シート自体の新規形状によって上記技術的課題を解決しようとする従来技術については、例えば引例1として特許6739853に土嚢の代わりに水を使用した補修用シートが記載されている。この引例1において、土嚢を運ぶ労力を低減したものではあるが、その構造としてシートの縁部分にのみ重さが偏っていることから風に対する飛ばされやすさが課題としてあげられる。また、補修シートが棟の有無や屋根の形状によって補修できる屋根が制限されるという課題がある。
【0004】
次にシートを紐によって固定する方法で上記技術的課題を解決しようとする従来技術については、例えば以下の引例2がある。
【0005】
引例2としての特許6936999では、また、引例2で取り上げた、シートを固定する部分が局所的であるために負荷がかかるという課題を、シートの縁部分に紐を通して解決を図っている。しかし、こちらの引例も補修シートが屋根の形状等によって補修箇所が限られるという共通の課題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許6739853
特許6936999号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述の従来技術に係る屋根補修シートでは補修する屋根の箇所によってシート構造を変化させることが必要となる。また、補修の際には危険が伴う。
【0008】
本発明は、このような諸問題を解決するために本願発明は、シート全体に重りを分散させることにより、風によってシートが吹き飛ぶことを防止するための屋根補修シートを提供することを目的とする。更に本願発明は、2枚の重なったシートの内部に吸水性の材料を封入し、水を蓄える構造を持たせることでより簡易にシートを屋根に固定することができる屋根補修シートを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明に係る屋根補修シートとして、第1の発明は屋根を補修するための二枚のシートが重なった屋根補修シートであって、屋根の上面を被覆するためのシート本体と、2枚のシートの間に設けられた吸水材を備えている。この吸水材は、水を溜めシート本体の重りとして機能するために設けられ、その吸水材をシート内部に保持する1つまたは複数の吸水材保持部を備えている。
【0010】
この様な構造を持つ屋根補修シートは、シート全体に水を含んだ吸水材を分散させるため、シート全体を屋根と密着させることができ、風によって吹き飛ばされにくくなる。このことにより、シート内部に封入する水の量を減らすことができ、建物への負荷を減らすことができる。したがって、地震等の災害時であれば建物の強度が低減している事による二次的な災害を減らすことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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