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公開番号
2023129737
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-15
出願番号
2022033989
出願日
2022-03-05
発明の名称
廃棄物処分場の遮水シートの施工方法
出願人
太陽工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B09B
1/00 20060101AFI20230908BHJP(固体廃棄物の処理;汚染土壌の再生)
要約
【課題】 廃棄物処分場建設において、複数枚の遮水シート、保護シートの現場積層作業を省略し、遮水工の構築作業の迅速化を図る。
【解決手段】 廃棄物処分場建設において、遮水工を構成する遮水シート、保護シートを、所定枚数積層したロール状体11をなす積層遮水シート10を予め工場製作する。現場に搬入されたロール状体11を繰出し機20にセットし、そこから巻き解くようにして廃棄物埋立空間1の法面2に展張敷設する。法面2上に隣接して展張された積層遮水シート10の側端部の各層のシート間を密着接合して廃棄物埋立空間1の区画面の遮水工を構築する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
遮水工を構成するシートを、あらかじめ所定枚数積層してなる積層遮水シートのロール状体とし、前記ロール状体の前記積層遮水シートを巻き解くようにして廃棄物埋立空間の区画面に展張し、隣接して展張された前記積層遮水シートの側端部の各層のシート間を密着接合して前記廃棄物埋立空間の区画面の遮水工を構築することを特徴とする廃棄物処分場の遮水シートの施工方法。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記積層遮水シートは、所定枚数の遮水シートと保護シートとが交互積層されてなる請求項1に記載の廃棄物処分場の遮水シートの施工方法。
【請求項3】
前記積層遮水シートは、シート長手方向先端部に幅方向に延在する先頭部材が取り付けられ、前記先頭部材を展張方向に沿って前記ロール状体を巻き解くように移動させて前記廃棄物埋立空間の区画面に展張する請求項1に記載の廃棄物処分場の遮水シートの施工方法。
【請求項4】
前記ロール状体をなす前記積層遮水シートは、遮水シート繰り出し機上に積載され、展張方向側の対向位置にワイヤ巻回機が設置され、前記ワイヤ巻回機のワイヤ巻回により、前記積層遮水シートの先端側に取り付けられた先頭部材を展張方向に移動させることで前記積層遮水シートが前記廃棄物埋立空間の区画面に展張される請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の廃棄物処分場の遮水シートの施工方法。
【請求項5】
前記積層遮水シートは、前記廃棄物埋立空間の区画面を構成する法面上の小段に設けられた固定工により前記法面上に固定保持される請求項1に記載の廃棄物処分場の遮水シートの施工方法。
【請求項6】
前記積層遮水シートは、シート幅5m以上の広幅シートを基本とする請求項1に記載の廃棄物処分場の遮水シートの施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は廃棄物処分場の遮水シートの施工方法に係り、複数枚の遮水シートを積層して遮水層を構築する際の遮水シートの施工方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、廃棄物処分場としては、建設費等の観点から、オープン型処分場が多く建設されている。オープン型処分場は、建設場所の地形を考慮した各種形状、構造のものが建設されている。例えば窪地、谷等の地形を利用して、斜面に所定の法面を形成するために、切土、盛土、堰堤の構築を行って区画された所定埋立量の廃棄物埋立空間を確保するよう計画されている。そして、埋立空間を囲む法面および底面の区画面には堆積された廃棄物からの浸出水の周辺地盤への遮断するために、遮水工が施工されている。
【0003】
遮水工としては、「一般廃棄物の最終処分場及び産業廃棄物の最終処分場に係る技術上の基準を定める省令」によって、不織布その他の物の表面に二重の遮水シートが敷設されることを要件として、たとえば遮水シート、保護マットを交互に積層した、5層構造の遮水工を構築することが求められている。
【0004】
従来、オープン型処分場における区画面としての法面に遮水シートを効率よく施工するための装置として、特許文献1、2が提案されている。
【0005】
特許文献1に開示された遮水シート展張装置では、急角度の法面に遮水シートを展張する作業を機械化して、作業の効率化を図るために、台車上に積まれたロール状の遮水シートを繰り出し可能な繰り出し機と、台車上に搭載したアームに掛け渡されたロープを巻き上げることでシートをガイドして繰り出し動作と協働する巻上機とを備えている。台車上の繰り出し機と巻き上げ機によるロープの引き込みにより、法面に沿って位置するアームに沿って遮水シートを法面に沿わせて引き上げて展張する。
【0006】
特許文献2に開示されたシートの展張装置では、移動可能な台車の基台上に搭載した3列平行配置のローラによって支持し、繰り出し機のシートロールから繰り出した遮水シートを、法面に沿わせて引き出して展張する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平9-59991号公報
実用新案登録第3200151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1に開示された展張装置には、所定長さのトラス構造部材からなるアームが設備され、台車上のロールから繰り出された遮水シートの端部は、ロープの巻き上げによりアームの上端まで斜面に沿って引き上げられるが、その引き上げ高さはアーム長に依存するため、展張範囲が限られ、必要に応じて延長アーム等の付加部材を備える必要があり、設備が大がかりなものとなる。
【0009】
また、特許文献2に開示された展張装置では、台車上の遮水シートから繰り出されたシートを人力で法面を引き上げ、あるいは引き下ろししなければならず、施工性が極めて悪いことが認められる。
【0010】
いずれの特許文献においても、埋立空間の遮水工を行う場合、同一箇所において、遮水シート、保護マットを繰り返し積層して展張する必要があり、遮水シートの施工期間が長くなっていた。
(【0011】以降は省略されています)
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