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公開番号
2023129729
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-14
出願番号
2023124905,2023095952
出願日
2023-07-31,2021-06-25
発明の名称
粘着剤処理液、および粘着剤処理方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C09D
9/00 20060101AFI20230907BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】様々な種類の粘着剤を容易に除去できる粘着剤処理液、および、様々な種類の粘着剤を容易に除去する粘着剤処理方法を提供する。例えば、基材と粘着剤を含む粘着テープを処理対象とした場合には、基材と様々な種類の粘着剤を容易に分離することができる粘着剤処理液、および、基材と様々な種類の粘着剤を容易に分離する粘着剤処理方法を提供する。
【解決手段】本発明の実施形態による粘着剤処理液は、粘着剤の処理液であって、ハンセン溶解度パラメータ値が31以下である液体とアルカリ化合物を含み、アルカリ化合物の濃度が0.001重量%~20重量%である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
粘着剤の処理液であって、
ハンセン溶解度パラメータ値が31以下である液体とアルカリ化合物を含み、
該処理液中のアルカリ化合物の濃度が0.001重量%~20重量%である、
粘着剤処理液。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記ハンセン溶解度パラメータ値が28以下である、請求項1に記載の粘着剤処理液。
【請求項3】
前記ハンセン溶解度パラメータ値が25以下である、請求項2に記載の粘着剤処理液。
【請求項4】
前記アルカリ化合物の濃度が0.001重量%~10重量%である、請求項1から3までのいずれかに記載の粘着剤処理液。
【請求項5】
前記アルカリ化合物の濃度が0.01重量%~5重量%である、請求項4に記載の粘着剤処理液。
【請求項6】
前記アルカリ化合物の濃度が0.1重量%~1重量%である、請求項5に記載の粘着剤処理液。
【請求項7】
前記粘着剤が、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤からなる群から選ばれる少なくとも1種から構成される、請求項1から6までのいずれかに記載の粘着剤処理液。
【請求項8】
請求項1から7までのいずれかに記載の粘着剤処理液を用いた、粘着剤の処理方法であって、
該粘着剤に該粘着剤処理液を含浸させる、
粘着剤処理方法。
【請求項9】
前記粘着剤に前記粘着剤処理液を含浸させた状態で攪拌を行う、請求項8に記載の粘着剤処理方法。
【請求項10】
前記粘着剤に前記粘着剤処理液を含浸させた状態で超音波処理を行う、請求項8または9に記載の粘着剤処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は粘着剤処理液に関する。本発明はまた、粘着剤処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
粘着テープは、物品や包装材へのラベル等の貼り付け、梱包材の梱包、電子部材や光学部材の製造工程での使用、マスキング用途などにおいて、大量に使用されている。特に近年は、電子部材や光学部材の製造工程での使用が増加しており、製造現場などにおいて、多量の粘着テープの廃棄物が発生している。
【0003】
粘着テープの廃棄物は、通常、燃やされて廃棄処理されるか、あるいは、廃棄物処分場へと持ち込まれて廃棄処理される。しかし、環境負荷低減の観点から、このような廃棄処理は好ましくない。
【0004】
そこで、粘着テープの廃棄物の上記のような廃棄処理をできるだけ減らすことが必要である。このような粘着テープの廃棄処理低減の手段として、粘着テープの素材のリサイクルについての検討が望まれる。このような粘着テープの素材としては、例えば、粘着剤、基材が挙げられる。
【0005】
粘着テープに含まれるアクリル系粘着剤については、粘着剤の組成を特定の組成に設計することにより、アクリル系粘着剤を分離させる方法が報告されている。
【0006】
再生パルプ化工程において、粘着テープの粘着剤層を再離解させてリサイクル可能とする技術が報告されている(特許文献1)。この技術においては、粘着剤層を構成する粘着剤の組成が、アルコキシアルキル(メタ)アクリレート(7~30重量%)、(メタ)アクリル酸のカプロラクトン付加物(1~15重量%)、炭素数4~18のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステルモノマー(20~70重量%)、エチレン性不飽和カルボン酸含有モノマー(7~20重量%)、これらと共重合可能なモノマー(1~15重量%)からなり、この特定組成の粘着剤とすることにより、18%濃度のNaOH水溶液によって離解させている。
【0007】
PETボトルリサイクル時に好適に剥離されるラベル用接着剤に対してアルカリ水溶液で鹸化処理を行うことにより接着剤を脱離させる技術が報告されている(特許文献2)。この技術においては、接着剤中に潜在的膨潤成分(アクリル酸および/またはマレイン酸の低級アルキルエステルを35~90重量%含有するランダム、ブロックまたはグラフト共重合体)を含ませることにより、アルカリ水溶液またはそれにメタノールやエタノールを添加したもので鹸化処理を行って接着剤を脱離させている。
【0008】
PETボトルリサイクル時に好適に剥離される感熱性粘着ラベルに対して60℃以上の水性熱溶媒に浸漬することにより、粘着剤を自己剥離させる技術が報告されている(特許文献3)。この技術においては、粘着剤に、高分子材料としてアクリル酸エステル共重合物を含む感熱性粘着組成物と、熱膨張剤と、ケン化度が95モル%以上のポリビニルアルコールと、架橋剤または硬化剤とを含ませることにより、粘着剤を自己剥離させている。
【0009】
しかし、特許文献1~3に記載の技術においては、特定の組成に設計した特定のアクリル系粘着剤を採用することが必要な技術であり、そのような特定のアクリル系粘着剤を有する粘着テープにおいてのみ適用可能な技術である。
【0010】
一方、製造現場などにおいて多量に発生する粘着テープの廃棄物に対して、粘着テープの素材のリサイクルを行う技術を開発するにあたっては、様々な種類の粘着剤を有する粘着テープに適用可能であることが求められる。
(【0011】以降は省略されています)
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