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公開番号
2023129714
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-14
出願番号
2023124049,2019063985
出願日
2023-07-31,2019-03-28
発明の名称
水性接着剤
出願人
ヘンケルジャパン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09J
133/04 20060101AFI20230907BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】 耐水性や安定性に優れ、紙管に塗布される水性接着剤、人体や環境に有用な紙製ストロー等に利用される紙管を提供する。
【解決手段】 複数種類のモノマーが重合することで得られる共重合体を含む水性接着剤であって、該モノマーが(メタ)アクリル酸エステルを含み、紙管に塗布される、水性接着剤である。その水性接着剤が塗布され、紙製ストロー等に利用される紙管である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
複数種類のモノマーが重合することで得られる共重合体を含む水性接着剤であって、
該モノマーが(メタ)アクリル酸エステルを含み、
紙管に塗布される、水性接着剤。
続きを表示(約 220 文字)
【請求項2】
モノマーは、さらに、スチレンを含む、請求項1に記載の水性接着剤。
【請求項3】
モノマー総質量100質量部に対し、スチレンの含有量が20~50質量部である、請求項2に記載の水性接着剤。
【請求項4】
共重合体のガラス転移温度が30℃以下である、請求項1~3のいずれか1項に記載の水性接着剤。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の水性接着剤が塗布された紙管。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製ストロー等に利用される紙管およびそのような紙管に塗布される水性接着剤に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、大部分のストローはプラスチック製であり、1本当たりの体積が大きくないものの、1日に使用される数が非常に多い。それゆえ、毎日極めて膨大な量のストロー廃棄物が世界で生ずる。
【0003】
プラスチック製ストローは、自然に分解できず、廃棄処理が困難である。プラスチック製ストローを焼却すると、ダイオキシンが発生し、空気が汚染される可能性がある。近年では、捨てられたプラスチック製ストローが海洋に入り、マイクロレベルの小さなゴミに成り、これを海洋中の魚類が食べ、その魚類を人間が食べる可能性が問題になりつつある。
【0004】
このような問題を解決するため、市場には繰り返し使用できるステンレス製ストローまたはガラス製ストローが出現している。しかしながら、これらのストローは、コストが高く、洗浄、消毒を経なければ繰り返し使用できず、携帯用としても不便であるため、プラスチック製ストローの代替品として有用ではない。
【0005】
このような問題を考慮し、廃棄処分が容易な紙製ストローが検討されている(特許文献1及び2参照)。
特許文献1のストローは、紙材からなる紙管であり、螺旋状に巻かれた内側の内部紙材と、この内部紙材の外面に巻かれた外部紙材とで形成されている。内部紙材と外部紙材とは、コーティング剤(例えば、パラフィンにポリビニルアルコール樹脂を溶かした溶液)によって僅かにずれた状態で接着されている(特許文献1[0007][0012][図1][図2]参照)。
特許文献2は、1枚の紙シートを複数層にわたって重ね巻きして形成されたストローを開示する(特許文献2[請求項1][0026][図1][図2]参照)。
【0006】
紙製ストローを製造する際、紙材を貼り合わせる接着剤として、安全性を考慮し、耐水性に優れた樹脂を用いることが必要である。特許文献1及び2に示されるように、紙製ストローの紙材には、水に溶けにくく、安全性が高い樹脂として、ポリビニルアルコール樹脂又は酢酸ビニル樹脂等がコーティングされている(特許文献1[請求項1][0007]、特許文献2[0024]参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平6-133840号公報
実用新案登録第3218847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1及び2の紙製ストローは、近年の厳しい安全性への要求を十分に満たしているとは言えない。特に食品業界では、顧客の安全性への要求が年々高まっており、食器やストローについて、人体や環境に悪影響を及ぼす要因を可能な限り排除していく傾向にある。
従って、紙製ストローに塗工される樹脂組成物は、特許文献1に開示された溶剤系接着剤よりも水系接着剤が好ましいと考えられ、更により高いレベルの耐水性を持ち、水性媒体中での重合体の安定性(即ち、エマルションの安定性)に優れることが望まれている。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、耐水性や安定性に優れ、紙管に塗布される水性接着剤、人体や環境に有用な紙製ストロー等に利用される紙管を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者は、上述の課題を解決するため、鋭意検討した結果、複数種類の特定モノマーを重合することで得られる共重合体を含むエマルションは耐水性および安定性に優れ、この共重合体エマルションを含む水性接着剤及びその水性接着剤が塗布された紙管が本課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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