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公開番号2023129713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-14
出願番号2023124033,2019204001
出願日2023-07-31,2019-11-11
発明の名称軒先構造、及びその施工法
出願人元旦ビューティ工業株式会社
代理人個人
主分類E04D 13/072 20060101AFI20230907BHJP(建築物)
要約【課題】軒樋を安定に且つ高い支持強度にて保持でき、上下何れから突発的な応力が加えられても軒樋やカバー材の破損等を防止できる軒先構造、及びその施工法を提供する。
【解決手段】本発明は、建築物の躯体5Aに固定した樋受け金具4に、建築物側の側面13が取り付けられる軒樋1と、水平状の横長面部21と垂直状の縦面部22とそれぞれと直交状の介在面部23とを備え、軒樋1の内部に配設されると共に、基端が軒樋1の建築物側の側面12に沿い、他端が軒先側へ延在する支持材2と、軒樋1の開放上面を覆うカバー材3と、からなる軒先構造であって、カバー材3の上端33は、建築物の外装下地5Bに固定され、その下端32は、軒樋1の軒先端に設けた係合部14に連絡されていることを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
建築物の躯体に固定した樋受け金具に、建築物側の側面が取り付けられる軒樋と、
水平状の横長面部と垂直状の縦面部とそれぞれと直交状の介在面部とを備え、前記軒樋の内部に配設されると共に、基端が前記軒樋の建築物側の側面に沿い、他端が軒先側へ延在する支持材と、
前記軒樋の開放上面を覆うカバー材と、からなる軒先構造であって、
前記カバー材の上端は、建築物の外装下地に固定され、その下端は、前記軒樋の軒先端に設けた係合部に連絡されていることを特徴とする軒先構造。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記軒樋の係合部は、前記支持材の軒先端に係合され、更に前記カバー材の下端と連絡されていることを特徴とする請求項1に記載の軒先構造。
【請求項3】
前記支持材は、前記カバー材裏面に当接する支持面部を前記介在面部の上端に備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の軒先構造。
【請求項4】
請求項1~3の何れか一項に記載の軒先構造を施工する方法であって、
建築物の躯体に樋受け金具を固定する第1の工程と、
前記樋受け金具に、軒樋の建築物側の側面を取り付ける第2の工程と、
前記軒樋の内部に支持材を配設すると共に、その基端を前記軒樋の建築物側の側面に沿わせて固定し、他端を軒先側へ延在させる第3の工程と、
前記軒樋の開放上面を覆うようにカバー材を臨ませ、その上端を、建築物の外装下地に固定すると共に、その下端を、前記軒樋の軒先端に設けた係合部に連絡させる第4の工程と、からなることを特徴とする軒先構造の施工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軒樋を安定に且つ高い支持強度にて保持でき、上下何れから突発的な応力が加えられても軒樋やカバー材の破損等を防止できる軒先構造、及びその施工法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、屋根の樋としては、軒先に設ける軒樋が一般的に広く知られている。
この軒樋を固定する構造(機構)としては、例えば特許文献1~3等に示されるものが広く知られている。
特許文献1には、軒樋と軒先前面との間隔をその下方において閉塞するカバー材を取り付け、該カバー材に設けた支持片(係止部)にて軒樋の一方の側面の上端(耳部)を係止する構造が記載されている。
特許文献2には、建物の外壁に固定する軒樋支持装置6に対し、多孔体5を含む上側部材3を上面側に、軒体本体1である下側部材4を吊り保持する構造が記載されている。
特許文献3には、外壁等に固定する軒樋カバー固定具1の基端側に軒樋Nの軒先側の側面の上端を吊り保持し、軒樋Nの他方側の側面の上端を上方からくわえ込むように固定する構造が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平5-38153号公報
特開2000-291213号公報
特許第5234278号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記特許文献1の構造では、軒樋自身の重量や雨水等による荷重も取付部である耳部に集中するため、軒先としての意匠性が乏しく、雨水を受けるためだけの機能のみを採用したものであり、見栄えが悪く、意匠性に乏しいものであった。
また、前記特許文献2の構造では、軒樋支持装置6に軒樋本体1等の下側部材4を吊り保持するので、この軒樋支持装置6の固定部分に、軒樋本体1の自重や全ての荷重が集中するため、片持ち状となって、降雪時等に破損する恐れのあるものであった。
さらに、前記特許文献3の構造でも、軒樋カバー固定具1の固定部4に、軒樋Nの自重や全ての荷重が集中するため、片持ち状となって、降雪時等に破損する恐れのあるものであった。
【0005】
そこで、本発明は、軒樋を安定に且つ高い支持強度にて保持でき、上下何れから突発的な応力が加えられても軒樋やカバー材の破損等を防止できる軒先構造、及びその施工法を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記に鑑み提案されたものであって、建築物の躯体に固定した樋受け金具に、建築物側の側面が取り付けられる軒樋と、水平状の横長面部と垂直状の縦面部とそれぞれと直交状の介在面部とを備え、前記軒樋の内部に配設されると共に、基端が前記軒樋の建築物側の側面に沿い、他端が軒先側へ延在する支持材と、前記軒樋の開放上面を覆うカバー材と、からなる軒先構造であって、前記カバー材の上端は、建築物の外装下地に固定され、その下端は、前記軒樋の軒先端に設けた係合部に連絡されていることを特徴とする軒先構造を提案するものである。
【0007】
また、本発明は、前記軒先構造において、軒樋の係合部は、支持材の軒先端に係合され、更に前記カバー材の下端と連絡されていることを特徴とする軒先構造をも提案する。
【0008】
また、本発明は、前記軒先構造において、支持材は、カバー材裏面に当接する支持面部を前記介在面部の上端に備えていることを特徴とする軒先構造をも提案する。
【0009】
さらに、本発明は、前記軒先構造を施工する方法であって、建築物の躯体に樋受け金具を固定する第1の工程と、前記樋受け金具に、軒樋の建築物側の側面を取り付ける第2の工程と、前記軒樋の内部に支持材を配設すると共に、その基端を前記軒樋の建築物側の側面に沿わせて固定し、他端を軒先側へ延在させる第3の工程と、前記軒樋の開放上面を覆うようにカバー材を臨ませ、その上端を、建築物の外装下地に固定すると共に、その下端を、前記軒樋の軒先端に設けた係合部に連絡させる第4の工程と、からなることを特徴とする軒先構造の施工法をも提案するものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の軒先構造は、軒樋の建築物側の側面を、建築物の躯体に固定した樋受け金具に取り付け、軒先端に設けた係合部を、建築物の外装下地に固定したカバー材にて引っ張るように保持している構造であって、軒樋の左右端を安定に保持できる。さらに、軒樋の内部に水平状の横長面部と垂直状の縦面部とそれぞれと直交状の介在面部とを備える支持材が配設されているので、下面側から突発的な応力が加えられても、この支持材の補強作用で軒樋の破損等を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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