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公開番号2023129087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-14
出願番号2022033865
出願日2022-03-04
発明の名称ズームレンズ及び撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/16 20060101AFI20230907BHJP(光学)
要約【課題】例えば、長焦点距離、高ズーム比、およびズーム全域にわたる高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供する。
【解決手段】複数のレンズ群を有し、複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群(B1)と、負の屈折力の第2レンズ群(B2)と、少なくとも1つのレンズ群を含む後群(B3~B5)とからなるズームレンズであって、ズーミングのために、第1レンズ群は移動せず、隣り合うレンズ群の間隔は変化し、第1レンズ群を構成するレンズの波長10μmにおける屈折率のうち最小の屈折率N10m、第1レンズ群の焦点距離f1、第2レンズ群の焦点距離f2は、所定の条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のレンズ群を有し、前記複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、少なくとも1つのレンズ群を含む後群とからなるズームレンズであって、
ズーミングのために、前記第1レンズ群は移動せず、隣り合うレンズ群の間隔は変化し、
前記第1レンズ群を構成するレンズの波長10μmにおける屈折率のうち最小の屈折率をN10m、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
2.15<N10m<4.10
-15.00<f1/f2<-6.20
なる条件式を満足し、
波長10μmにおける屈折率をN10、波長10μmにおけるアッベ数をν10として、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群のうち少なくとも一方は、
0.0<-N10-0.025×ν10+11<12.0
なる条件式を満足するレンズを含み、
波長8μmにおける屈折率をN8、波長12μmにおける屈折率をN12とするとき、ν10は、
ν10=(N10-1)/(N8-N12)
なる式で表されることを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
望遠端での前記第2レンズ群の横倍率をβ2t、広角端での前記第2レンズ群の横倍率をβ2wとするとき、
5.0<β2t/β2w<23.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第1レンズ群のうち最も物体側のレンズの物体側の面から像面までの光軸上での長さをTDt、望遠端での前記ズームレンズの焦点距離をftとするとき、
0.60<Tdt/ft<3.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1レンズ群は、
2.15<N10<4.20
なる条件式を満足する屈折率を有する負レンズを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記ズームレンズを構成する全てのレンズの光軸上での厚みの総和をΣt、広角端での前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
0.80<Σt/fw<3.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記後群のうち最も物体側に配置された正の屈折力のレンズ群の焦点距離をfp2とするとき、
0.06<f1/fp2<0.30
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項7】
正レンズの焦点距離をf1p、負レンズの焦点距離をf1nとするとき、前記第1レンズ群は、
-0.90<f1p/f1n<-0.10
なる条件式を満足する正レンズおよび負レンズを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項8】
前記第1レンズ群において最も物体側に配置された正レンズにおける物体側のレンズ面の曲率半径をR1、該正レンズにおける像側のレンズ面の曲率半径をR2とするとき、
-12.00<(R1+R2)/(R1-R2)<-0.50
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項9】
広角端での前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
5.00<f1/fw<27.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
【請求項10】
広角端から望遠端への前記第2レンズ群の像面に対する相対的移動量をM2、広角端での前記ズームレンズの焦点距離をfw、但し、前記相対的移動量は、前記第2レンズ群が像面の方へ移動する場合を正とするとき、
1.00<M2/fw<16.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズ及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、焦点距離が可変の遠赤外線ズームレンズが知られている。また、遠赤外線センサの高画素化やセンサピッチ縮小に伴い、遠赤外線ズームレンズはより高い光学性能が求められている。特許文献1には、物体側から像側へ順に、正の屈折率の第1レンズ群と、負の屈折率の第2レンズ群とを有するズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-186070号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のズームレンズにおいて、さらなる高ズーム比かつ望遠端でのさらなる長焦点距離のズームレンズを得るのは、望遠端での軸上色収差および倍率色収差、広角端での倍率色収差、並びにズーム全域にわたる像面湾曲変動(高い光学性能)の点で困難である。
【0005】
本発明は、例えば、長焦点距離、高ズーム比、およびズーム全域にわたる高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、複数のレンズ群を有し、前記複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群と、負の屈折力の第2レンズ群と、少なくとも1つのレンズ群を含む後群とからなるズームレンズであって、ズーミングのために、前記第1レンズ群は移動せず、隣り合うレンズ群の間隔は変化し、前記第1レンズ群を構成するレンズの波長10μmにおける屈折率のうち最小の屈折率N10m、前記第1レンズ群の焦点距離f1、前記第2レンズ群の焦点距離f2は、所定の条件式を満足する。
【0007】
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えば、長焦点距離、高ズーム比、およびズーム全域にわたる高い光学性能の点で有利なズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1におけるズームレンズの広角端での断面図である。
実施例1におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。
実施例2におけるズームレンズの広角端での断面図である。
実施例2におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。
実施例3におけるズームレンズの広角端での断面図である。
実施例3におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。
実施例4におけるズームレンズの広角端での断面図である。
実施例4におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。
実施例5におけるズームレンズの広角端での断面図である。
実施例5におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。
実施例6におけるズームレンズの広角端での断面図である。
実施例6におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。
各実施例におけるズームレンズを備えた撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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