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公開番号
2023128588
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2023-09-14
出願番号
2022033024
出願日
2022-03-03
発明の名称
釣り具
出願人
コトブキ産業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01K
85/02 20060101AFI20230907BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】太刀魚等の魚の喰いつきに伴って、タイミングよく釣り針を飛び出させて、釣果を上げることが可能な釣り具を提供する。
【解決手段】外側に突出した針を内側に弾性的に変形させた状態で、内部シリンダー12を外部ケーシング10の内部に挿入することで、魚用釣り針14は、外部ケーシング10の下端部に収納され、固定機構15は、魚用釣り針14の針が外部ケーシング10の下端部に収納された状態で内部シリンダー12を外部ケーシングの内部で一時的に固定させ、ボタン16は、押下により、固定機構の固定を解除し、規制部17は外部ケーシング10の内部に挿入された内部シリンダー12が下方にスライドした際に内部シリンダー12の一部を規制する釣り具。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
上端部が塞がれるとともに、釣り糸に接続され、下端部が開口された筒状の外部ケーシングと、
前記外部ケーシングの下端部の側面に固定され、釣り餌が取り付け可能な餌用釣り針と、
前記外部ケーシングの下端部から内部に向かってスライド可能に挿入される内部シリンダーと、
前記外部ケーシングの上端部の内面と、前記内部シリンダーの上端部の内面との間に挿入され、前記内部シリンダーを下方に付勢する弾性体と、
前記内部シリンダーの下端部に設けられ、外側に突出した針を内側に弾性的に変形させた状態で、前記内部シリンダーを前記外部ケーシングの内部に挿入することで、前記外部ケーシングの下端部に収納される魚用釣り針と、
前記魚用釣り針の針が前記外部ケーシングの下端部に収納された状態で、前記内部シリンダーを前記外部ケーシングの内部で一時的に固定させる固定機構と、
前記外部ケーシングの側面で、前記餌用釣り針の近傍に設けられ、押下により、前記固定機構の固定を解除するボタンと、
前記外部ケーシングの下端部に設けられ、前記外部ケーシングの内部に挿入された前記内部シリンダーが下方にスライドした際に、前記内部シリンダーの一部を規制する規制部と、
を備え、
前記ボタンが押下されると、前記弾性体により、前記内部シリンダーが下方にスライドされ、前記内側に弾性的に変形した魚用釣り針の針が外側に突出する、
釣り具。
続きを表示(約 70 文字)
【請求項2】
前記魚用釣り針は、平面視で、前記餌用釣り針に対して直角の位置に設けられる、
請求項1に記載の釣り具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、釣り具に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、釣り具に工夫を凝らして釣りを円滑にしたり釣果を向上させたりする技術は多く存在する。例えば、実用新案登録第3176180号公報(特許文献1)には、釣り糸に連結されて釣りに供されるルアーが開示されている。このルアーは、ルアー本体と、第1釣針と、保持部材と、を備える。ルアー本体は、内側に釣針収納部を有するとともに、釣り糸に連結される。第1釣針は、一端部に作用部を有し、他端部にフック部を有し、作用部がルアー本体から突出してフック部が釣針収納部に収納される収納位置と、作用部に対する魚の捕食動作によってフック部がルアー本体から突出される突出位置との間を、ルアー本体によって移動可能に支持される。保持部材は、第1釣針を収納位置に保持するとともに、魚の捕食動作により第1釣針の収納位置から突出位置への移動を許容する。これにより、保管箱等での保管時の保管スペースが少なくて済み、取り扱い時の第1釣針によるけがを防止し、取り扱い時や水面等への投入時や投入後の引き寄せ時等に第1釣針が近くの人や草木や水草や岩等に引っ掛かることを防止することが出来るとしている。
【0003】
又、特開2016-93105号公報(特許文献2)には、錘を先端に配し、その錘に、錘の後方に延び出す直線の胴を有する釣り針を取り付けた太刀魚用テンヤが開示されている。この太刀魚用テンヤは、ガイドパイプと、止め針と、吊り紐と、引き紐とと、回り止め部とを備える。ガイドパイプは、先端部を錘に固定してその錘の後方に直線的に延び出させたものであり、内部に釣り針の胴がスライド自在に挿入される。止め針は、ガイドパイプの外周に固定されたものであり、餌取り付け用である。吊り紐は、テンヤが水平に吊り下がる荷重バランス点において錘に接続されるものであり、伸縮可能な弾性体である。引き紐は、釣り針に直接又は間接的につながれる。回り止め部は、釣り針の回転を阻止する。そして、吊り紐と引き紐が道糸への連結具に接続され、釣り針を胴がガイドパイプから最大に抜け出す方向にスライドさせた状態でテンヤが吊り紐によって吊下げられ、その状態から吊り紐が引き伸ばされたときに、釣り針が引き紐によって錘側に引き動かされるようにしている。これにより、餌に喰いついた太刀魚に対する太刀魚用テンヤの針掛かりが効果的に起こるようにし、これにより釣り逃がしを減らして釣果を高められるとしている。
【0004】
又、特開2019-47762号公報(特許文献3)には、錘と、直線の胴を錘に取り付けて錘の後方に延び出させた釣り針を有する太刀魚用テンヤが開示されている。この太刀魚用テンヤは、釣り針は、針先側と錘に胴の先端が固定される側とに分割されて針先側が前部側に対して回動可能に結合され、その結合は、胴の長手方向に対して直角かつ水平なヒンジピンを用いて行なわれている。この太刀魚用テンヤは、止め針と、吊り紐と、引き紐と、ワイヤーと、ワイヤー戻り規制ストッパと、針先側復帰用弾性体と、回動角規制ストッパとを有する。止め針は、前部側の胴の上部外周に固定された餌を取り付け、吊り紐は、テンヤが水平に吊り下がる荷重バランス点において錘と道糸との間に介在されるもので、伸縮可能な弾性体である。引き紐は、上端が吊り紐の上端に繋がれ、吊り紐の自由長よりも長さの長く構成される。ワイヤーは、錘に設けたガイド孔に通されて後端が胴よりも下側において釣り針の針先側に連結されており、ワイヤー戻り規制ストッパは、ワイヤーの前端に設けられている。針先側復帰用弾性体は、釣り針の針先側を原位置に復帰させ、回動角規制ストッパは、釣り針の針先側がワイヤーに引かれて回動して針先が上向きとなった位置でワイヤーの動きを規制する。次に、ワイヤーの前端が引き紐の下端につながれており、ワイヤー戻り規制ストッパがワイヤーの戻りを規制して釣り針の針先側の復帰方向回動を阻止した位置で針先側が原位置に保持される。又、吊り紐が引き延ばされたときに引き紐がワイヤーを引っ張って釣り針の針先側が回動角規制ストッパによる回動規制を受けるところまで原位置から回動するように構成されている。これにより、喰いついた太刀魚に対する針掛かりが効果的に起こり、さらに、針掛り状態の保持も安定してなされるようにして釣果を高められようにするとともに、コストの引き下げも実現可能となすとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実用新案登録第3176180号公報
特開2016-93105号公報
特開2019-47762号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
太刀魚釣りにおいて、太刀魚は釣り餌のキビナゴを咥えた状態で遊泳し、食する際に一気に餌を食い込む習性があるため、太刀魚に釣り針を引っ掛けるフッキングが難しく、太刀魚を取り逃がすことが多いという課題がある。
【0007】
ここで、特許文献1に記載の技術では、魚の捕食動作により第1釣針が突出されるため、フッキング率を高めることが出来るものの、魚の捕食動作に適切に対応して第1釣針が動作するかどうか不明である。
【0008】
又、特許文献2に記載の技術では、太刀魚が餌に喰いついた際に、吊り紐が引き延ばされて、釣り針の銅がスライドして、釣り針の針先が太刀魚に突き刺さる構成である。又、特許文献3に記載の技術では、太刀魚が餌に喰いついた際に、吊り紐が引き延ばされて、吊り紐の引きに伴って引き紐とワイヤーが引き動かされ、釣り針の針先が回動して太刀魚に突き刺さる構成である。これらの構成では、吊り紐が引き延ばされる必要があり、太刀魚の喰いつきのタイミングに合わせて釣り針を飛び出させることが出来ないという課題がある。
【0009】
そこで、本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、太刀魚等の魚の喰いつきに伴って、タイミングよく釣り針を飛び出させて、釣果を上げることが可能な釣り具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る釣り具は、外部ケーシングと、餌用釣り針と、内部シリンダーと、弾性体と、魚用釣り針と、固定機構と、ボタンと、規制部と、を備える。外部ケーシングは、上端部が塞がれるとともに、釣り糸に接続され、下端部が開口されており、筒状に構成される。餌用釣り針は、前記外部ケーシングの下端部の側面に固定され、釣り餌が取り付け可能である。内部シリンダーは、前記外部ケーシングの下端部から内部に向かってスライド可能に挿入される。弾性体は、前記外部ケーシングの上端部の内面と、前記内部シリンダーの上端部の内面との間に挿入され、前記内部シリンダーを下方に付勢する。魚用釣り針は、前記内部シリンダーの下端部に設けられ、外側に突出した針を内側に弾性的に変形させた状態で、前記内部シリンダーを前記外部ケーシングの内部に挿入することで、前記外部ケーシングの下端部に収納される。固定機構は、前記魚用釣り針の針が前記外部ケーシングの下端部に収納された状態で、前記内部シリンダーを前記外部ケーシングの内部で一時的に固定させる。ボタンは、前記外部ケーシングの側面で、前記餌用釣り針の近傍に設けられ、押下により、前記固定機構の固定を解除する。規制部は、前記外部ケーシングの下端部に設けられ、前記外部ケーシングの内部に挿入された前記内部シリンダーが下方にスライドした際に、前記内部シリンダーの一部を規制する。前記ボタンが押下されると、前記弾性体により、前記内部シリンダーが下方にスライドされ、前記内側に弾性的に変形した魚用釣り針の針が外側に突出する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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